プロ棋士ペア碁選手権2011決勝観戦記 こぼれ話

というわけで、優勝は王メイエンプロ＆謝イーミンプロペアでした。



はいはい、おめでと、おめでと（投げやり）。
…嘘ウソ!!
改めておめでとうございます！
笑顔いっぱいのメーエン先生、素敵シュテキィ！

【こぼれ話1】

対局のポイントは白54のツケ以降の攻防、
黒81からの下辺の死活、そして黒131の踏み込みの是非の3点だった模様。
この辺りでメーエン先生の「いろはすで頭ポカリ」や、
歩様の「顔真っ赤」にして「髪をオールバックにかき上げ頭抱え」が多発していました。
正確には覚えていないのだけれど白54以降の攻防で、
両者アクションがあったのだったかな？

一方のイーミンちゃんはずっと不機嫌そうにポーカーフェイス。
やはり三味線でもない限り勝負師としては
こちらの方が有利なんだろうなと観ていて感じました。
結城先生の「やっちまったー」はわかりやす過ぎたし。

ともあれ一進一退の攻防が見ごたえのある熱戦だったと思います。

【こぼれ話2】

PCへの棋譜入力を担当していたのはハン・コンユプロ。

ギャラリーと対局者が邪魔で盤面が良く見えないところもあったので、
その入力している盤面を参考に観戦していたのだけれど、
観ているうちにコンユさんが対局者が着手すると、その着手をクリックした後
直感的に「次はここに打つ」と思う地点にポインタを移動させて、
着手を持っていることに気づきました。

着点の当たりハズレから、
ハンプロと対局者の感覚の共通点と相違点がわかって、
個人的に非常に興味深かったです。

やはりプロの第一感というのは半分以上、一致しているのですね。

【こぼれ話3】

棋院売店に「囲棋天地」別冊「中国囲碁年鑑2010」が売られていました。
勿論、全部中国語で3150円。
中国棋戦の他、日韓タイトル戦、国際戦を掲載。
国際棋戦の棋譜は各棋戦決勝＆準決勝、農心杯全局。
タイプ的には日本の囲碁年鑑に近い。
もうちょっと国際棋戦が充実していたら即買いだったかも知れないけれど…。

【ごめんなさい話】

表彰式の後、敗戦に打ちひしがれている…歩様に、
無理を言ってツーショットをお願いしてしまいました…（汗）。

だって日本代表ジャージの歩様とツーショットって、
もう一生ないレアものだから、チャンスを見逃すことは出来なかったです。
ハイ、虎視眈々でした。
歩様（＆ファンの人たち）、ごめんね、ごめんね。
全部、オイラが悪いです、ハイ。
歩様も私も、表情メチャメチャこわばっていたということで勘弁して。

あと結城プロにもサイン貰ってお話したよ、画伯。

最後にこういう場を設けてくださった日本ペア碁協会、日本棋院、スポンサーのみなさま。
ありがとうございました。
毎年言っていますが、また来年も開催していただけるなら、
お金を払ってでも観戦したいと思います。

…ただし歩様が出場すればの話ですが。