キャンパーたるもの木があると削りたくなり、ロープがあると縛りたくなるものです。
でまぁ、暇なときにロープの結び方を開発しようといじっていたら、
とてもシンプルで強い結びを見つけちゃったんですヨ!
とんでもない発見だと大興奮したのがこの結び。
俺って天才…
いや、あれ、これは…
「もやい結び」じゃないですか。(向きがズレますが)
もやい結びってのはロープの端に固定した輪を作る結びでキャンプでもよく使います。
(個人的には自在結びが一番使えると思っていますが)
簡単にほどけるように先端をもう一度輪に通すのはこちらの方が楽ですねぇ。
もやいの結び方はこの手順で覚えていたので気が付きませんでした。
だいたいロープワークの図解ではこの方法で説明されています。
これだけで覚えていると、いざ本番になったときに迷うことが多いと思います。
ロープに対する向きが違うだけでとたんにわからなくなるパターンです。
最初につくる輪の向きでも悩んじゃうんですよね~。
オリジナルのもやい結びは赤矢印の方向にだけ力が加わると弱いのですね。
とはいえ人を持ち上げるとかよほどの力がかからない限りほどけることはありませんが。
ちなみに、端をもう一度輪に通すと「本結び」です。
対称形をした美しい結びです。
本結びは一方の端だけに力が加わると(青Aまたは赤B)ほどけやすいので使う場所を選びます。
一方を引っ張ると片方がひばり結びに変形してスルッと抜けるのが面白いとこです。
(失敗すると十字形の「縦結び」になります。これは緩みやすいので使えません)
靴ひもを緩まないように結ぶときはこの本結びの両端をほどきやすいように再度輪に通してる形なんですね。
いや~結びは奥が深いわ~!