若者を手なずけて性的行為などを要求する「グルーミング」に関連し15~24歳を対象とした調査で、1割がオンラインで知り合った見知らぬ相手から性的な会話を振られたり、性的な写真を求められたりしたことがあるとの分析結果を、追手門学院大などのクループが7月6日までにまとめた。
9割以上は要求を受けても誰にも相談していなかったことも判明、桜井教授は「若者が直接相談できる窓□を周知する必要がある」と指摘している。
グルーミングを巡っては、2023年の刑法改正で、16歳未満に対しわいせつ目的で面会を求めた場合に罪に問われる「わいせつ目的面会要求罪」などが新設された。
今回の調査ではグルーミングを「信頼関係を装って巧妙に子どもに近づき、大人との性行為を正しいと思わせたりして、実際の行為に持ち込む手なずけ」と定義した。
脅したり、甘い言葉で誘われたりして会うことを要求されるなどの経験があるかを複数回答で聞いたところ、12・4%が、いずれかの経験が「ある」とした。
性的な写真を送るよう頼まれるなど性的要求に限定しても9・5%が経験していた。
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