何せあの足尾山地にクマがいると言うんだから。
足尾銅山の坑道用に木が切り尽くされ、
残った木も工場からの亜硫酸ガスで枯れてしまった。
その禿山を昭和30年から再生させる活動が始まった。
草や木の種を入れた野球のベース状の物を敷き詰めて
順々に再生させて行き、60年経過した今はクマまで
暮らしてるんだから素晴らしい。
25年?間この山域に通い続ける男性の記録が主だが、
結構見せる映像だった。
特に冬眠明けの時期に、蟻を食べるのに石を引っくり返すんだが、
大き目の岩を母熊が落として子グマを直撃したのには驚いた。
右足に怪我をしたが何年後かに元気な姿を見せていた。
自分より大きな岩の直撃でも死なないクマには感心。
それと雄が子連れの雌を獲得する為に、
子グマを殺すシーンが出てきた。
ライオンが殺すのは見た事があるが熊のはなかなか珍しい映像だと思う。
これだけ大規模な山の再生事業は世界でも珍しいかも。
一度行って見てみないと駄目だな。