対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

第5回宝酒造杯東京大会1【1回戦】

2012-05-17 23:55:55 | 棋譜
つづき

さて1回戦。
のそりと現れたのは私より少し年配の方に見えたが、
実際は同じくらいの年齢かもしれない。
オイラ結構若く見られるので。

握って私の白番。

実戦図1(1~27手まで)


序盤はどうってことない布石だけれど、
こういう何の変哲もない布石ほど構想力が問われ難しい。

黒27に隙がありそうな気がしたので…

実戦図1(28~57手まで)


白28の常用手段から仕掛けてみた。
白40まではまぁいいとしして、
白48、50は重い動き出しだったかも。

黒49の愚形を強いることにほれたのだけれど、
白48だけで満足して白57ぐらいだったか?

白56と一応競り合いのつもりだけれど、
黒57となって絡みの様相で打ちづらい。

黒51と57の石の間に隙がありそうにも見えたが、
自分の方の石が弱くてとてもやっていけない。

実戦図1(58~95手まで)


白58と上辺にもたれる調子を求めたけれど、
黒59と逆手にとられてぐぅの音も出ない、ぐぅ。
白60、62とそれっぽく形を作ってみたが、
白58の石はほとんど働いていない。

ただ黒65は大きいところだけれど戦場から離れた観もあり、
白66に対して黒67と連絡するようでは変か?
黒65では黒66と上辺と中央を裂いていけば、
白はほとんど打つ手がなかったような気がする。
白66が打てて少し白の生きに余裕が。

となると下辺で稼がれた部分をどう取り戻すかだが、
真っ先に浮かんだのが白72。
しかしこれ単独では単なるモチコミになると読んで、
白68から味付けして白72と工夫した。

この工夫は白92まで下辺をガラガラにし、一応目的を達成。
白94はまだ下辺をいじめながら左下を強化する意だが、
ここで相手の方は黒95とキリ。

実戦図1(96~126手まで)


ただこのキリが成立するならば白はこんな打ち方は出来ないわけで、
成立しないということは、もっとずっと前から折込済み。
白100までアッサリとられて、相手の方はガックリきたようだ。

こちらが「下辺をいじめますよ」といっているところに
黒101も重大なソッポで、白102から白120まで黒が潰れてしまった。

後は時間切れだけが心配なので、
黒121に白122、124は文字通りノータイムで打ち進め、
ここも白126でボロボロになったところで相手の方の投了。

今改めてみても内容は拙いけれど、まずは幸先良く1勝となった。

(つづく)