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一川防衛相、不適切発言の沖縄防衛局長更迭も野党は防衛相の問責案提出の動き

2011-11-29 23:34:05 | 時事ニュース・国内

一川防衛相は、防衛省で記者会見し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、同省の田中聡沖縄防衛局長が記者団との非公式な懇談で不適切な発言を行ったとし、同日付で大臣官房付に更迭したと発表した。及川博之沖縄防衛局次長が当面、局長の事務代理を務める。

一川氏は、記者会見で、更迭理由について「弁解の余地はない。引き続き沖縄の業務を担当させるわけにはいかない」と説明。「県民のみなさんに心からおわびしたい」と謝罪した。自らの進退については「懸案事項を責任をもって進める」と辞任する考えがないことを強調した。評価書の年内提出方針については「今年中に提出できる準備を進める方針に変わりない」と説明した。藤村修官房長官も同日の記者会見で「今その(年内提出の)ために準備している」と述べた。

そもそも沖縄防衛局主催の記者団との宴席での非公式(オフレコ)での懇談会、宴席での会話という気軽さも手伝って田中局長も舌が滑り過ぎた。オフレコ取材の内容をばらしてしまい道義的にどうかな?って同情する部分も多少残りますが、やはり、この発言は防衛省の沖縄担当責任者の発言としては不適切である。第一、何でワザワザこういう例え話になるのか、「(性的に)犯す」という行為そのものが女性の人権を蹂躙しており重大な犯罪行為であり、そういう話を記者相手にしてはこういう結果を招くのはいくらオフレコ取材でも覚悟しなければ成らなかず、脇が甘かったではすまされない話だ。
特に、沖縄と政府の間では普天間の移設問題を巡って、自公政権時代から微妙な関係が続き、自公政権では腫れものを触るような対応であったのが、民主党首相の鳩山氏が就任以降理解不足なのか沖縄県民の感情を逆なでするような今回の不適切発言で、沖縄県側が態度を硬化させてくるだろう。

一川防衛相は険しい表情で田中局長更迭を発表したが、その大臣自身の就任以来続く防衛大臣の資質を疑う様な数々の発言や、ブータン国王夫妻の皇居での晩餐会をすっぽかしたり等で、自民党を中心とした野党が一川防衛相の問責決議案提出を検討しており、早ければ週明けにも参議院に提出され可決されるだろう。
問責決議は可決されても従う義務は無いが、問責された大臣が居座り続けると、今度は野田首相の任命責任が追及されかねず、野田政権は厳しい政権運営を強いられる。



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