イラストゥ~ンの穴

旅するイラストレーターのスカンピン生活

Deep SHIZU (day1)

2019-09-30 | KL250
静岡中部、山が連なる口仙俣から笠張峠周辺の林道を走ってきましたん。
その前にKLで初のエポックメイキング、高速道路を走ってみました。
感想は、もー充分、このバイクは連続高速走行ムリですわ。
80キロ巡行で手足の痺れが限界。
ウインカーやテールが脱落しているんじゃないかと冷や冷やでした。
あ、でも85キロまで頑張るとミラーの振動が収まって後方が確認できるのには感動しました。
それまでは手で押さえようが何しようが、ブレブレで全く見えませんから。
マシンハヤブサのV3エンジンのように異常振動域を突破すると別世界が待っているのだな。(あー懐かしい)

井川に向かうウネウネと狭い県道は所有したすべての車種で走ったことになるかな。
狭い峠道は4スト単気筒に限る。
RD125で上ったときは笑えるくらい苦痛でしかなかったもの。



県道27から口仙俣方面へ。
廃屋が並ぶ姿は、何もない山の風景よりも寂しさが募りますね。
仙俣分校の跡地で休憩をとってから、一本目の林道黒川線へ。
入口付近がもっとも荒れていた。
タイヤの空気圧が高すぎでポンポン跳ねて、ザックのお酒が肩に食い込むのだ。
鋭利な石の道とガードレールのない崩落場所に気が抜けず汗まみれ。



反対側から道の修復作業をしているのだろう、工事現場を過ぎるとフラットな走りやすいダートに変わった。
標高はかなりあるようだけど、湿度が高く蒸し暑い。
真夏のような気候だ。長月の末なんだけど…異常だよなぁ
林道竹ノ沢線はほとんど舗装されていたような……
そろそろ野営適地が現れてもいいのになぁと、気が付くと林道権七峠線に突入して行き止まりの工事個所まで来てしまった。
ふう疲れた~! 背負ったビールは温まったうえに程よくシェイクされているだろうな。
こうして重いキャンプ道具を積んで走っていると、いつも寺崎さんの偉大さを思い知らされます。
もっとずっと重い荷物を積んでるのに、スイスイと何事もなく走るんだものなぁ。
いやぁスゴイ人!
日没近いので、もうあそこに戻ろう。さっさと戻ろう。あそこ悪くなかったヨ。
本日の収穫、ではなく出会ったのはセローの二人にヤマドリさん2羽、カモシカさん、鹿さん、子連れお猿さん。


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生の土で老いない林道

2019-09-24 | KL250
夏の間は休みなく机にしがみついていたような気がするので、山に走りにいくことに。
場所は久しぶりの生土不老山林道。
先日の台風などの影響だろう、道は荒れ模様。
林道は少しの雨でも表情を変えるから楽しくもあり、油断はできないというところが面白い。


(どんどん進む工事。ドン・キホーテなら戦いを挑むとこだ)

軽い昼食をとり、鉄兵くんから授かったハンモックを吊るしてユラユラ。
麓から吹き上げてくる風に、杉が大きな周期でかしいでいる。
ハンモックの揺れと杉の揺れで、目をつぶれば一瞬で眠れそうだな。
遠くを眺めて目を休ませようと思い山に来たはずなのに、気が付くと近くの蜘蛛やアリや動物の足跡に目を凝らしてしまう私なのでした。
えへへ
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鳥の笛

2019-09-18 | ハンドメイド
愛のキジバトはハート型に身を寄せ合って、それを見てギャアギャアわめきたてるムクドリたち。
スズメに混じってコガラも遊びに訪れ、小さなヒガラたちは小毬のように弾み戯れている。
たいして興味がなかった鳥たちを、こんなにも愛おしく感じるのは歳をとったからなのかなぁ。
ときどき耳にする口笛のように澄んだ声で鳴く鳥はどんなヤツ?
キョロンキョロンチリリリと聞こえたら駆けつけるも姿はあらず。
美声の正体を知りたくて、バードコールを作りました。
またしても部屋に落ちているものを利用してゼロ円です。



小鳥たちの鳴き声をまねてバードコールを鳴らすと『何だ!?』という顔で近寄ってくるのが楽しいのです。
ついつい過剰に鳴らしてしまいますが、なわばりを荒らす宿敵と思うこともあるようなのでほどほどに。
で、美声の正体はというと、お腹が赤いアカハラというツグミの仲間でした。(たぶん)

バッグに吊るしてツーリングにも持っていこっと!
そういえば、以前山中に野宿しているときに雄鹿の「フィーヨー」という鳴き声がうるさいので、指笛でまねて返したことがあった。
何度も試しているうちにそっくりに吹けるようになったのだ。
しばらくして、霧にかすむ崖下からでっかい雄鹿がのっそり現れたときは肝を冷やしたなぁ。
ありゃあ、ばかでかかったな。
フィーヨーの鳴き声が他の雄鹿に対しての威嚇だと知ったのはその後のことです。

今年の夏はツーリングに行けなかった。
こんなに走らなかった夏ははじめてかもしれない。
この秋には距離を挽回しなくてわ!
コメント (6)
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ハートに火をつけてちょうだい! ザ・ドアーズ

2019-09-04 | ハンドメイド
焚き火の火つけにはファイヤースチールを使っています。
(もちろん、疲れてて余裕がないときはライター一発ですけど)
メタルマッチとかファイヤースターターとか呼び方は様々ですが、マグネシウム合金の棒です。
これを勢いよく削ると強力な火花を散らして火口に着火できるという代物です。
バチバチと雰囲気がいいんです! 焚き火するヨーの合図です。
現在使っているアマゾンで買った100円の安物でも充分なのですが、もっと太くて長いやつが欲しい~!
そりゃ太くて長いやつの方がいいに決まってるもの!!
なんでも!

で、マグネシウム部分だけを安く買いました。
この太さ、発火回数はゆうに一万回オーバーだろう。
余裕で一生分ありそうだぜ!と黒光り様がつぶやく。

これだけだと寂しいので、持ち手を作ってあげることにしました。
ナイフのハンドル材の破片を組み合わせて


張り合わせて


つまみやすい形に削って


削って削って


布の切れ端で洋服を着せてあげたら出来上がり



後で知りますが、こういうハンドメイドの持ち手がつけられているものが1万円を超えているのもあるんです。
消耗品を神棚に飾って眺めたりするのでしょうか?
コメント (4)
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