「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

弘前からKちゃん一家が来院、お母さんの指圧習得に期待します

2016年05月13日 | 指圧の活動

 去年8月に青森県弘前から、埼玉の治療院へ初めて来られた二分脊椎症のKちゃん(小学3年生)。今回、Kちゃんの2回目の指圧治療と、お母さんが覚えた指圧を再度勉強するために来ました。一行はお父さんとお母さん、Kちゃん、元気な弟クン(1年生)です。またまた前回と同じく、はるばる弘前からお父さんが運転する車でやって来ました。
 
初めて電話でオファーがあったときから約2年が経ちました。久しぶりに会った親子は、徹夜で走ってきたのにとても元気。2回目とは、思えないほど心が通いあう家族です。 

 この前こちらで覚えて帰った指圧を、弘前で実践し効果を感じていたようです。嬉しい限りです。ただ難しくて、自分自身で納得がいかない点が多かった。そこで再度、覚えたいということでした。やはり1回ではただ指圧点を覚えただけで、細かいことまでなかなか分からず、迷いや疑問だらけなのは当たり前でのことです。
 
前回あんまりはっきりしなかったKちゃんの腰の不思議な硬さが、今回は圧してハッキリ分りました。お母さんが一生懸命圧していたことが功を奏したと感じ、「母心」の一念の素晴らしさに確信を持ちました。お母さんが子供を圧すための指圧の手順も、基本だけではなく応用編も覚えてもらいました。これでより効果的に圧すことができるようになると思います。今後に大いに期待したいところです。 

 この日、まずお母さんの指圧をしました。圧している途中でも、話は尽きません。
 
つぎにKちゃんの治療です。ほどなく眠さを我慢し始めた様子です。頑張り屋さんのKちゃん、「眠ってていいのよ」との言葉かけるとホッとしたようで、しばらく眠りながら受けていました。車で眠って来たとはいっても、さすがに身体は疲れていました。2回目なので順調に終了でしました。途中、スタッフの好意で、遠路運転して来た疲れを取ってあげようと、お父さんの両足を丹念に圧してあげました。終えて一言 「うわー、軽!」 指圧の良さの一端を感じて貰えてよかったと思いました。 

 2日目、Kちゃんは治療院に来るなりニコニコして、「おはようございます。今日もお母さんから圧すの?」
 
どうやら、遊びに行きたいと思っているようです。この日、Kちゃんは、患者と指圧モデルの一人二役をみごとにこなしました。連日治療の効果をしっかり確認できることも、とてもよかったと思います。Kちゃん、きっとよくなると思いますよ。

 また、9月に再会を約束しました。それまで、ぜひ頑張ってほしいと思います! 


弘前から来院したKちゃん一家、9月の再会を約束してバイバイ

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