ネパールで11、12月に実施された新憲法下初の下院選は12月23日、同日までの開票で親中国の野党統一共産党(UML)と、ネパール共産党毛沢東主義派(毛派)でつくる左派連合が勝利する見通しとなった。
中国とインドに挟まれたヒマラヤの要衝ネパールで近く中国寄りの政権が発足する可能性が高い。
親インドの与党、ネパール会議派が敗北したとみられる。
隣国インドは、ネパールで進む中国のインフラ開発と「脱インド依存」に神経をとがらせており、中国・ネパールとインド間の緊張が高まる可能性がある。
地元紙によると、下院275議席のうち、小選挙区165議席の110議席以上を左派連合が確保した。
比例代表で選ぶ110議席でも左派連合の勝利が確実な情勢だが、比例当選者確定の手続きを巡る政党間協議が続いており、公式結果発表が遅れている。
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