末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

アントワープの思い出 2 聖母大聖堂 その2

2011-11-15 16:22:27 | 海外旅行
聖堂内部

祭壇画に続いて今日は聖堂内部にある美術品を紹介します。

聖母マリアの絵

聖母マリアの絵

中央通路と翼廊が交差する場所で、いわゆる大聖堂交差塔の
地上43メートルに、直径50糎のカンバス上に、
息を呑むような円形の絵画あります。

それは、天使の群れに囲まれて、
晴れやかな光の中を天に昇る聖母が描かれています。
アントワープアーティストのCornelis Schutが1647年に完成したものです。

聖母マリアの絵がある天井

祈りのアントワープの聖母 

                                        
アントワープの聖母
 
           

16世紀に作られた180センチメートルの
イエスを腕に乗せた着色した木製の聖母像。

宝石で飾られた大きな金の笏と王冠をつけたこの像は
気高さを表現しています。
なお定期的に、他の衣類に代えられるとか。

大理石の聖母

大理石の聖母

作者不明のこの大理石の像は14世紀頃作られたものです。
聖母の静かな微笑み、それに小さなイエスが右手で聖母の頬をなでる仕草は
一層魅力を増しています。

説教壇

説教壇

1713年に作られたこのオーク材の説教壇で
1804年から聖母大聖堂に置かれているものです。

パイプオルガンと木箱


パイプオルガンと木箱

聖母大聖堂には2つのオルガンがありますが
この古い方のパイプオルガンは、1891年に作られたものです。
そして巨大なバロック式の木箱は器官自体よりはるかに古く
1657に作られたものです。


懺悔室

懺悔室

大聖堂の身廊の北側の壁に1700年頃アントワープで作られた
豪華なオーク製の懺悔室の3群があります。

特に注目すべきなのは仕切りの前に立つ24の等身大の彫刻です。
片側には十二使徒があり、他には12人の女性像が立っています。