第66期名人戦第3局「もったいない」

毎日新聞と朝日新聞の初の共催ということで、話題を集めている第66期名人戦。

その第3局で深浦王位いわく、
「50年に1度の大逆転」
という、派手な逆転劇が生じたようだ。

しかし会員登録した有料サイトだけでしか棋譜を発表していないので、さっぱり興奮が伝わってこない。
いわば
「ラミレスの幻のホームラン」
を、記事だけで読んでいる状態。

アキラ竜王によると煽りほどではないということだがドラマ「ハチワンダイバー」の反響（当ブログへのアクセス数）をみても、その逆転の様子をリアルタイムで上手く流せば、かなり反響があったように思うのにもったいない。
先の棋聖戦第7局と同じで恐縮ですが。

そもそも共催になるということで、毎日新聞の有料中継と別に、
朝日新聞が独自に速報してくれるという期待があったのだが、
結局有料速報で共催と言う形になって、今のところその期待は大きく裏切られている。
無料にすればハッキリそちらに流れるという意識が、新聞社の側にもあるのだろう。

リアルタイムとはいわない。
せめて記事に棋譜がついていれば、少しでもその興奮が伝わるのに。
こういうのは共有する母体が大きいほど影響も大きいのに、それを限定する理由は何なのだろうか？

観戦記も「読み比べの利」というほどのものない。
読者には共催の意義がないように思うのだけれど、どうだろう？

でも全国各地で行われた（行われる）大盤解説会というのはいいね♪
西新宿の青空大盤解説会の復活希望。