これまた1枚、私が墓場にまで持っていく愛するゼルダのメジャー2枚目アルバム「カルナヴァル」。
そこにある「うめたて」という思い入れ深い曲。
東京人の生まれ育ちの80年代に熱い想いを持つ者にしか、本当のこの曲の偉大さは分からないと思うが。
イナカの人・80年代のリアルタイム状況を知らない人には関係ないし、無視してもらった方がありがたい。
分かる人にだけ向ける。
【小嶋さちほ】
【佐代子ちゃん】
「うめたて」
作詞:高橋佐代子
作曲:高橋佐代子・小嶋さちほ
編曲:ゼルダ・白井良明(ムーンライダーズ)
まいにち まいにち うめたて地に行くの
まいにち うめたて地に行く
わたしのめまいは空気と同化
灰色の空に舞い上がる
港が見える無人の夢
遠い島に住む赤いキリンの群れ(・・・これは東京湾から見える工場のエントツのことだと思っている)
窓の外は巨大な静けさ
空はただ続くばかり
飯場(はんば)・団地・工場
飯場(はんば)・団地・工場
飯場(はんば)・団地・工場
飯場(はんば)・団地・工場
飯場(はんば)・団地・工場
飯場(はんば)・団地・工場
飯場(はんば)・団地・工場
飯場(はんば)・団地・工場
真夜中に出かけよう
誰も居ない「東京原野」
真夜中に出かけよう
誰も居ない「東京原野」
真夜中に出かけよう
誰も居ない「東京原野」
真夜中に出かけよう
誰も居ない「東京原野」
飯場(はんば)・団地・工場
飯場(はんば)・団地・工場
飯場(はんば)・団地・工場
飯場(はんば)・団地・工場
飯場(はんば)・団地・工場
飯場(はんば)・団地・工場
飯場(はんば)・団地・工場
飯場(はんば)・団地・工場
まいにち まいにち うめたて地に行くの
まいにち うめたて地に行く
わたしの足元溶けて深く
海の底を歩きまわる
橋の向こうは誰も居ない遊園地
まばたきする間に駆けめぐる
まぼろしの中にかすむ
廃墟のカーニバル
ああ バスに乗って
ああ 川を越えて
ああ 橋を渡り
今日もうめたて地に行く
透明な境界線を見つけに
ララララー うめたて・・・・
****
サヨコ : ヴォーカル・クラリネット
さちほ : ベース・キーボード・パーカッション
フキエ : ギター・パーカッション
アコ : ドラム・パーカッッション・シンセサイザー・キーボード
「うめたて」ゼルダ
この曲の系譜に、戸川純の叫び、東京のきちがい的状況・ビートニクス「出口主義」がある。
【戸川純+ヤプーズ 「ヤプーズ計画】
【ザ・ビートニクス(=高橋幸宏+鈴木慶一) 「出口主義」】