イラストゥ~ンの穴

旅するイラストレーターのスカンピン生活

野営に欲しい平らな場所

2019-05-15 | ハンドメイド
キャンプ、野宿用のテーブルは現地調達の枝を利用して組み立てるタイプを考えてきました。
そりゃもう何年も頭の中をぐるんぐるん回っておりました。
転がってる太さの違う枝で如何にして平らな面を作るのかってことを。
いくつかはスケッチに起こしているんですけどね、製作までは至らず……

地面に置いたビール(というか発泡酒ね)を倒して貴重な中身をこぼしてしまうと心が折れるんですよ。
で、試しにこんなのを作ってみましたヨ。
300ミリ×75ミリに収納できて、組み立てると300ミリ×150ミリ、高さ75ミリになります。



こいつのミソはコードで天板を下方に引っ張り、足板を外側に引っ張って同時に固定できるところ。
このおかげでどこを持っても分解することはありませんのよ。
これ大事!
細いコード用のストッパーを入手したら、それを足側に取りつける予定です。
コードストッパーでテンションをかければ、さらに簡単に組み立てられるはずです。


ボルドのパッキング

2019-04-23 | ハンドメイド
せっかく使えるようになったボルドですが、収納のダイソーペンケースが悲しく見える……
ので、バッグ製作用に買った8号帆布で自作しましょう。
生地は小物ならまだまだ作れるレベルで余っています。
もうね、いい加減にこのツートンも飽きてきたんですけどネ。

ヘッド部を守るためと、帆布の型崩れを防ぐために
中に百均PPシートで作った箱を忍ばせます。
この1.2ミリPPシートは加工が簡単で使い勝手がいいですなぁ。


モデルはアカクマさん

ボルドバーナーのゴトクを考える

2019-01-18 | ハンドメイド
ボルドバーナーをキャンプで積極的に使ってあげたくてゴトクを試作してみました。
せっかく燃料がバイクと同じなんだから、もっと旅に連れていってあげたいのだけれど、なんとなくゴトクが気に入らず……
以前、ステンレス棒で折り畳みタイプを自作して使用していましたが、このバーナーはめっぽう風に弱いと知り、最近まで定番のトランギアのゴトクを持ち歩いていました。
トランギアでは小さなカップなどは不安定なので、どうにかならないかなぁと悩んで幾年月。
せっかくの美しい姿が飾りになるのもかわいそうなので奮起しました。
かさばらず、風にも強いゴトクのアイデアが浮かんだので試作してみましたヨ。

パーツは4点。ステンレスの板を切り出して穴開けて、ひん曲げて。2ミリΦステン丸棒をペンチで曲げ曲げ。
3ミリΦで作ろうとしましたが、細かい部分がうまく曲げられなくて……

一方のフック部をもう片方の穴に通して

次に広げるバネになるタイプを差し込み

続いて縮めるバネになるタイプを差し込むとカッチリ固定されます。

こんな感じに風よけにもなるゴトクになります。

ロッキーカップも安定します!

収納もボルドの形状にピッタリでかさばりません!


百均の袋にすべて収まります!

上の写真は全体の高さが70ミリになるように作りましたが、炎との距離ができてしまい効率が悪いため、
丸棒部分を短くして60ミリで作り直しました。

パクってかまいませんからどこかのメーカーさん、ちゃんと作って~~

そういえばアルコールストーブ

2018-09-02 | ハンドメイド
所々へこんで黒くすすけたコッヘルを一目見るなり、寺崎さんは「キレイなコッヘルだね」と笑った。
思い出すのは「風の谷のナウシカ」のワンシーン。
ゴル爺さんが「……わしらの姫様はこの手を好きだというてくれる。働き者のキレイな手だというてくれましたわい」
働きもののキレイなコッヘル!
寺姫さまっ!

えー、アルコールストーブもちょこまかと進化中です。

5代目


6代目


4代目と比較

アルコールストーブはこの子でもう6代目になりました。
(5代目は燃焼促進させる針金を仕込んでの実験でしたが、大した効果なし)
本調子になるまでの時間を短くしたくて中空の真鍮パイプを渡してジェネレーターをつけてみました。
独自に考案したのですが、同じことを考える人は幾らでもいますよネ。
すでにネットにアップされていて驚きました。
さらに今回は空きスプレー缶を利用しています。ゼロ円~!
こいつはアルミの厚みがあるのでとても頑丈です。
その分、上下パーツの嵌合が難しく、上パーツを「へら絞り」の要領で広げてから合わせています。

さてさて、立ち上がりの時間は……
1分半。使用中の4代目さんと、さして変わらないなぁ……
直上に吹く炎はロスも少なそうだし、炎が消えにくいから良しとするかぁ。


ブッシュクラフト用のナイフはブレードの研磨に入ってます。
マジックで黒く塗った部分からケガいたベベルラインまでを平らに削っていきます。
ナイフらしい形をなしてくる最も楽しい工程です。
今回はベベルラインのエッジは出さずに滑らかに仕上げるので、緊張は少ないかな。
老眼がひどくて細かい作業は疲れるなぁ~

アルコールストーブ作ってみた 後編

2018-01-19 | ハンドメイド
前回のつづきです。

こうなったら根本から見直そう。
まずは一体化のゴトクをあきらめて、独立させます。
アイデアスケッチを書き出して、アルミ板を切り抜き、3ミリ真鍮棒にネジ切ってバネを組み込んで製作。
これで内筒と鍋との隙間を調整でき、他のアルコールストーブ本体も流用できるゴトクの完成!
いえーい!!


本体は3本ゴトクに合わせてジェット孔の数を3の倍数の9個に。(12個でもよかったかな)
バスタブ燃焼が少なくなるように、「ウコンの力」のくびれ部分を逆さまに使うのは前回と同じネ。
ダブルウォールチタン300にピッタリ収まるサイズに出来上がった!


テント内での使用を考えて、内筒をふさぐ蓋を作って弱火がきくようにしました。
燃料が尽きる前に内筒から炎がメラメラと上がるのを防ぐという意味も込めてます。
左が強、右が弱


さあ、これから燃費など計測しようっと。
コーヒーは楽勝だったので、最終目標は炊飯です!

アルコールストーブ作ってみた 前編

2018-01-17 | ハンドメイド
はまってしまうのが怖くて手を出さなかったアルコールストーブ。
アルミ缶の酒、チアーズボトルというものを見たときにビビッときました。
ビール缶よりも一回り小さな、直径52ミリというサイズに製作意欲がムクムク。
下調べで同じ直径のアルミ缶コーヒーを試してみたけど、素材が薄くて弱すぎるのでダメ。
というわけで、アルミ缶のために酒を呑みまくります。
あ~つらい~

試しにゴトクの必要のない、直接カップを置けるタイプを作ってみました。
真ん中の内筒を鍋で塞いでも周りのジェット孔から火が出ているので問題ないだろうと思っていましたが、カップを置いたとたんに火が弱まりしばらくすると消えてしまいます。
2重構造なので周りの副室の圧が高まるとジェット孔からは勢いよく火が噴き出すのですが、それでも消えちゃう。
カップの底を見てみると大量の水滴が!
熱せられたアルコールと空気が急に冷やされて液体になって冷たいカップに付着したんだなぁ。
それで急激に冷やされて圧が弱まって…


ということで次なるバージョン制作のためにまたまた酒を呑みほします。
あ~幸せ~
ゴトク一体化のバージョンを考えました。
ゴトクの強度を考えてジェット孔は6個のみ。
バスタブ燃焼を最小限にしたいので内筒には「ウコンの力」のくびれ部分を使います。
鍋と内筒との隙間は3ミリほど。
(6分割ということは60度ね、60度といえば三角関数の1:2:√3ね、と紙上に定規だけで製図したら2と√3の辺を間違えちゃった。ボケてんなぁ! 6等分じゃない微妙な配置で穴あけちゃった~ バカ!)


完成したものに火入れしたら、バスタブ燃焼は小さくてとてもいい感じ。
カップを載せてもジェット孔からの火は少し弱まるくらいで燃費もすこぶるいい。
…が、ジェット炎は横向きに噴出するため効率が悪い。お湯になるのが時間かかりすぎ。6個穴というのも火がつきにくく消えやすく問題あり。

自作アルコールストーブが「沼」といわれる所以がやっとわかりましたわ。
穴の位置や大きさで性格がこんなにも変わってくるとは…つづく

コーヒードリッパー作ってみた

2017-09-20 | ハンドメイド
100℃耐熱で抗菌仕様の百均まな板を使ってコーヒードリッパーを自作してみました。
真似はいやだったので、見たことのないオリジナルデザインですよ。
数点の試作は失敗を繰り返し、早一年。長っ!
普段使いの広口のシェラやロッキーカップでも使えるものを考えました。



切り出して計量すると42gもありました。
まぁ、ユニフレームのバネット(金属コイルのやつ)よりは軽いのですが。
そうそう一応持っているんですが、いまいち使い勝手が悪いんでね。
やっぱりアルミで格好いいのが作れれば一番いいのになぁ。


細かいことですが、差し込み口はV字カットして溝にはまる仕組みになっています。
なっているのですが、柔らかい素材のためはまったりはまらなかったりです。

その後、軽量化のため少々肉抜きしました。

自作ツーリングバッグ2号さん

2017-08-27 | ハンドメイド


僕が思う理想のツーリングバッグはこんな感じの「タンデムかわいこちゃんタイプ」です。
すごい容量があるわりにスッキリしたスタイルで旅ができます。
柔らか素材のかわいこちゃん、パッキングの仕方次第で出るとこが出たグラマラスにも変身します。
使い方はあなた次第で無限大!
女性ライダーには「マッチョイケメンタイプ」を用意!!
う~ん、イケてると思うんだけどなぁ。
メーカーさん作らないかなぁ


そんなことはさておき
1号さんが大変苦労したおかげで、2号さんは簡単にできちゃいました。
デイパックが乗ることを考えて、少しだけ平べったくしてその分横に長くできるようにしてあります。


よく使うものを入れるスペースを独立させ一方側に作り、メインスペースのファスナーは真上ではなく後方にずらしてつけました。
雨がドバドバ入らないようにしたつもりですが、生地が荒いので意味はあまりないかな?


こいつの特徴は横がフルオープンになること。
試しに使ってみましたが、これはパッキングしやすいです!
スナップボタンを留めてクルクル折り返してベルトでコンプレッションするので隙間ができません。
荷物の容量が変わっても対応できるように考えました。


コンプレッションのベルトは持ち手になるので上部につける必要がありませんでした。


積載してみる
うふ
早く使いたい💛

もうできちゃった

2017-07-13 | ハンドメイド
服飾デザイナーの道という選択肢はまったくなかったけど、自分でデザインして作って使うってすごい楽しくて幸せなことだと思う。
家庭科の授業をもっと真面目に受けていれば面白味がわかったのかなぁ?
中学の課題のエプロンも見えないところをホッチキスでごまかさずに真面目に手縫いしていれば違っていたのかなぁ?
マックスフリッツのウェアなんか見てると機能とデザインが自然に両立されてるもんネ。
ただただ作る人にあこがれる。


はい、一気に完成しましたヨ!
パッキング中にもアクセスできるよう両サイドには独立したポケット。
型崩れしないように底板も入ってます。(100均のまな板をカットして使用! う~ん安い!)
中の荷物が少ないときには縦と横のコンプレッションベルトで引き締められ、縦のベルトはすぐ外れるようにフックを取り付けてあります。
(からし色のベルトが見つからず、カラーインクで無理やり煮沸して染めました)
ジッパーにはそれぞれフラップをつけて雨対策。(とはいえ目の粗い生地なのですぐ浸水するはず(笑))



とまぁ想像通りにできましたが、不満点も多々。
生地の厚みをあまり考えていなかったので、何重にもなる部分の縫い代が予定より短くなったこと。
下側のみつぶれた円で作ったのですが、上下につぶれた楕円の方がよかったなぁ。
もうひと回り直径を小さくしたら全体のフォルムは美しかったろうな。
手縫い部分が見えるとハンドメイド感が隠せません~。

でも大丈夫。
もうすでに二代目ツーリングバッグの構想は出来上がってますから!
うひひ、楽しーっ

ツーリングバッグを作ろう その1

2017-07-02 | ハンドメイド
家庭用ミシンで縫えるという(噂の)8号帆布を手に入れたのでバイクに積載するメインのバッグを作ることにしました!
アイデアを練って図面に起こしました。(ここまでで一年たってしまいました)
こんなに複雑なものは初めてなので、失敗が怖くて一歩が出せずに…一年。
ははは


5枚重ねまでは余裕で縫えたよ。
これだけクリアできれば問題はないはず!
あとは金具パーツ、平ヒモなどをそろえて準備万端。

何事もそうだけど時間をかけるのは準備段階ですよね~。
この準備が楽しくもあり、メインイベントなんじゃないかと感じます。
映画を観たり、小説を読んだりして思うのは、ストーリーのほとんどは準備なんですよね。
で、とどめを刺すのは一瞬なんです。


自作焚火台参号機

2017-05-23 | ハンドメイド
焚火台弐号機は炭を用いてコンロとしての使い勝手がいいので
同じ組み立て方式で軽くしたいなぁと思いまして、
容量を台形から三角形にして軽量化してみました。


紙での試作品。両側に開く角度が悩みどころ。
網がピッタリ乗るように考案中


アルミの切り出し
直線はカッターで表裏に切り目を入れて100回くらい力を加えて
金属疲労させて折るとキレイに仕上がります。
曲線はドリルとヤスリです。ナイフ用鋼材に比べたら朝飯前です。
115×200サイズ以内にすべて収まるように設計しました。


1.5ミリ厚のアルミなのであまり軽さは期待できませんが520gになりました。
台形の710gからはだいぶ軽くなりましたヨ!

ななめのアルミ板が火床(ステンレス)のように高熱に耐えられるかが心配だなぁ

オイルランタン自作

2016-08-14 | ハンドメイド
エバニューの横開きキャンドルランタンにオイルカートリッジを組み込んで長年、そりゃもう長年、なんと30年近くも使ってきましたが、不満な点を解消すべく自作に手を出しました。

不満な点その1
オイル量の確認が容易でないこと。
カートリッジを本体から外して蓋を取って中身をのぞき込まないと、どのくらい残っているのかわからないんです。
当り前といえば当たり前のことですが。
パッキング前に振ってポチャポチャ音がするからそのまま持っていき現地についてみると、ほとんどオイルが入ってないということが連発しました。
悲しみとやるせなさでLEDランタンに代えてやろうかという気持ちになります。
オレンジ色の明かりが好きなのになぁ。

不満な点その2
カートリッジへのオイル補給をしやすくしたい。
その1の延長線にありますが、火傷しそうな熱々のカートリッジを本体から引っぱり出して、火傷しそうな熱々の蓋を開けるのが面倒です。

不満な点その3
ホヤ(ガラス)の横を通るフレームの影が気になる!
細い棒状のものでも地面に落ちる影は太くなり邪魔で仕方ありません。
経験したことのない人には大したことに思えないでしょうが、気になり始めるともう止まりません!

で、構想は何年も前からあったのですが
ちょうどよいサイズのパーツが集められず放置されていました。
ホヤ(ガラス)のサイズをベースに他のパーツを物色しました。
定規を片手にスーパーや百均をうろつくのは勇気がいりましたワ~!


ホヤ以外はほとんどお金はかかっていません。


収納袋もクッション材入りの自作です。


収納時は上部カバーでガタツキをおさえて超コンパクトです!



スプレー缶の底を切り抜いて上部のカバー(風よけ兼虫よけ)を作ったのですが、反射角度が絶妙で真下の影を薄くすることができました。

焚火台ニュータイプ

2015-11-25 | ハンドメイド
以前作った焚火台よりひとまわり小ぶりなものを作りました。
一人で炭焼きとかするには大きくて、もてあましぎみだったので。
焚き火をするにはそれなりの容量が欲しいのでサイズは難しいですね。
長い枝を突っ込めるように縦長にして、組み立て方法も新たに考えました。
この組み立て方は他に見たことがありません。

アルミは前回の1ミリから1.5ミリ厚にしたので重量がだいぶ……ですが。


収納袋も新調しました。


側を組んでから


側板をはめていきます。蝶ネジでガッチリ固定できます!

スプーン作り

2015-10-04 | ハンドメイド
山道に転がってる木を拾ってきてスプーン作りを始めます。



キンキンに研いだ古いオピネルで大まかに削り出します。
図面は頭の中、何にも縛られず自由に削れるのが楽しくて時間を忘れます。
この工程がまさしく「考えるな! 感じろ!」ですね。
たかがスプーン、されどスプーン。
形状は無限の選択肢の連鎖。



使った道具はオピネルと自作フックナイフと紙やすりのみ。
ふふっ、お金の匂いがまったくしません。
ここまで出来たら仕上げの表面コーティングを残すのみ。
楽しいことを提案してくれる櫻井さんに感謝!

最安バイクカバー自作

2015-04-04 | ハンドメイド
バイクカバーが高価すぎる~!と始まった自作企画も最終章です。
1500×4000サイズで三千円也。
裏には薄いゴムが引かれた撥水防水生地です。
雨粒がコロコロ、撥水は完璧です。
水中で使うわけではないので防水加工までは必要ないのですが、
ゴムが生地の張りをだしてくれるかなぁと。

はてさて紫外線に3年耐えてくれるでしょうか?
ダメだったら、安いバイクカバーを紫外線対策にアウターに用いて
撥水加工のみの2千円のインナーカバーを作るのが一番いいのかなぁ。
(以前作ったグログラン生地のバイクカバーは好調です!)
炎天風雨にさらされる屋外は過酷だな。

CB250EXのサイズで作りましたが、
フリーウェイにもピッタリフィット!
バイアルスだと前輪が収まらず。



型紙