kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

映画『バトルフロント』を観て

2014-08-09 18:07:19 | 映画・ドラマ、アクション

14-67.バトル・フロント
■原題:Homefront
■製作年、国:2013年、アメリカ
■上映時間:100分
■料金:1,100円
■鑑賞日:8月9日、ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷)

 

□監督:ゲイリー・フレダー
□脚本・製作:シルヴェスター・スタローン
◆ジェイソン・ステイサム
◆ジェームス・フランコ
◆ウィノナ・ライダー
◆ケイト・ボスワース
◆フランク・グリロ
◆クランシー・ブラウン
◆ラシェル・ルフェーヴル
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
シルヴェスター・スタローンが製作と脚本を手掛けたアクションサスペンス。この世を去った妻の故郷で一人娘と静かに暮らしていこうと決意した麻薬潜入捜査官だった男が、自分たちを執拗(しつよう)につけ狙う麻薬密売人を相手に壮絶な戦いを挑んでいく。主演に数多くのアクション作を誇るジェイソン・ステイサム、彼と対峙(たいじ)する密売人に『127時間』などのジェームズ・フランコ。その脇をウィノナ・ライダーやケイト・ボスワースら実力派女優が固める。

元麻薬潜入捜査官フィル・ブローカーは一人娘マディのことを思い、かつての仕事や過去を忘れ再出発を決意、亡き妻の田舎で新たな生活を始める。だが裏で町を牛耳る麻薬密売人ゲイター・ボーダインは、ある企みのためブローカー親子に近づいていく。平穏な暮らしを望むフィルだったが、マディに危険が迫り、彼の怒りはついに臨界点を超える。最愛の娘を守るため、フィルは容赦なしに迫りくる脅威にたった一人で立ち向かっていくのだった……。

ブローカーがそもそも一人娘のマディと二人で妻の故郷に移り住んできたくだりは彼がインターポールの潜入捜査官として密売人との壮絶な戦いを繰り広げてきたことが紹介される。田舎町で平穏な生活を送るはずだったのに、マディが通う学校での子供の悪戯がきっかけでモンスター・ペアレンツに絡まれてしまい、この母親の兄ゲイターが町を牛耳る裏組織のボスで警察官も彼には逆らえない。表向きは修理工場経営者だが、裏では麻薬の密売組織を率いていることから、ブローカー父娘をこらしめる積りでゲイターに頼んだのに、何故か、ブローカーの素性が割れてしまい、そこから壮絶な戦いに繋がるという展開。
ここでのステイサムは父親として一人娘を可愛がるどこにでも居る父親像を演じている姿が、彼の従来の作品とは異なる点と言えるかも。元々はエクスペンダブルズ・シリーズで共演したスタローンが自分で演じるために書いた脚本だったのを、ステイサムが演じるに相応しいと思ったことから彼に主役の座を譲った経緯があるそうだ。

物語のスケールは田舎町で展開されるだけにこじんまりとしているが、それでもステイサムの屈強さが強調されている。共演陣ではゲイターを演じるのが善人役が多いジェームス・フランコ、その妹役にケイト・ボスワース、娼婦役にウィノナ・ライダーらが配されている。この妹、かなり強烈な個性の持ち主でダラしない夫を罵倒するモンスター・ペアレンツを個性的に演じている。こんな母親に育てられながらも父仕込みの格闘技を身に付けているマディに倒された息子も如何にもいじめっ子な感じだがどんな大人になるのか心配だ。

この映画がシリーズ化されるかは未定だが、これと言った特徴の有るキャラでは無いのでこれだけにした方が良いかもね。ステイサムの父親姿、良かったです。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ふじき78)
2014-11-23 22:29:17
リチャード・リンクレーター監督に12年かけて撮ってもらいたいのはこの二つの家族の方だな。
返信する
Unknown (kintyre)
2014-11-23 22:56:21
>ふしぎ78さん

リンクレーター監督は家族関係を撮らせれば上手い
ですからね。ケイト・ボスワースのモンスター母の
演技が凄かったですね。
返信する

コメントを投稿