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東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

世界から見た皇室―令和の御大典を寿ぎて(加瀬英明のコラム)

2019-09-22 | 日本の素晴らしい文化
2019.09.20 私は昭和天皇が崩御されて、殯宮伺候(ひんきゅうしこう)の1人としてお招きをうけたほかに、何回か新宮殿にあがったことがある。 私はそのたびに、ヨーロッパの絢襴豪華な宮殿や、歴代の中国の皇帝が住んだ北京の故宮と較べて、日本の皇居は何と違うのかと痛感する。 新宮殿のなかには金銀に輝く装飾や、人々を威圧する財宝が一つもない。神社の雰囲気が漂っている。 皇居の杜に囲まれた宮殿の建 . . . 本文を読む

なぜ日本人には虫の「声」が聞こえ、外国人には聞こえないのか?(国際派日本人養成講座)

2019-09-07 | 日本の素晴らしい文化
誰しも一度は耳を傾けたことがある、虫の声ですが…、この虫の鳴き声を「声」として認識できるのは、世界中で日本人とポリネシア人だけという事実をご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』では、そのメカニズムを紐解きながら、わたしたち日本人の「全世界に対する責務」についてが論じられています。 日本語が作る脳 東京医科歯科大学の角田忠信教授が、19 . . . 本文を読む

日本を守る④ 日本最大の脅威は「憲法」(加瀬英明のコラム)

2019-08-25 | 日本の素晴らしい文化
2019/08/21 日本が直面する最大の脅威は何だろうか? 中国でも、北朝鮮でも、ロシアでもない。 正解は日本国憲法だ。こんな間抜けた憲法を戴いている国は、世界に日本しかない。 イギリスの大歴史家トインビーは、「古代ローマ帝国を滅ぼしたのは、帝国の辺境を脅かしていた野蛮人ではなく、国内で“パンとサーカス”の享楽に耽(ふけ)っていた野蛮人だった」と、ローマ国民だったと断じている。 日本国民の . . . 本文を読む

「三種の神器」が示す「和の国」ぶり 我が国の「和の国」ぶりは、すでに神話の中で示されている(国際派日本人養成講座)

2019-08-21 | 日本の素晴らしい文化
■1.遠い神代につながる三種の神器の由来 本年5月1日午前10時30分、新帝陛下が皇位の証(あかし)として三種の神器を引き継がれる「剣璽等承継の儀」が執り行われた。 完全な沈黙の中で、三種の神器のうち草薙太刀(くさなぎのたち)と八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、および、国璽(国家の印章)と御璽(天皇の印章)が御前の白木の台に置かれ、その後、陛下の御退出と共に、それらも運び出される、という5分程 . . . 本文を読む

国民が互いに心と情を分かちあう国に(「加瀬英明のコラム」)

2019-08-08 | 日本の素晴らしい文化
今日の社会は、お金とハイテクノロジーによって、支配されている。右を向いても、左を見ても、お金とハイテクノロジーだ。 ほとんどの人にとって、人と人との繋がりも、金による。お金もハイテクノロジーも、数字によって成り立っている。だが、お金やハイテクノロジーや数字には、心も情もない。 私たちの身の回りのあらゆることが、数字によって計られている。老後は貯蓄が二千万円なければ暮してゆけないとか、経済成長率 . . . 本文を読む

「和の国」の民はこう生きる 〜 フランクル心理学から 我が先人達が理想とした生き方は、西洋の現代心理学にも通ずる普遍的な智慧だった(国際派日本人養成講座)

2019-08-05 | 日本の素晴らしい文化
■1.現代心理学と「一燈照隅 万燈照国」 筆者が講演の結びに必ず引用する言葉がある。「一燈照隅 万燈照国」である。一本のロウソクはほんの一隅しか照らせないが、そのようなロウソクが1万本も集まれば国全体をも照らすことができる、という意味である。 もともとは最澄の「一隅を照らす 此(こ)れ則(すなわ)ち国宝なり」(社会の一隅を照らす人は国の宝である)」を、昭和の陽明学者・安岡正篤(まさひろ)師がア . . . 本文を読む

「五箇条の御誓文」〜 国難突破と万民保全 幕末、敗戦後と二度の国難を、我々の先祖は国是「五箇条の御誓文」のもとに力を結集して乗り越えてきた(国際派日本人養成講座)

2019-06-16 | 日本の素晴らしい文化
■1.国難突破と万民保全のための「国是」 近代日本における二度の国難を、我々の先人たちは簡潔明解な「国是」のもとに国民全体の力を結集して乗り切ってきた。 一度目の危機は、幕末に西洋諸国が植民地化の触手を東アジアにまで伸ばしてきた時。ここで明治天皇が掲げられた国是が「五箇条の御誓文」だった。 御誓文が発布された明治元(1868)年3月14日は、翌日には新政府軍による江戸城総攻撃が予定されていた . . . 本文を読む

「昭和天皇が戦後占領下で発した詔勅の意味を汲みとることが令和時代の課題だ」(櫻井よしこ 『週刊ダイヤモンド』 2019年5月18日号)

2019-05-18 | 日本の素晴らしい文化
2019.05.18 (土) 御代替わりと長い休日で沢山の本を読んだ。その1冊、『昭和天皇 二つの「独白録」』(東野真著、NHK出版)は1997年6月放送の「NHKスペシャル」を基にした作品だ。NHKの報じる歴史物にはおよそいつも独特の偏りと臭気を感じるが、約20年前に出版された本書も例外ではない。それでも考えさせられる著作だった。 「昭和天皇独白録」といえば、90年12月号の「文藝春秋」のス . . . 本文を読む

「新天皇が置かれていた教育環境の酷さに日本の将来への不安を抱く」(櫻井よしこ 『週刊ダイヤモンド』 2019年5月11日号) 

2019-05-16 | 日本の素晴らしい文化
2019.05.11 (土) 「平成」から「令和」へ、5月1日に御代替わりとなった。新しい天皇陛下と皇后陛下はどのような天皇・皇后になられるのか、お二方が目指しておられる天皇・皇后像とはどんなものなのだろうか。 そこで気になるのが歴代の天皇が幼い頃から受けてこられた帝王学である。端的にいえば、人の上に立ち国民の心の安定と統合の求心力となることが期待される方々の学びとはどんなものなのか。昭和天皇 . . . 本文を読む

「令和」の御代にこそ憲法改正を期する(加瀬英明のコラム)

2019-05-12 | 日本の素晴らしい文化
早春に80代の親しい婦人の夫君が、長い闘病生活の後に亡くなった。医師だったが、歌人でもあった。 私は悲嘆に暮れる夫人に、万葉集の一首の「行く方なき空の煙となりぬとも 思ふあたりを立ちは離れじ」を手渡して、慰めた。私は万葉集に親しんできた。皇子が恋した娘に先き立たれて、口ずさんだ歌である。 4月1日に、新しい元号が発表された。万葉集が出典だった。私は日本の歴史ではじめて、元号を中国の漢籍ではなく . . . 本文を読む

平成最後の日に伝えたい「天皇の師」小泉信三の教え(田中秀臣 上武大学ビジネス情報学部教授)

2019-04-30 | 日本の素晴らしい文化
「平成」という時代が終わる。平成は経済が停滞したこと、そして日本が大規模な災害に直面したことでも記憶に残る時代となるだろう。個人的な思い出も含めて、一つの時代が終わることに、深い感慨を誰しも抱くに違いない。 平成の経済停滞と大規模災害を振り返るとき、参照すべき一人の人物を想起する。経済学者の小泉信三(1888~1966年)である。 小泉は、天皇陛下の皇太子時代に影響を与えた師として、今日では有 . . . 本文を読む

安岡正篤『人間を磨く』を読む 人間を知らない人間の作った世界の不幸から人間を救い出すために(国際派日本人養成講座)

2019-04-29 | 日本の素晴らしい文化
■1.「無意味な読物、音楽鑑賞、映画見物などが病癖になって」 最近の電車の乗客は10人中8、9人は携帯を覗いている。音楽を聴いている人は以前から多かったが、最近ではテレビや映画を見ている人も増えてきた。先日非常に真剣な顔で画面に向かっている中年男性がいて、どうしたのかと思って画面を見たら、ゲームの最中であった。この光景から思い出したのが、次の言葉である。 夙(つと)に誰か、A・ハックスリーだっ . . . 本文を読む

「福澤諭吉論に見る、皇室と国民の関係」(『週刊新潮』 2019年4月18日号 櫻井よしこ)

2019-04-18 | 日本の素晴らしい文化
2019.04.18 (木) およそ150年前、日本人は列強諸国の脅威の前で、潰されず呑みこまれず、祖国の未来を確固たるものにしようと必死の想いで努力した。徳川幕府の統治から転じて天皇の権威の下に皆が結集して、明治維新という大変化を乗り切った。おかげで日本は大半のアジア諸国とは異なり、辛うじて独立独歩で前進できた。 国の形が大転換したとき、先人たちはどんな発想で国家、民族の一体性を守り通したの . . . 本文を読む

「穏やかさと優しさの新元号「令和」」(『週刊新潮』 2019年4月11日号 櫻井よしこ)

2019-04-13 | 日本の素晴らしい文化
2019.04.11 (木) 資料を午前中一杯で読み終えて午後は執筆にかかろうと、早朝から書斎にこもっていた。しかしそれどころではない。上空をヘリコプターが飛び交い、騒然たる状況だ。新元号の決定と発表の日であるから、当然だろう。 落ち着かなくなり遂にテレビをつけた。時々刻々、状況が伝えられ、多くの人々が発表を待ちわびていた。皆、同じ気持ちなのだ。4月1日は新元号の発表日で、新天皇のご即位はひと . . . 本文を読む

(突破する日本④ 八木秀次)新元号『令和』 「日本が天皇を戴く国柄だ」と国民が実感

2019-04-06 | 日本の素晴らしい文化
2019.4.5 新元号を発表する菅義偉官房長官=1日、首相官邸(古厩正樹撮影) 新元号「令和(れいわ)」の発表を受けて、すでに「令和ブーム」が起きている。予想通り、国民の大多数は好意的に迎えたようだ。やがて自らの諡(おくりな)となる皇太子殿下も、政府からの報告を「にこやかにお聞き届けいただいた」(西村泰彦宮内庁次長)という。 今回の改元は、天皇陛下のご生前での譲位という約200年ぶりの事態 . . . 本文を読む