働きマン

隠し毛で先端が白くなっているのがあったGO!です。

そんな私が最近のドラマで気に入っているのは、水曜22時から日テレで放送している「働きマン」。

書店で見かけた主演、菅野美穂の広告看板が、原作の漫画にピッタリハマっている感じがして気になっていました。

観て正解。

菅野美穂だけでなく、後輩役の平山あややデスク役の沢村一樹も、「そういう手があったか」と思うくらいよく合っています。
ドラマオリジナルキャラの田中（原作ではかなり端役）を演じる、速水もこみちも悪くない。
「ライアーゲーム」で気に入った、吉瀬美智子さんも出演しているし。
キャスティングが好みなんですね。

ただ原作と比べると、かなりメルヘン。
コメディタッチの動きや、
「彼もまた働きマンなのかもしれない」
といった台詞に代表される労働賛歌っぽい脚本、ご都合主義的な展開が、少し観ていて気恥ずかしくもあります。

松方の前向きな姿勢に焦点を当てて、心情を視聴者に語りかけたり特集効果をかけたりと、かなりデフォルメされた感じ。
対して原作はもっと、懸命に働く人や30近い女の恋愛や悲哀を、ドライに描いてシビアだと思います。
原作の松方と彼氏の関係の方が、その後の展開を考えるとリアルではないでしょうか？

この辺りがあまり視聴率が振るわない原因かと。
日テレで面白いドラマって、記憶にないのは確かなのですが。
もっとも仕事帰りに観るドラマまでシビアではやりきれないから、私としてはこれで正解。
どちらも面白いです。

こんなドラマが気に入る私は、やはり女っぽいのでしょうか？
それとも案外、こういうドラマは女性にはウケない？

そういえば特に菅野美穂のファンではないと思うのだけれど、デビュー当時から妙に気になる女優です。
気に入った数少ないドラマに菅野美穂が良く出るということは、やっぱり好きなのかなぁ？
私以外の人には、どうでもいい話ではありますが…。