一昨日のブログの続きです。
エルフードで大型バスが駐車していたのは化石工房の駐車場です。まず化石工房を見学。あちらに見える大理石採掘の山から化石が採れるのだとか。
アンモナイト、オルソセラス 、三葉虫・・・。化石が入った大理石が大量に置いてあります。上2枚の写真はテーブルに加工するのでしょうか。大理石の板を磨く工程を見物しました。
エルフードから大型バスに乗ってワルザザードへ向かって出発。約8時間の行程で、途中トドラ峡谷に立ち寄ります。
30分ほど進むと奇妙な地形が現れます。小さな小山が連続しているのです。これは「カナート」と呼ばれる灌漑設備。
小山に上ると中央に穴が・・・、15m下に水路があるのです。
(WIKIPEDIAより抜粋)山麓の扇状地などにおける地下水を水源とし、蒸発を防ぐために地下に水路を設けたものである。山麓に掘られた最初の井戸で水を掘り当ててその地点から横穴を伸ばし、長いものは数十kmに達する。水路の途上には地表から工事用の穴が掘られ、完成後は修理・通風に用いられる。水路が地表に出る場所には、耕地や集落のあるオアシスが形成されている。耕地では小麦、大麦に加え、乾燥に強いナツメヤシ、近年では綿花やサトウキビなどの商品作物の栽培が行われている。〈抜粋終わり)
エルフードを出発して1時間、行く手に異変があるようです。車やバスが対向車線を引き返してくるのです。この先の川が豪雨のため増水し、道〈橋〉が冠水して通行できないのだとか。運転手さんは状況を把握するために現場まで行くことに決めたようです。いざというときにはUターンできる場所に停車、私たちも現場まで歩いて行きます。
これが冠水している道〈橋)、濁水がかなりの高さで溢流しています。
運転手さんは「3時間後には少し水が引き、通れるようになるのでそれまで待つ」と決めたようです。(後で聞いたところでは別の道を行くと240kmほど長い距離を走ることになるのだそうです。まさに船に乗ったら船頭に従えですね。)
ツアーディレクターの三輪さんは停車したところで開かれていた青空市場でバナナを購入し、ツアー参加者に配ってくれました。
お腹が空いていたこともありますが、「甘い、おいしい」バナナでした。私はこういうときのために持って来た雑誌「致知」を読んでいると3時間5分があっと言う間に過ぎ・・・、いよいよ車が動き出すようです。
前のセダンが冠水した道を進みます。数人の人が後ろを押して・・・運転手さんは左にハンドルを切りつづけ何とか川を渡りきりました。
今度はわがバスの番、右側の端に近寄り、少しヒヤリとしましたが、無事に渡りきりました。
三輪さん、今度はお腹の足しにとケーキを・・・。
車窓の景色です。山に書いた文字、面白い雲・・・。
アトラス山脈の南、エルラシディアとワルザザードを結ぶのが「カスバ街道」。昔から交易のために使われてきた道です。
どうやら、カスバ街道に入ったようです。これからワルザザードまではカスバ街道を進むのです。
3時間15分道草を食ったこともあり、エルフードを出発して6時間後〈16時頃)昼食場所に着きお昼を頂きました。肉団子のタジンです。
続きは明後日のブログで。
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