イラストゥ~ンの穴

旅するイラストレーターのスカンピン生活

Dream C72

2014-07-30 | 版画
いわゆる「神社仏閣」スタイルといわれる日本独自のデザインを追求したホンダの1960年モデル。
ところどころエッジが効いて、いつ見ても美しく心に残る姿です。
ぎゅっと詰まった車体、それが僕には一つの塊に見えてしかたがありません。
いろんな仕様がありますがプレスハンドルにダブルシートが好みです。
二色二版で三色を再現しました。
か、格好いい!!!
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レーシングレディバグ

2014-03-19 | 版画
これも実験と練習のための極初期の版画です。(4版4色)
今見るとゴマやかすれがすごいことになってるなぁ。
テントウムシは絵になるので何度もモチーフにしています。
このてのレーシングステッカー仕様も何度描いたことか。

実はこれ、一度失敗して再度彫り直したものなんです。
なんと、左右反転を忘れて彫ってしまったんです。
彫っている時点で気付きそうなものですが、
集中していたからか刷り上がるまでわからなかったのです。
ボケてんなぁ。
嫁にも笑われた。というか呆れられたネ。
版画で食っていきたい人がやる間違いかいって・・・失笑
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ホエーブスの夜

2014-03-05 | 版画
版画の実験を兼ねた練習。
4色4版で作ってあります。
全色を重ねて刷れば当然黒に近くなるだろうと思っていたのですが、
最後に重ねた色に強く影響されるということがわかりました。
重ね方によっては濁った汚い色にもなるし、む、難しい。
和紙の厚みや絵具の柔らかさなど、経験がもっともっと必要です。
うんざりするほどお金がかかります・・・

キャンプの簡素な夕食、それに集まる生き物。
この手の作品をどれだけ描いてきたことか。
ホエーブスにオイルサーディン、ヒトリガが舞う山の中。
また描いちゃった自分に呆れてしまいます(笑)
思ったほど悪くないので、いつかはこれも売れる日がくるのかなぁ。
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刷りの実験

2013-08-14 | 版画
刷りは難しい!!
思い通りにいかなくて頭が爆発寸前です。
和紙選びに絵具の濃度、バレンのかけかた、などなど。
絵具にのりを混ぜるとか、和紙を湿らせるとか、失敗してから気付きます。
不確定要素が多すぎて、小さな脳は沸騰しています。
プロのお仕事を見たこともないので、ただひたすらに試行あるのみです。
色を変えてみたり、ぼかしてみたり、色々と実験しています。

バレンのせいにはしたくないけど、高級バレンの刷り心地はどんなものだろう。
安いディスクバレンを使っていますが、高いものになると5~10萬円もしてしまう!
乗ることも改造することも、レストアすることもできないバレンが!!
えーーー!!
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彫る練習

2013-08-09 | 版画
彫刻刀を持つのは、え~と・・・中学生以来になるのかな?
小学生の版画の授業は木造校舎をモチーフにしたことや、そのアングルを誤ったことなど、
かなり鮮明に覚えているのですが、中学校ではやったのかなぁ・・・
pp板でエッチングみたいな授業をやったのは覚えているけど、
木版をやったのかなぁ・・・

まあ、それぐらいぶりの彫刻刀です。
しかも、むかし使っていたのとまったく同じパワーグリップです。
クラスの皆が使っていた彫刻刀とは違い、見るからに使いやすそうで鼻が高かったなぁ。

トレッキング用の靴を特売で買ったので、それをテキトーに描いてみました。
「彫る」ことは、やっぱり楽しい!
木版の行程の中で一番楽しいのはここだろう、と一枚目から実感しました。
まだ刷ったこともないのに(笑)
よく切れる彫刻刀と使いやすい版画用のシナベニヤのおかげでもあるのかな。

この靴で鍋割山に登ったのは昨年の初冬。
はやく塔ノ岳までいかなくちゃ!
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版画カリカリ

2013-07-21 | 版画
きっちり研いだ彫刻刀で彫ることはエクスタシーを感じます。
木目に逆らって彫るのは、そこそこ切れる彫刻刀なら案外簡単ですが、
木目に沿って彫ろうとすると刃よりも少し先に木が割れていきます。
十分によく研ぐと木目に負けずシュパシュパ彫れて気持ちのいい事この上なし!

木目に直角に彫ると深く彫りすぎることが多く、
平行に彫ると木の抵抗が不快なので、
直角よりやや斜めに彫り進めるとカリカリと快感で
いつまでも同じ動作を繰り返していたくなります。
彫りが楽しすぎて、刷りが溜まっています。

仕上りの結果を見るが恐くて、いつまでも逃げていられる版画が好きです。
下絵を反転して版にトレースする時点で、失敗したらトレースの責任。
一本の線も2回に分けて作るから、内側の彫りと外側の彫り、
どちらかに責任のなすり付け合い。
刷るときにインクの濃淡、バレンの圧力でまたまた責任逃れができます。

いつまでも完成品を見たくない、過去の自分に責任を押し付けようって、
こんな気持ちでいいのかしらん。
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