大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

銀山平~荒沢岳~兎岳~十字峡 2010年10月16日-17日

2010年10月18日 | 関東周辺
待望の荒沢から兎への縦走だったが、期待はずれかつ天気悪く、更に丹後山からの
急下降でいたぶられ散々の山だった。
下山日の午後は紅葉がたっぷり楽しめたのは良かったが。

2010年10月16日-17日 (1泊2日、テント、単独)

1.初日 銀山平-荒沢岳-灰吹山先で幕営
  9:25-10:30前山分岐-12:00岩場注意-13:20前-
  15:00荒沢岳15:10-16:50

浦佐からの奥只見行きのバスには新潟大WVOBの青年と2人だけだった。
これじゃあそのうち運行しなくなるかもなあ。
2人して(俺が先行したが)反対方向に歩き出してしまい20分ロスしてしまった。
まったくの勘違いで情けなかったが、まあ軽いウォーミングアッップと思えばいいと
2人して慰めあった。

前山へは色づいた中をゆっくり歩いて1時間で着いたが、青年はさすがに早く
歩き出してすぐに置いていかれた。
あいにくの天気で荒沢のピークも隠れているが、前のもっこりしたのは見えている。
歩き易い道を1時間半で岩場注意の看板に着いたが、丁度下山のオジンとクロスした。
この時間に降りてくるとはいくら軽い荷でも早いなあ。

岩場自体は慣れていればどうってことも無く、鎖に頼ったのは1,2ヶ所だけだった。
幸いにガスで下がまったく見えなかったのが良かったかも。
八海山の屏風道の方が手強かった感じがする。
この岩場よりも前からの登りがウンザリだった。
登れど登れど主稜線に出ないのだ。
あの利尻の登りと同じでこれほど疲れる登りは無い。

やっと飛び出た稜線を右の山頂方向を見ると、岩を積み重ねたような変な岩峰がある。
これを二つやり過ごしてから少しでやっと山頂に辿り着いたがもう3時!
テント場までは絶望となったが、どこでも寝られるので何てことも無いが、翌日の
下山がちと心配。
何の展望も無いので10分でさっさと先を急ぐが、最初から結構急な下りだ。
道はツガと笹の切り分け道でところどころ木に縦走路の黄色のプレートを打ち付けてある。
こんな道縦走路以外に無いだろうが、まったく木が痛くて泣いてるぜ。

結局こんな道が大半の縦走路なわけで、見晴らしの良い草地を突っ切る所もあるが、何で
一旦廃道になったか理解できた。
折角切り開いてくれた山岳会には申し訳ないが、俺としてはわざわざ刈り払う価値があったの?
という感想だ。
そんな退屈な道を黙々と歩いて5時前にテントを張った。
灰吹山を過ぎてすぐに小さな池が出てきて、そばに1張り分のりっぱなテント場があったが
もうちょっと歩いて雰囲気の良い草地にした。
さすがに1人用のテントは随分と狭いなあ。
しかし薄い布切れ一枚で立派なシェルターなんだから便利なもんだ。

朝のバスの中で女房とメールであの「ハートレー第二彗星」の位置をやりとりしたが
まったくの無駄だった。

2日目は明日アップ。



前夜泊った大和屋旅館の朝食


岩場注意の看板


鎖場(これより数倍長い鎖場あり)


荒沢岳山頂(無粋なタオルだった)


無駄なプレート


コメント
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