山遊びは楽しいのだがどうしてもいろんなリスクがついて廻る。
下手をすると命を落とすという事態が発生する遊びと言うことを忘れては駄目だ。
それをできる限りなくす為の道具、登山技術があるわけで、これなくしては
安全に遊べない。
道具と登山技術の基本的な物を書いてみよう。
15年程度の遊びで学習したから案外と役に立つと思う。
①道具
道がしっかりついている、山と高原地図の実線の山。
1.地図 山と高原地図程度で可
2.コンパス(山用の物)
3.ヘッドランプ
4.食料、水
5.雨具
6.ツェルトまたはレスキューシート
7.携帯電話
これだけは最低必要だろう。
さて何故1.2.が必要かというと、道迷いの可能性はどんな山でもあり得るからだ。
昔、丹沢の表尾根で塔ノ岳からヤビツ峠に歩いた時に危うくやりそうになったし、
他でも「あれ変だぞ」と引き返したことは何度でもある。
この時は開策小屋を過ぎてから水にえぐられた凹みを道と勘違いして谷へ向かって
降りようとしてしまった。すぐに気づいてあわてて引き返して何事も無く済んだが。
いったん迷ってしまえば1.2.が無ければお手上げだろう。
まして霧でも出てきた日には一歩も歩けない。
コンパスの使い方は下記参照。
http://www.echigoyuzawa.com/index37.htm
3.は帰りが遅くなる可能性は結構あるからだ。
これも丹沢だったが、オヤジ2人組みが花立山荘の前で3時過ぎにに休んでいた。
こいつらヘッドランプ持って無さそうだなあと思ってつかず離れず歩いたら
やっぱり持ってなかった。晩秋で日暮れが早いのを計算に入れてなかったのだ。
幸いランプはいつも2ケ(頭につけるのと手に持つもの)持って歩いているので
1ケを先頭のオヤジに持たせ、最後尾について歩いた。
渋沢でお礼に一杯奢って貰ったが、こんなとぼけたことはしないように。
特に晩秋からは日の入りがメチャ早くなるので怖いぞ。
暗くなってからは自然林と違って植林帯はまったくの暗闇だ。
自然林なら月明かりでも何とかなる可能性もあるが。
4.は当然だし、5.は雨の日はほとんど歩かないが防寒用として必ず入れている。
6.はテントを持っていればフライシートで代用可。実際俺もそうしている。
7.は歩いている途中で家に「今○○を通過」とメールする為の物。
歩くルートを書き残してくれば不要なんだが、もし変更したい場合に携帯が通じれば
メールすれば済む。
通じない場合は書き残したルート通りに歩かなくてはならない。
これさえやっていれば登山口に行方不明者として貼り出されることは無い。
藪山などの道がはっきりしていないか、まったく無い場合。
上の基本装備にロープと2.5万分の一の地図が加わる。
ロープは急な下降が結構あって、上からお助け紐的に使うか
本当に支点を取って懸垂下降気味に降りる必要に迫られる可能性が大だから。
2.5万は当然だろう。これが無ければ歩くルートの予測ができない。
それともっとも重要なのはこの地図の読図能力だ。
読図ができなければ地図は何の役にもたたないただの紙切れだ。
おれの場合はまったく駄目なので藪山は歩けないということになる。
経験豊富なY氏と一緒に歩くなら大丈夫だが、しかしこれも万一Y氏に
何かあったらとたんに遭難だ。
自分で読図ができるようにならねば本格の藪山は無理だなあ。
そのほかの沢登りや冬山は必要なギアが増えるだけだ。
道迷いと滑落だけは注意すれば防げるから、充分気をつけて家族を
悲しませないようにしよう。
それから万が一の遭難費用をまかなう保険も重要な必備品の1つだぜ。
この間やっと入ったが、15年近くも無保険でよく遊んだもんだ。
遭難一歩手前が数回、実質遭難だったのが一回あったんだから今考えると恐ろしい。
②登山技術
これは数をこなすうちに自然と身につくものが多いんだが、一つだけ挙げておこう。
ほかの事は自分でいろいろ学習してください。
一番役に立ったのは神奈川県山岳協会の沢登り教室に参加したことだった。
夏に遊ぼうと思って参加したが、3点確保を身につけたのは当然として
岩の上を歩くのが楽しくなったのが最も大きな収穫だった。
岩場歩きは大なり小なりあらゆる山にあるから、岩に慣れているのと
そうでないのでは歩くスピードが格段に違う。
前にも書いたがあの北穂から奥穂への途中の涸沢岳で恐怖で歩けなくなった女性を
サポートしたことがあった。
岩に慣れていればこんなことは起きないだろう。
沢登教室や岩登り教室はどこでもやっているだろうし、もしなければ
非常手段で山岳会に入って身につける手もある。
本当はこれが一番正当なのかもしれないが、どうしてもつるむのが嫌で
入らなかったし、今後も入らないだろう。
それが嫌でなければこの方法が良いだろう。
下手をすると命を落とすという事態が発生する遊びと言うことを忘れては駄目だ。
それをできる限りなくす為の道具、登山技術があるわけで、これなくしては
安全に遊べない。
道具と登山技術の基本的な物を書いてみよう。
15年程度の遊びで学習したから案外と役に立つと思う。
①道具
道がしっかりついている、山と高原地図の実線の山。
1.地図 山と高原地図程度で可
2.コンパス(山用の物)
3.ヘッドランプ
4.食料、水
5.雨具
6.ツェルトまたはレスキューシート
7.携帯電話
これだけは最低必要だろう。
さて何故1.2.が必要かというと、道迷いの可能性はどんな山でもあり得るからだ。
昔、丹沢の表尾根で塔ノ岳からヤビツ峠に歩いた時に危うくやりそうになったし、
他でも「あれ変だぞ」と引き返したことは何度でもある。
この時は開策小屋を過ぎてから水にえぐられた凹みを道と勘違いして谷へ向かって
降りようとしてしまった。すぐに気づいてあわてて引き返して何事も無く済んだが。
いったん迷ってしまえば1.2.が無ければお手上げだろう。
まして霧でも出てきた日には一歩も歩けない。
コンパスの使い方は下記参照。
http://www.echigoyuzawa.com/index37.htm
3.は帰りが遅くなる可能性は結構あるからだ。
これも丹沢だったが、オヤジ2人組みが花立山荘の前で3時過ぎにに休んでいた。
こいつらヘッドランプ持って無さそうだなあと思ってつかず離れず歩いたら
やっぱり持ってなかった。晩秋で日暮れが早いのを計算に入れてなかったのだ。
幸いランプはいつも2ケ(頭につけるのと手に持つもの)持って歩いているので
1ケを先頭のオヤジに持たせ、最後尾について歩いた。
渋沢でお礼に一杯奢って貰ったが、こんなとぼけたことはしないように。
特に晩秋からは日の入りがメチャ早くなるので怖いぞ。
暗くなってからは自然林と違って植林帯はまったくの暗闇だ。
自然林なら月明かりでも何とかなる可能性もあるが。
4.は当然だし、5.は雨の日はほとんど歩かないが防寒用として必ず入れている。
6.はテントを持っていればフライシートで代用可。実際俺もそうしている。
7.は歩いている途中で家に「今○○を通過」とメールする為の物。
歩くルートを書き残してくれば不要なんだが、もし変更したい場合に携帯が通じれば
メールすれば済む。
通じない場合は書き残したルート通りに歩かなくてはならない。
これさえやっていれば登山口に行方不明者として貼り出されることは無い。
藪山などの道がはっきりしていないか、まったく無い場合。
上の基本装備にロープと2.5万分の一の地図が加わる。
ロープは急な下降が結構あって、上からお助け紐的に使うか
本当に支点を取って懸垂下降気味に降りる必要に迫られる可能性が大だから。
2.5万は当然だろう。これが無ければ歩くルートの予測ができない。
それともっとも重要なのはこの地図の読図能力だ。
読図ができなければ地図は何の役にもたたないただの紙切れだ。
おれの場合はまったく駄目なので藪山は歩けないということになる。
経験豊富なY氏と一緒に歩くなら大丈夫だが、しかしこれも万一Y氏に
何かあったらとたんに遭難だ。
自分で読図ができるようにならねば本格の藪山は無理だなあ。
そのほかの沢登りや冬山は必要なギアが増えるだけだ。
道迷いと滑落だけは注意すれば防げるから、充分気をつけて家族を
悲しませないようにしよう。
それから万が一の遭難費用をまかなう保険も重要な必備品の1つだぜ。
この間やっと入ったが、15年近くも無保険でよく遊んだもんだ。
遭難一歩手前が数回、実質遭難だったのが一回あったんだから今考えると恐ろしい。
②登山技術
これは数をこなすうちに自然と身につくものが多いんだが、一つだけ挙げておこう。
ほかの事は自分でいろいろ学習してください。
一番役に立ったのは神奈川県山岳協会の沢登り教室に参加したことだった。
夏に遊ぼうと思って参加したが、3点確保を身につけたのは当然として
岩の上を歩くのが楽しくなったのが最も大きな収穫だった。
岩場歩きは大なり小なりあらゆる山にあるから、岩に慣れているのと
そうでないのでは歩くスピードが格段に違う。
前にも書いたがあの北穂から奥穂への途中の涸沢岳で恐怖で歩けなくなった女性を
サポートしたことがあった。
岩に慣れていればこんなことは起きないだろう。
沢登教室や岩登り教室はどこでもやっているだろうし、もしなければ
非常手段で山岳会に入って身につける手もある。
本当はこれが一番正当なのかもしれないが、どうしてもつるむのが嫌で
入らなかったし、今後も入らないだろう。
それが嫌でなければこの方法が良いだろう。