米アップルがスマートフォン「iPhone」の旧機種について、消費者に情報を開示せずに基本ソフト(OS)の更新で動作速度を意図的に遅くしたため新機種の購入を迫られたとして、米国各地の所有者が12月23日までに、アップルを相手取って損害賠償を求める訴訟を起こした。
米メディアが伝えた。集団訴訟に発展する可能性がある。
AP通信によると、中西部イリノイ、オハイオ、インディアナ、南部イースカロライナ各州の所有者計5人が12月21日、シカゴの連邦裁判所に提訴。
西部ロサンゼルスでも同様の訴訟が起こされた。
アップル側は、ソフト更新は電池の劣化による不具合を避け「顧客に最高の経験を届けるためだ」と説明している。
原告は、旧機種のアイフォーン7を持っていたが、新機種のアイフォーン8に買い替えた消費者らが含まれている。
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