Blog: Sato Site on the Web Side

「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

「2人~」へ(6)

2010年07月09日 | Weblog
いよいよ明日になりました。
「2人が見ている未来の美術」
14:00-16:00 snacにて。
予約していただけたら幸いですが、当日ふらっといらしても大丈夫です。

学生のみなさんは、「木村の知り合いです」「○○大学で授業とってます」などと言ってもらえたら、割引しますので、よろしく。

(10)くらいまでは、更新しようと思っていますが、昨日の夕方からしばらくはなにも書けませんでした。
風邪を引いてしまったようです(泣)。
けれども、なんだか楽しくなりそうでひとりでわくわくしています。

ひとつ、告白してしまうと、ぼくはこの企画でアポイントメントを取らせてもらうまで、高橋さんとも伊藤さんとも面識がありませんでした!高橋さんは、多分、ぼくが「ほふく前進」のワークショップに参加しているときにはその場にいらっしゃったに違いありませんが、お話しするタイミングがなく、というか、ぼくはあの日、ただの参加者の1人でしたから、そんなお話しをするという関係ではありませんでした。islandに関しては、結城さんとはよく話をさせてもらっていたのだけれど、伊藤さんとは、先週の土曜日islandではじめてご挨拶したのでした。ほとんど「会いたい!!」という熱意だけで踏み込んでしまったのです。そういうところがぼくにはあって、予感だけで動いてしまうというか、でも、予感を信じてみようと思うんです。少なくとも、お二人のお話しは、間違いなく面白いはずで、その点ではまったく心配していないです。

今日は、午後の最初の講義(美学)で「キャラ化と萌え」というタイトルの話をし(属性:アトリビュートというのは、バロック期のイコノロジーにも存在しているものだよねとかも話すつもりですが、基本的に『動物化するポストモダン』をかみ砕いて説明する予定)、その次の講義は、村松卓矢さんを迎えたダンスのワークショップの2日目で、火曜日に何人かの学生と『白鳥湖』見に行ったばかりだから、それはそれで盛り上がるだろうと、そして村松さんを車でお見送りしたら、あとは明日の準備にとりかかる、ということで、忙しい楽しい1日が、はじまります。

ところで、
「I日記」がしばらく止まっているので、ここでちょっとだけ書いてもいいでしょうか。
最近のIは、ひたすらしゃぶります。主に自分の右手の人差し指をちゅぱちゅぱし続けています。ときどきぼくの指を「がばっ!」っと掴んで瞬時に口に入れてしまったりします。「口唇期」ということなのでしょうか。この口に入れたい欲求というのは、幼児期なりの性的な表現なのでしょうか。あと、2人で夕飯食べていると、だいたいぐずって、「ぼくも!」という雰囲気で、おっぱいをせがみます。食べ物、というか食器に興味をもって、それを扱うさまをじっと見ています。真似の動作がまだみられないです。キラッキラしたものが大好きで、角度によって強く輝く赤い林檎のカードがお気に入りで、まぶしさに一瞬くらっとして、その後しばらく眺め続けています。ずっと思っているのは、この言葉をしゃべらない時期というのが、彼と過ごす人生のなかでとても貴重なものに感じられるということです。言語を話す動物が人間だとしたら、Iはまだ人間ではない。この人間であることから距離のあるいまの時期のIとは、あと数ヶ月でお別れしなきゃならない。それがいまからもう淋しい。

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