対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

囲碁普及のジレンマ

2007-07-19 00:55:55 | 雑談
とりさん
日本棋院が発表した『囲碁をやると頭がよくなる』とか、どうでもいい
と書いておられた。
私も以前の記事と併せて「DA・YO・NE」(古)と感じたが、同時にちょっと棋院をフォローしてあげたい気もする。
この記事に棋院の、「囲碁普及」に対するジレンマを感じるからだ。

「囲碁」は単独では、なかなか継続して取り組んで貰いにくいという欠点を持っている。
表現の使い方が正しいかどうかわからないが、「ツカミが悪い」。

このブログにいらっしゃる碁打ちの方々も、囲碁のルールを覚えた初日に
「囲碁って、オモシレェ!!」
と感じた方は、そんなに多くないのではないだろうか?
最早そんな記憶は忘れてらっしゃるかもしれないし、生碁の機会がない私には憶測に過ぎないのだが…。

どれだけ「囲碁の面白さ」を早く発見できるかというのは、一つの才能だと私は思っている。
それは囲碁が「最後に地を多く保持している方が勝ち」という目的に対し、「囲う」と「石を取る」という、二つのプロセスがあるから。
この辺のアヤがわかるようになるまで、普通は結構時間を要すると思う。

だとするとそこに至るまで、プレーヤーを囲碁に繋ぎ止めておけるどうかという命題が生じる。

そしてその答えの一つが
ボケ防止になるし」

「梅沢先生萌え」「私のナイト(棋士)

ヒカルが…好きだから…」(アカリ)

といった付加価値の存在。
だからそれを棋院が喧伝するのも、しようがないと思う。

勿論、今回棋院から発表されたレポートに難点があったとすれば、そこは棋院が反省すべき。

しかしこういうジレンマがある以上、そういう部分で多少ジタバタしている棋院を、大目にみてやって欲しいとも思うのである。

正直もっと新しい…というより、柔軟なアイディアが欲しいけれど。