チ ー ム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 |
埼玉西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 | 5 |
北海道日本ハム | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
【責任投手】 ハムは初回に良い形で涌井の立ち上がりを攻めて2点を奪い、ダルも7回1失点と力投したが9回2死で抑えの武田久が追いつかれ、最後は榊原で落としてしまった。ダルから増井、武田久、榊原への継投はハムの必勝パターンであるが、この継投で落としたのはショックだろう。今オフにメジャー移籍が濃厚とされているダルは、今日の登板がハムの投手として日本で最後の登板となった可能性が高くなった。
○牧田1勝
●榊原1敗
【戦評】
これぞ勝利への執念だ!海の向こうのWシリーズが終わったその日(ナ中2位のカーディナルスが優勝)に、やっと始まったCS1ステージ初戦。最終戦で対戦相手のハムの協力もあって、際どく「髪の毛1本以下の差」で3位に滑り込んだ我らが埼玉西武ライオンズ。ここまで来たらもう我武者羅に失うものはないので、そういう気持ちでプレイして、ハムから頂いた恩を「仇で返す」べく頑張ってもらいたいです。
先発は予想通りダルと涌井の対決。御存知の通り、涌井はシーズン9勝に終わり今季の戦犯の一人ですが、CSで少しでも挽回するには頑張ってチームに貢献するしか無いのだ。
その涌井は立ち上がりにいきなりクリーンアップに3連打を許し2点を先制される苦しい展開。相手のダルの防御率が1点台なので、早くも「敗色濃厚?」か?ってな感じでTV観ていました。但し、2回以降は追加点を与えなかったが、6回に無死1,3塁とピンチを迎えると涌井を諦めて、稲葉に左打者に弱いグラマンをぶつける不安一杯の交代劇。それでもグラマンは稲葉を遊ゴロに仕留め、岡本篤にスイッチ。ここでも岡本篤は後続を断って無得点で切り抜けたが、後々、この継投が効いてきた。
西武はダルの150キロ超を連発する直球とスライダー、カットボール、チェンジアップなど多彩な変化球が見事に制球され5回1死まで完全に抑え込まれた。この5回にフェルと大崎の安打で2死1,3塁となるも、代打坂田は逃三振。一体何をしに代打に出てきたんだ?明日は出番無いぞ!!!
7回、先頭ナカジの2塁打とフェルのタイムリーで待望の1点が入り、ダルは投球数が100球を越えたのでこの回限りで2番手増井へと繋ぐ展開に。8回はクリのゲッツーでチャンスを逸したが、9回に「勝利への執念」が実を結んだ。
ハムは2-1の1点差で予定通り武田久を投入。1死無走者でナカジが際どく選んで四球を得る。中村三振で2死1塁と絶体絶命の場面も、好調なフェルは今度は引っ張って三遊間を破り2死1,2塁。続く浅村は1-1から武田久の外角高目に抜けた直球を振り抜き、起死回生の同点タイムリーとなって右翼席に陣取った西武ファンを喜ばせた。これぞ「勝利への執念」で、キャプテンからフェルへと繋いで浅村が見事に繋いで延長戦へ突入。
延長11回、登板過多の榊原は球のキレも悪く球速も上がらず先頭の阿部を四球で出す。ここで中島主将のライトへの2塁打で無死2,3塁となって中村敬遠の満塁で、フェルのセンター前打で2点を追加し更に星孝の中犠飛でダメを押して3点追加。
11回裏、ハムもクリーンアップに打順が回ったものの牧田が無失点に抑えてCS第1ステージは西武が制した。
逆に西武はダル先発の今日は負けてもやむを得ない覚悟で臨んだ筈だが、その試合を取れたのは収穫だ。明日は、武田勝と西武はハム戦に相性の良い西口だ。11勝でチームの勝ち頭西口で福岡行きを決めましょう!!!
【フェルのコメント】
「自分たちにとって重要な試合になることは分かっていたので、素晴らしいシャープなスイングができるように意識しました。そして涌井選手が試合をつくっていくことができたので、助けになってうれしいです。
このシリーズは先勝したチームがアドバンテージをもらえると思うので、自分たちが素晴らしい試合運びをして勝ちをつかめたのは大きいと思います。
(11回は中村剛也の敬遠の後に回ってきたが?)相手チームにとってもタフな状況で、(相手)監督の考えは歩かせてダブルプレーを取るということだったと思うので、自分でやりすぎずに、シンプルに打っていこうと考えていました」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます