工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

安楽寺の茅葺きの門の前は、紅葉の道が清冽なうつくしさ!

2009年12月02日 | Weblog
安楽寺は、通常は非公開で、桜、つつじ、さつきの咲く花期と11月の土、日、祝

日のみ、公開している寺で、観光ずれがしていなくて、清冽な美しさがある寺で、

住職の方が、本堂内で、安楽寺の歴史を説明してくれました。

後鳥羽上皇から寵愛を受けていた、女官の松虫姫、鈴虫姉妹は、容姿端麗、教養

あり、他の女官からの嫉妬もあり、虚飾に満ちた御所での生活に苦悩し、

出家を望むようになった。  法然上人の清水寺での説法を聞き、

夜中に御所を忍び出て、法然上人の弟子の住蓮上人、安楽上人より、剃髪出家

し、出家した。 尼僧になった時は松虫姫19才、鈴虫姫17才!

寵愛していた2人が出家した上皇は激怒し、この出来事を口実に専修念仏教団

を弾圧し、住蓮、安楽上人を斬首し、法然上人、親鸞聖人を流罪にした。

その後、流罪地から帰京した、法然上人が、両上人の菩提を弔うために

「住蓮山安楽寺」を作り、天文年間(1532~55)に現在地に本堂が再建

された。


安楽寺は銀閣寺、法然院からの山の斜面にある道にあり、哲学の道歩いて
いくより、静かで、道の紅葉も楽しめます


茅葺きの門に紅葉   浄土宗元祖の法然上人の弟子、住蓮、安楽が草庵を
作った跡地に、法然上人が復興した寺なので、門は庵の面影を伝えている。


本堂


境内


石塔


本堂内の庭   さつき、つつじの庭


境内からも門


あざやかな紅葉