対局日誌

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第3次猿十番碁第6局 「早くも敗着?」

2011-01-17 22:15:00 | 棋譜
つづき

【実戦図(黒41~白60まで)】


黒1が早くも「負ければ敗着」という手。
中央の石の死活を舐めていた。
ここは黒13辺りにスベって活きないといけないところ。
スベっても全部が生きるのは大変そうにも見えるくらいだから、
楽観的にも程が過ぎるという感じだ。

白6と打たれて、長考。
しかしダメなものはダメで
「せめて尻尾だけでも…」
という気持ちで黒13と逃げ出し。
黒15は気合十分でクリック。
黒Aのキリをみて、利くと思ってのこと。

勿論、ネットで気合が伝わるはずもないけれど…。
hexaさんも白16と抜いたのだけれど、
これが双方の勘違いで白16は不要で
白17辺りに石を放って、全取りにいって差し支えなかったようだ。
ここでの終局も十分にあり得た。

【実戦図(黒61~黒85まで)】


黒11までで何とか活き。
とはいえ本体のタネ石がとられたのは痛い。
しかも白8に石が来て左辺にも障っており、
敗勢なのは変わらない。

しかしここでhexaさんの悪い癖が出た。
白16はちい散歩
17の方から詰めるところと思う。

また黒17に白18・20・22もいくら優勢とはいえ屈服しすぎで、
黒25と足早に展開しては、何とか投了の機会が後伸ばしになった感じだ。

ここで白がどう打つべきかが局後の検討の主題となった。

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