Blog: Sato Site on the Web Side

「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

生牡蠣

2006年10月31日 | Weblog
10/30
昼にM先生を頼って日本女子体育大学の図書館を利用させてもらう。しばらく研究のために毎週通おうと思っている。もちろん「ダンス研究のために」であって「九割五分がトレパンとジャージ姿の女子大学の学生の生態研究のために」ではない。個人的に探していても限界があり、さすがに舞踊科のある大学は違うと無知の涙をところどころで流す。本当はビデオを見せてもらおうと思っているのだが、蔵書を見ている内に時間は過ぎ、来週に持ち越しとなった(図書館所蔵のビデオ、モダンダンス関連はあるのに、ポストモダンダンスは皆無。バレエはすごいたくさんあるやっぱアートなんつーものよりエンタメが圧倒的に強いのだな)。

夜に銀座でAの父君におごってもらい生牡蠣をたらふくいただく(昼はM先生に「特定」=特別定食ごちそうになったから、今日はご飯代0円の日だ!)。あまり頻繁には経験できないのではありますが、経験するたび思うのは、旨いものというのはなにやらドラッグ的ですね(って風邪薬くらいしかドラッグ知りませんけど)。口に入れた瞬間、まず黙る、そして目をつぶる、すると眼の中がチカチカ光る気がしてくる。時間の進み具合がおかしくなる。なんかささやかながらぐっと来る短編物語でも読んだような充実感がひろがり、あっという間に口から消えてしまったものへのちよっと切ないようなメランコリックな気持ちと満足感がエンディングを飾る(ああ、いつか味覚論やりたいなあ、誰か研究費を!)。まさに「トリップ」ですね、こりゃ。それにしても、牡蠣が胃をかけめぐり白ワインのプールで暴れたかしたようで、帰りはずいぶんな酔っぱらいになってしまった!


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岩渕さん、コメントありがとう。レスします、しばしお待ちを。

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