対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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ポケット手筋200(書評)

2005-01-14 01:30:53 | 棋書


ポケット手筋200(日本棋院:白江治彦)

今手元に本はないのですが(つまり購入していない)、将来もう一度解いてみたいと思っている一冊。

とにかく昨年(9月か10月頃)初めて解いた時の第一感は、「解答を読んでも訳わからん」。
前半の100問(基礎編)は正答率59%、後半の100問は正答率42%でした。
ちなみに「ポケット詰碁」の方は、全体を通して8割ぐらいです。
全然解けないので、最後のほうはちょっと解くのが苦痛に。
これは「詰碁」を解いているときには(たとえ解けなくても)なかった感覚でした。
私が馬鹿なせいでしょうか?

ひと目の手筋」の時のレビューと一部かぶりますが、まぁ、この解答を読んでもわかりにくいというのは手筋本の一つの宿命ではあるんですよね。
解答が数学的な明快さで示せるわけではないですから。
加えてこのシリーズはコストパフォーマンス重視なので、どうしても解答が簡潔になりがちです。
そういう意味で、当時全然わからなかったのはしょうがないのかも知れません。
実戦を積んできて手筋や「形」が少しわかってきた(つもりの)今なら、もうちょっと解けるかもしれないし解答の読み方も違うでしょう。
そしてさらにもう少し囲碁がわかってくれば、この本の評価も変わってくる。
そんな確信はあります。

でもやはり囲碁入門したて、あるいは初級者の方が「この一冊だけ」で手筋を会得しようとするのは効率が悪いような気がします。
「この一冊だけ」ならば「ひと目の手筋」を徹底的にやるほうが良いでしょう。
今後、またレビューするつもりですが、手筋に関してはこういった問題集のほかに、手筋を詳細に解説することを目的とした「教科書」的な一冊が必要かと思っています。

そしてその教科書と併読して利用すれば、この「ポケット手筋200」は、非常に良い本になるかもしれません。
コストパフォーマンスは「詰碁」と同じで、ピカイチですから。

また解いてみたら、初めて解いたときとの感想の違いをここに載せたいと思っています。
それまでは総合的な評価は保留させていただきます。