ロシア外務省は12月6日、ロシアが実効支配する北方領土出身のロシア人が米国で米国永住権(グリーンカード)を申請する際に、出身国を日本と記すよう米国務省が規定していることに「1945年の決定でグリール諸島(北方領土と千島列島)はソ連に帰属する。 第2次大戦の結果に疑義を呈するものだ」と反発する声明をツイッタで発表した。
北方領土を事実上管轄するロシア極東サハリン州のインーターネットメディア「サハリンとクリール」が10月、抽選でグリーンカードを与える米国務省の応募規定の中に、北方領土出身者は「日本出身」と明記するよう規定されていると報道。
「米国はクリールからの移民に居住国を日本と表記するよう強制している」と批判していた。
米国務省のホームページによると、応募規定では「歯舞群島、色丹、国後、択捉各島で生まれた人は日本出身。 サハリン南部で生まれた人はロシア出身」と記入するよう求める注意書きがある。
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