kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

西武低迷の原因を探る~打者編

2011-07-16 15:53:20 | 野球・埼玉西武ライオンズ2011

<勝利への執念>

今日も負けてしまい借金は遂に「11」という前代未聞の恥さらしな成績ではファンの不快指数もうなぎ昇りで血圧もイライラも上がる一方だ。

監督やコーチからも今年のスローガンである「勝利への執念」は全く見られないのは残念だ。決して負けが混んでいるからでは無く、TV中継や試合後の監督のコメントからも「執念」は感じられませんよ!

○併殺打の多い打線(7/16現在)
栗山11
中島9
中村5
フェルナンデス6
浅村6
銀仁朗4
片岡2

埼玉西武48
千葉ロッテ47
オリックス41
東北楽天41
福岡ソフトバンク34
北海道日本ハム28
当然ながら得点を上げるには走者を出して(溜めて)安打を放つのが常識であるが、チーム低迷の原因はやはり得点機に打てない打線である。併殺打の数を例にとれば分かるように多すぎる。左打者の栗山が多いのは、好機に引っ張って2ゴロが多い印象が強いし、ナカジの併殺打の多さは去年もそうだった。
ハムやSBのような上位球団は当たり前のように併殺打が少ないから点が入る...ってことですよ。
○得点圏打率(7/16現在)
中島.338
栗山.333
浅村.256
中村.230
フェルナンデス.235
片岡.214
銀仁朗.156
得点圏打率とは走者2塁若しくは3塁においての打率であり、その打者のチャンスでの強さを示す数字である。ただし、この数字は走者1塁での打率はカウントされず、試合展開(点数差)に関係無くはじき出される数字である。西武では中島と栗山の数字が高く、栗山は交流戦の途中で4割を超える打率を一時誇っていて5番に起用されたが、それ以降は下降線の一途を辿っている。
栗山も中島も積極的に打ちに行きミートも上手い打者である半面、打ちだしたらバットが止まらず正面に強い打球が飛ぶと併殺になる打者でもある。中村はリーグ2冠王であるがソロ本塁打が多く本塁打数の割には打点は多くない。
得点圏での打撃が重要なのは当然であるが、得点圏でどういう打撃をするのか?また、ベンチはどういう作戦を打者によって計画するのかも合せて大事である。

打線の課題は得点圏での成績を上げることで、7/13のQVCマリンでのマリーンズ戦はその典型的な一例で、確か、満塁機が10打席もあったのに全て凡退で敗退。今年は統一球で打球が従来ほど飛ばず、中島や中村の長打力に頼っていた打線は悲惨だ。
しかし、ベンチワークにもキレが無い。エンドランや盗塁など西武のお家芸である作戦も殆ど無く、「本塁打待ち野球」「ヒット待ち野球」では得点力は上昇しない。「勝利への執念」というスローガンは、選手へ向けたものであるがベンチにも勝利への執念が足りないのは明白だ。投手出身の監督を打撃コーチやヘッドコーチがサポートしないといけないし、スコアラーの分析力はどうなのか?光山バッテリーコーチの配球論、小野・石井投手コーチの指導力にも疑問を感じている。

今のチームは投打が全く噛み合っていない。投手が抑えれば打てず、打線が打てば中継ぎが奮起出来ずに負け、序盤の失点を打者が跳ね返せずに負ける、そんなパターンの繰り返し。
西武ファンのストレスは溜まりっぱなしですが、選手には泥くさいプレイで一塁を駆け抜け、次へ繋ぐ気持ちで打席に入り、コーチらはぶれない的確な指示を出し、チームが一体となって「勝利への執念」を見せることが第一。監督も選手の不甲斐なさを嘆くばかりでは無く、自分の作戦の拙さをまずは嘆くことです。
昨年の序盤に東京ヤクルトが高田監督(当時)から小川代行へと替わった途端に快進撃が続いているのは、小川代行(その後、監督に昇格)の素直で飾らない性格と選手のミスを嘆かない、責任を転嫁しない姿勢が貫かれているからですよ。
幸いにも、今はCS制度があるので1,2位は現状では難しいけど頑張って「勝率5割以上」「Aクラス」だけはクリアして下さい。貧弱な目標だけど、まずはそこからです。



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2 コメント

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内閣総辞職は間違いないでしょう (rs422a)
2011-07-17 23:33:44
球団としては成績は最下位で球場に客が来てくれれてグッズが売れれば最高ですね。
そういう意味では渡辺監督は最高の貢献度です。
でもシーズン終了後は総辞職は間違いないでしょうね。
主力選手たちはまだまだ老け込む年齢ではないのにいったい何を練習しているのか実に不思議です。
外国人の方々はもう出場させるだけ無駄なので帰国してほしいですね。
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>内閣総辞職は間違いないでしょう (kintyre)
2011-07-18 09:41:13
こんにちは、元気の無いkintyreです。
ナベQ監督は就任一年目こそは、圧倒的な強さでアジア王者にまで上り詰めましたが、その後の功績?は「菊池」「大石」の1位指名成功だけかな?
現在の低迷は首脳陣の能力不足と共に、フロントの主力級補強を怠っているツケも同時にありますね。
外国人選手はシーズン途中でもハムの様に獲得するのが「勝利への執念」ですよ。現状では残留可能な選手は皆無です。
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