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「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

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2007年05月27日 | Weblog
第5回ダンススタディーズ研究会に足を運ぶ。
第1回目に出て、その後、ご無沙汰になってしまっていた。

発表者(ゲスト):勝川史憲 慶應義塾大学スポーツ医学研究センター助教授
テーマ:「バレエの解剖学(仮)」

慶應義塾大学(日吉)が会場。行く1時間前にニュースで、はしかの件でしばらく慶應も休講になったと。この研究会も休講なのかと心配になり、大学に問い合わせたら、学外者はどうぞ自由に、という話。自己責任ってことですかね。上智を筆頭に、縁のある大学でのきなみ「はしか休講」の話を聞く、でも、K大も多摩美もいまのところ大丈夫そう。罹る大学罹らない大学の違いって何なのだろう。

徹底的に骨と筋肉の構造からバレエを理解する講義。語彙が難しい。ほとんどついて行けなかったが(「今日の講義は難しかった」とレポートに書く学生の気分がちょっと分かる)、ある筋肉を徹底的に鍛えたことで生まれる奇っ怪なダンスというものがあったら、すごいな、などと夢想してしまった。

七時から、綱島にある黒沢美香のスタジオに初見学。すべてがここから生まれているのか、と思うとあらゆるものに感動。あれこれの作品の小道具がそこここに置いてあるとか。今日は『一人一曲』作品の稽古の日だった。ジャドソン系のダンスのエンジンをひとり日本で運転し続けた作家であるとともに、ジャドソンとは明らかに違う、内側から漏れ出すダンスを無視しないダンスへの猛烈な愛情をもつ作家だということを、あらためて確認。あたりまえですが、日本のダンスは黒沢抜きには語れないです。

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