第2次猿十番碁第5局「コメントにレスの形で」（1回目）

タイゼム4段のみんみんさんとhexaさんにコメントを戴いたので、
それにレスする形で少し遡って私の考えを披露したい。
ちなみに私はタイゼム初段ね。



まずみんみんさんご指摘のこの黒33で、
黒AからCがいいのではないかというご意見だが、
どれも白に響きが薄くて、あまり考えなかった。
「地合でも厚みでも白に勝るのだからいいじゃん」
と言われてしまいそうだが、
私はそういった打ち方が出来ない棋風…
というほどご大層なものでもないが、
それは私の方針に合わないと考えていただきたい。

黒33は先に述べたとおり「やや薄い」とみられる、
下辺白2子にプレッシャーをかけつつ、
右辺を模様化する意図。

右上は確かに弱いけれど、
黒Aぐらいではプレッシャーが弱く、
また白にDと詰められると打ち込みが残る。
だからといってそこでまた守りの手を打つのも気が進まない。

また黒Bは確かに右辺を地化しているが、
囲っているだけで、次の方針が立たない。

更に黒Cとここを打つなら実戦のようにハネていきたい。
しかしそれ以上にこの時点ではもう
「下にいった石にこれ以上付き合うのに飽きた」
というのが、ここをすっぽかした本音（笑）。
先にも書いた通りここは軽く見ているのである。
その後戻ってきたのと、一貫性がないのは認めざるをえないが…。

以上の見立てが正しいかどうかはわからないが、
とりあえずご意見戴いた上で、
もう一度この局面を打つとしても黒33か
あるいは別の手段で下辺にプレッシャーをかけることを考えると思う。