Blog: Sato Site on the Web Side

「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

最近購入の本とか

2005年12月30日 | Weblog
ディドロ『絵画について』(佐々木健一訳、岩波文庫)
レヴィナス『全体性と無限』(熊野純彦訳、岩波文庫)
宮下誠『20世紀絵画 モダニズム美術史を問い直す』(光文社新書)

どれも素晴らしい仕事(翻訳・書き下ろし)で机の脇に置いておくだけで身が引き締まる。んー、いつかこんな仕事僕にも出来るのか、したい。
朝に、ひとつの仕事をすすめる。来年の雑誌に寄稿する原稿の第一発は、なんとファッション誌。知人からは、ダンス・バブルを警戒する言葉をいただくも、ぼくが子供のころいろんなものがクロスしていた時代を彷彿とさせるこんな企画に、ぼく個人としてはネガティヴな気持ちがない。いい原稿になることをひたすら目指して、執打(執筆)する。

朝ご飯を食べるとトイレやバス・ルームなど普段掃除を怠りがちな場所にぞうきんをかけ、たわしをふりまわす。
午後は、年賀状書きにAと没頭。共通の恩師、知人が多いので、二人で一枚に書きこみ、を続ける。
夕方、今年最後の営業であるジムに行って泳ぐ。そして、ぼくは走る。走りながら『ガンダム』の放送をたまたま見た。当時、ぼくはあまりガンダムが好きじゃなかった、その理由が分かった。あのガンダムの「白」。とくに白い足。なんか体操の選手みたいで、しかもちょっと内股気味じゃないか。これだ、この「白」はぼくのヒーロー像じゃない、そうあのとき思ったんだ(とはいえ、あのころのぼくのマンガヒーローは釣りキチ三平だったわけで、ロマンチシズム=おセンチは共通点があったりして)。
夜、年賀状作成しながらAが作ってくれていたおでんに舌鼓。NHKの紅白番宣番組をみながら二人でぶつぶつ。前日の阿久悠トリビュート番組はよかったなーなんてうなづきあったり。そうあの番組で50才になったピンクレディーのメドレー後、ダブルユーちゃんたちがピンクレディーの曲をちょっとアレンジして歌ったのだけれど、おばさんに完全に負けていた。魅力的にも薄い。こりゃどういうことなんだ???つんく系のみなさんの勢いのなさは、なんか根本的ないまの日本の欠陥によるもののようにさえおもえてくる。そうそう、紅白は、ただ歌だけを聴かせよ。時間は一時間半、出るのは20組。で、淡々と究極の二十曲を聴かせる。それだけ。これの方がひとは見ると思うなー。


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