大戸越からの平治岳
岩場からのミヤマキリシマ
11日に平治岳に登ってきた。
ミヤマキリシマを一度は見ておきたかったのだ。
雰囲気の良い長者原からの道を使って坊がつるに入った。
新しい「休憩舎」ができていたが避難小屋と書いていないのが意味深だ。
コンクリートの打ちっぱなしで頑丈かつサッシの窓枠と網戸までついていた。
大船山の小屋は止めてこの新築の小屋で寝た。
今日は人も少なく藪漕ぎは止めて一般ルートを歩いた。
大戸越までは大した登りでもないのだが足が上がらない。
平治岳の登りは左のルートを使ったが最後が
直登かつツルツルでとてもじゃないが降りには使えずに左の道を降りた。
途中で登ってきた男がこれは登り専用だといったが
混んでないからどうってこと無いだろうと言い返す。
実際こちらの方が降り向きでないか。
頂上と思っていたらもうひとつ先のピークがそうらしい。
しかしそこらじゅうがピンク色している。
それでも蕾が結構あるからまだ満開状態では無いみたいだ。
地元の人が去年と比べたら全くダメといっていたが時期が早すぎただけだろう。
これだけ咲いていれば雨にも遭わずに見られたんだから俺は充分に満足だ。
山頂に着いて三俣山方面へ続くか細い道を辿って岩場まで歩き写真を撮った。
最初のピークからはミヤマキリシマの藪漕ぎ状態なのだからその密生度がわかるだろう。
全山ピンクに染まったらそれは素晴らしいだろうがうまくタイミングがあわない。
いつでも登れる地元の人が羨ましい。
吉部からの入山が時間も短くて一番の利用者数らしい。
小屋は独占と思っていたら一人寝るらしい。ザックが置いてあり何処か登っているみたい。
メシにしようと準備に入ってビックリ。ナイフを持ってきてなかった。
同宿人の帰りを待つがなかなか戻ってこない。幕営者が来てしばし雑談。2連泊するらしい。
テントも金曜日なのに15張りもある。学生の団体がいてうるさそう。
彼が帰ってからやっと同宿人が戻ってきた。平治岳に行ってきたらしい。
聞くと二日市の人で車とのことで帰りの便乗を3、000円で頼みOK。
O氏といいフィルムをつかっているらしくなかなか本格。
休みがとれれば海の日に大雪に行くとのことで白雲のテント場で一緒になるかも。
白雲のテント場は使いたくなかったがやっぱりここに寝ないとうまくいかない。
天人峡への道を歩きたいらしいが、2人とも見たい場所は一緒だった。
O氏によると今年は花芽の数が少ないらしく、このまま終わる可能性もあるといっていた。
ミヤマキリシマの開花状態 6月11日現在
1.平治岳 7分程度(実見)
2.大船山 蕾状態(伝聞)
3.立中山 満開(伝聞)
平治岳の7分といっても当然ながら個体差はあり、終わっているのも相当にあった。
ミヤマキリシマを前景にした黒岳、大船山、久住山、三俣山が格好いい。
時間的に立中山にも行けなかったし、大船山の米窪巡りもできなかった。
連泊してユックリ楽しまないと駄目だ。
今回は同窓会と抱き合わせなので仕方が無いが次回はそうしよう。
翌日はすがもり越えまで登り返してO氏が車を置いている大曲まで歩いた。
7時前に出たので三俣山の西面のミヤマキリシマを見に行こうという事になったが
足が上がらず一人で行ってくれと頼む。しかしガスが出てきて結局彼も行かなかった。
時間が早くていつもの温泉は開いていないらしくてあの懐かしい筋湯へ。
300円でコインに換えて回転ドアで入場というのにビックリ。
昔どおりにお湯が落ちており、のんびり2人で貸し切り状態。
途中のウドン屋で腹を満たし、お礼の金を渡そうとしたが千円でいいとの事でただ感謝。
道中は大雪の話で盛り上がった。去年の白馬では雨にたたられて散々だったらしい。
遠いとなかなか上手くいかないよなあ。
来月の大雪だって雨が降ったらお手上げ。晴れるのを祈るだけだ。