写真の書の読みは「キチジョウフウ」でしょうか、「キッショウフウ」でしょうか? 地名の読みは「吉祥寺(キチジョウジ)」ですね。薬師寺(?)にあるのは「吉祥天女像(キッショウテンニョゾウ)と読むと、中学時代の先生が口を酸っぱくして言っていたのが忘れられない。
ネットで調べてみたけど両方の読み方があるようにも思える。いずれにしても「おめでたい風」、あるいは「おめでたいことの兆しとしての風」でしょうか。これは私の書の師匠で歌人でもあるHS先生が揮毫(きごう)してくださったものです。素敵な言葉と書です。
振り返るとこの2年の間に、生活は「コロナ禍」のために様変わりしてしまいました。もう少し我慢をしていけば、元の生活が戻ってくるのでしょうか。そこかしこで否定的な声が聞こえることもあるこの頃です。コロナによって世界中がストレスにさらされています。
あろうことか、その上に「ロシアVSウクライナ」の戦争まで勃発してしまいました。映像で見る惨状には言葉を忘れてしまいます。しかしこの娑婆世界で生活する以上、暗い気持ちになってはおれません。今年こそ「吉祥の風」が吹くことを願い、治療院ではこの書を掛けています。
こんな時だからこそ、日々の仕事に心を込めて、1人でも多くのかたに喜んでいただけるような指圧をしていきたいと思っています。