イラストゥ~ンの穴

旅するイラストレーターのスカンピン生活

自作ランタンの光量調節機能(その2)

2019-12-23 | ハンドメイド
回転レバーには部屋に転がってるφ3の真鍮棒を使用。
よってピニオンギヤもφ3用を考える。
ピニオンギヤ、これってどうしたらいいんだろうか??
う~~~む……と悩んだときはホームセンターを徘徊するに限ります。
おあつらえ向きのφ3ロックワッシャーなんてのがありましたよ!





回転レバーの真鍮棒の一部をバーナーで熱して叩いて平たく加工します。
真鍮は柔らかくてこういう加工には最適です。
ここにロックワッシャーが固くはまるように、まさしくロックするようにします。
アルミで作った台座の穴(差し込む側のみ)も楕円に加工しておきます。
実際に組み込んでみると、平芯にロックワッシャーの引っかかりがよくありません。
なので小さくて難儀ですが、手裏剣のようにヤスリで尖らせていきます。
はっきりいって、一から作っても手間は変わりませんでしたネ。

アルミの台座への穴あけがズレてしまい、そのズレを補うために狂いが生じました。
これだから現物合わせの家内制手工業ってやつは楽しいんだ!





ついでなので、ランタン上部の蓋も新たに作っちゃいます。
φ2真鍮棒を曲げて曲げてこんなのを作りました。
頭の中だけで計画したのですが、なんとかなりました。
外側だけに開くような作りにしておいて、内側へはテンションがかかってホヤに固定されるようになっています。
できればφ1ステンレス棒で作ればすっきりできたのでしょうが、家に転がっていなかったので。

そうそう、最近缶コーヒーを飲んでないから知りませんでした。
スチール缶の底部が欲しくて買ったら、本体と蓋を「巻き締め」で仕上げる従来品の他に、プレス成型タイプもあるんですね。
これでコストダウンするのでしょうね。
強度はというと、プレスタイプの方がやや弱く感じました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月18日

2019-12-20 | KL250
師走ってのは、師じゃないと走れないほど寒いはずなのに、なんだよこの暖かさは!
いつもの景色に暖色が載ってさらに暖かい~


前日が雨だったから覚悟してたけど、粘土質のダートは罰ゲーム並みのヌチャヌチャでした。


ゴーライドが発売中です!


岡田―! 返事が遅くなったけどラグナ・セカが届いたヨ! ありがとー!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自作ランタンの光量調節機能(その1)

2019-12-16 | ハンドメイド
調節機能、それは男の夢!
オンとオフの間に存在するロマンなのだ!

キャンドルランタンをオイルランタンに改造したとき(ってもう30年ほど前の話ですが)
調節機能が組み込めないかなぁとボンヤリ(まさにオイルランタンの明りのように)
考えていました。
真剣に考えはじめたのは、ここ一年くらいでしょうか。
アイデアスケッチを書き留めながら、頭の中でこねくり回しておりました。

まずは肝心の芯です。
本格的な平織芯であれば理想の光量を確保できるはずです。
木綿糸を買って織物するか、と思ったのはほんの一日だけ。
ハリケーンランタンに近い光量、とはいえデイツなら276よりも幅の狭い10ミリの平織芯を購入しました。
すべてはこれを元に現物合わせで作っていくことにします。





芯に合わせて芯出部品の製作。
加工しやすい真鍮のφ10パイプを切り出し、万力で少し潰します。
それから横に芯を上下させるための窓を開けていきます。
次に完全な楕円に潰します。
と思ったら平らになってほしい部分が少し凹んでしまいました。
パイプの中に幅10ミリ厚さ2ミリの板を突っ込んでやるべきでした。
実はφ8のパイプでも間に合ったかも?





芯が窓側に寄るように裏側を丸く叩いて凹ませます。
ついでに芯が出る部分は弱火がきくように(どうかな?)V字に加工しました。
芯が引っかかることなくスムースに動くように手を加えて完成です。
台座は転がってるアルミから切り出して、芯出部品が少しだけ前後に動くようにバカ穴に加工します。

つづく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この目で見たいもの

2019-12-06 | イラスト
天蓋に傷跡のような細い月食が現れると
窒素8酸素2に揮発油の混ざった霧が流れ込む

天蓋がみるみる近づいてくるが
地面が勢いよくせり上がっている錯覚だ
狭くなる世界に気体は濃く硬く圧搾される
ここまでの光景は漆黒の中で目にすること叶わず

はじめに光ありき
眩い点は天球を焦がし
スペクトルの美しさで全世界に燃え広がってゆく
その絶大な力は足元を揺るがし押し下げるほど

昇降が入れ替わり再びの闇が訪れるころ
赤い燃えカスたちが消えてゆくのは
それらが浮かび上がらせる円形のシルエット
代わりに開いたもうひとつの黒い月

限りなく繰り返されてきた美しくも儚い1/100秒の世界。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする