こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2011年5月29日 日曜日 雨が永遠に降り続ける/「ヒア・カムズ・ザ・レイン・アゲイン」

2011-05-29 17:35:21 | 音楽帳
14:30付けっぱなしのラジオ。
起きてお茶とタバコで一服する。



外は、金曜日の夜から雨が降り続いている。
雨はやむ気配は一切無い。



頭の中には、ユーリズミックスの名曲「ヒア・カムズ・ザ・レイン・アゲイン」が浮かんだ寝起き。
まずは、曲を聴こうと思う。

【YOUTUBEでは埋め込み禁止なので、Wクリックして見て下さい。
オリジナルMTVです。】


歌詞は和訳するまでも無く、実に解かりやすい英語で、そのままの方が伝わるので、英語で記載する。

■ユーリズミックス「ヒア・カムズ・ザ・レイン・アゲイン」
Here comes the rain again
Falling on my head like a memory
Falling on my head like a new emotion
I want to walk in the open wind
I want to talk like lovers do
I want to dive into your ocean
Is it raining with you

So baby talk to me Like lovers do
Walk with me Like lovers do
Talk to me Like lovers do



Here comes the rain again
Raining in my head like a tragedy
Tearing me apart like a new emotion

I want to breathe in the open wind
I want to kiss like lovers do
I want to dive into your ocean
Is it raining with you

So baby talk to me Like lovers do



Here comes the rain again
Falling on my head like a memory
Falling on my head like a new emotion
(Here it comes again, here it comes again)
I want to walk in the open wind
I want to talk like lovers do
I want dive into your ocean
Is it raining with you



***

このシングル・カットされた「ヒア・カムズ・ザ・レイン・アゲイン」は、ユーリズミックスの3枚目のオリジナル・アルバム『タッチ』に収録されている名曲。
アルバムのA面1曲目。


アルバム『タッチ』は、1984年1月21日に日本発売された。

ツーリストというバンドが解散し、その中に居たアニー・レノックスとデイヴ・スチュアートがデュオを組んだのが、ユーリズミックス。
過去、2人は恋人関係にあったようだが、その後、関係を解消しながらも共に活動した。

ファースト・アルバム『ザ・ガーデン』は故コニー・プランクがプロデュースしたが、一部のコアなファンのみにしか聴かれなかった。



私は、このアルバムから、1982年6月頃にFM東京の土曜日夜中3:00から放送されていた「スタジオテクノポリス27」(ピーター・バラカンさん&矢野顕子さんがDJ)で、初めて「ベリンダ」というポップでキャッチーな曲を聴いたのが、思えばユーリズミックスとの初めての出会いだった。

ユーリズミックスに大きな変化をもたらすのが、2枚目のアルバム『スウィート・ドリーム』にも収録されたシングル「スウィート・ドリーム(アー・メイド・オブ・ディス)」の世界的なヒット。



YAZOO、デペッシュ・モードなどと共に、当時、流行し出した「MTV」を伴ってイギリスのテクノが世界進出を果たし、勢いを持って波及・拡散した。

***

私は「ヒア・カムズ・ザ・レイン・アゲイン」のMTVをテレビ「ポッパーズMTV」(ピーター・バラカンさんの選曲番組)で見たが、元々中性的で美形のアニー・レノックスが化粧無しの姿で現れるが、最後の灯かりを持ちながら海辺の崖をおぼつかない足取りで歩くシーンがとても好きだった。


当時のユーリズミックスにかかっては、この程度の名曲はお茶の子さいさい、即出来てしまう勢いがあった。

アルバム『タッチ』が発売される前に、1983年にシングル・カットされていた「フーズ・ザット・ガール?」「ライト・バイ・ユア・サイド」もこのアルバムは収録されている。

個人的には、アルバム『タッチ』は、3枚のシングル以外の曲に余り新しいものを見い出せなくて、アルバムとしては「んんんん・・・可もなく・不可もなくだな」と思っていたのが、正直な感想。


【ミュージック・マガジンのレコード・レビューは、小嶋さちほさん】

***

1984年1月と言えば、YMOが「散会」した後。
これからどうしようか・・・という不安なおももちでもあった。


【1984年1月6日の「オリコン」トップ20 いかに日本のメジャーシーンに何も音楽らしき音楽がなかったかが解かる。】

しかし、手元にあるミュージック・マガジン1984年2月号を見ると、1984年1月には実に多様な素晴らしいレコードが発売されている[日本国内発売基準だが]。
ほとんど持っているが。
(あまり自分の関心を示さなかったアルバムを除いても)

・ジェネシス 「ジェネシス」

・ニュー・オーダー 「コンフュージョン」12インチ
・フェルト 「毛氈」
・TRA・スペシャル・ベルリン(カセット・ブック)

・デゥルッティ・コラム 「アナザー・セッティング」

・デゥルッティ・コラム 「ドゥー・トライアングルス」12インチ
・高橋幸宏 「タイム&プレイス」(1983年のソロ・ツアーを収めたもの)
・戸川純 「玉姫様」
・ヴァン・ヘイレン 「1984」

・ピテカントロプスの逆襲(メロン、桑原茂一が関わったクラブ「ピテカントロプス」の集団制作)

・フィリップ・グラス「コヤニスカッティ」(1月21日からゴッド・フリー・レジオの同名映画が「シネ・ヴィヴァン六本木」でロードショーされている)


***

雨は相変わらず降り続けている。
雨にまつわる曲はたくさんある。
「雨に歌えば(シンギング・イン・ザ・レイン)」なんてスキップ踏んで、傘をくるくるする気分にはなれない。

80年代が産んだ宝物のヴォーカリスト=アニー・レノックスは、アリソン・モエット、トレイシー・ソーンと並んで、自分の中では本当に偉大なる存在である。
そして「ヒア・カムズ・ザ・レイン・アゲイン」は、雨をテーマにした名曲。
ボクだけの1曲であることに間違いはない。

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19:26追記:

つい、YMOが聴きたくなり、1980年第二次ワールド・ツアーの最終公演、12月暮れの海外から帰った凱旋公演、武道館でのライヴ。
このツアーの1曲目に細野さんが指名した教授の「ライオット・イン・ラゴス」。



細野さんの特番まで2:30.
コメント (3)
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