おおさか維新の会は3月26日、初の定期党大会を大阪市のホテルで開いた。
統治機構改革などを盛り込んだ憲法改正案を承認、「責任改革野党」として政権交代を目指すとする2016年度活動方針を採択した。
松井代表(大阪府知事)は終了後、「夏の参院選で憲法改正の国会発議に必要な3分の2以上の勢力を取る」と述べ、自民党などと合わせた勢力確保にあらためて意欲を示した。
党法律政策顧問を務める橋下前代表は大会に不参加。
参院選公約に反映させる改憲案は、(1)道州制導入などの統治機構改革、(2)幼児から大学までの教育費無償化、(3)憲法解釈の権限を持つ憲法裁判所を最高裁とは別に創設が柱で、安倍首相が意欲を示す戦力不保持を定めた憲法9条2項の改正や緊急事態条項の新設には言及しなかった。
活動方針案には昨年5月の住民投票で否決された大阪都構想を再構築して推進、副首都化と道州制を実現すると掲げた。
おおさか維新は結党後、総支部を広島など大阪府以外の16都府県で設立。
参院選や同日選を見据えた衆院選の候補者擁立作業を加速させる。
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