末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

ベルギーの古城の思い出

2011-11-24 14:20:38 | 海外旅行

アンヌボア城の「The Big Bouillon」(借物写真)

ベルギー南部のアルデンヌ地方は
フランス、ドイツ、ルクセンブルグと国境で接しており

古代から交通・戦略上の要衝にあり、中世から18世紀にかけて
数多くの城や要塞が建てられました。

豊かな清流と森が織りなす自然の美しさでも知られ
古城が点在する鬱葱とした緑の丘陵地帯は
詩人や画家たちに愛されてきた珠玉の場所です。

この時の旅では、アンヌボア城とベーブ城を見たり
アルデンヌの山地を流れるミューズ川でのクルーズを
したりの一日を過ごしました。

クルーズはビデオだけ撮っていたのか、写真がみつかりませんでした。


アンヌボア城 Chateau d'Annevoie


アンヌボア城 この建物は1627年より順次建て増しされたもの。中には入りませんでした。

1758年、シャルル・アレクシ・ド・モンペリエが城主となり
城館や庭園を設計しました。

広大な庭園には、イタリア、フランス、イギリス式に造営されており
機械やポンプを一切使用しない噴水や池、水路などを
緻密な計算の上に巧みに配した600坪の美しい庭園です。

この城の英文ホームペジを見ると各場所に名前がついていますが
ベルギー語からの英訳が悪いのか、理解しにくいものもあります。
またそこには素敵な写真がありましたので、利用しました。

The Big Bouillon

The Big Bouillonを背景に

この噴水は、その扇状の形のために「ネプチューンのカフス」とも呼ばれます。
ところでbouillonはフランス語でスープ。これはどういう名付け?

The Big Spitter

The Big Spitter(借物写真)

高さ7メーター以上の噴水ですが
ここより高い所にある後出の大きな運河によって水が供給されるため
ポンプが不要なのです。

これ別の噴水?

The French Cascade

The French Cascadeフランス式の小さな滝(借物写真)

この滝は庭園でも最も古いものの一つで
厳密なシンメトリックで直線的な形状は
フランス古典主義を示しています。

The Water Steps

The Water Steps(借物写真)

The Water Stepsは、ベルギーでただ一つある水の階段で
機械を必要としないために、1760頃構築されて以来
正常運転を続けているとのことです

The Water Stepsを背景に

The Stretches of water

The Stretches of water(借物写真)

この魅力あるな小さな滝の列のせせらぎの音は
庭のこの付近の静寂な雰囲気に調和しています

The French Drive


The French Drive(借物写真)

The French Drive(フランス通り)は
シンメトリー、遠近法、高低二つの箱型の木に囲まれた花壇等
フランススタイルの特徴を持ったものです。

Neptune’s Cave

Neptune’s Cave(借物写真)

Neptune’s Caveは、ローマの海の神ネプチューンの彫像がある人工洞窟です

The Grand Canal

The Grand Canalを背景に

この大運河は、単に連通管によって
庭の各所の泉、滝、噴水に必要な圧力を供給するための
主な貯水池になっています。

大運河はRouillon谷の斜面の1つのに位置し
大運河に水を供給する泉は、この谷の反対の斜面にあります。
中世にこのような設備を作った事に感心させられます。


ベーブ城Chateau de Veves


ベーブ城

次に訪れた小高い丘の上に建つベーブ城です。
城に向かう道の両側には森があり、静かな雰囲気が漂っていました。

上から見ると星型に見える5つの尖塔が特徴的な
15世紀の要塞建築を代表する建築物のひとつです。

ベーブ城を背景に。お粗末様です。

創建は8世紀といわれるており、13世紀には破壊と再建、
15世紀に火事になり再建され、五つの円塔が特徴的な現在の姿になりました。

17世紀から18世紀にかけては内部が改造され
城内には18世紀の生活ぶりを偲ばせる家具や装飾で装飾されましたが
内部の写真は残念ながらありません。

ベーブ城(借物写真)