― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

安らぎフレーバー  ― 君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね ―

2010-03-27 | 飲食 に関するお話
前々回載せた SMAP の歌のように、「お茶でも しませんか?」 と言われたら、コーヒー紅茶
<お茶> という言葉だけを聞いて すぐに思い浮かべるのは 、緑茶
日本で飲まれている量としては まだまだ <緑茶> が断トツで、  
                         続いて <烏龍茶><紅茶><コーヒー> の順のようです。
   高齢者になるほど緑茶が好まれますし、烏龍茶を含めて、ペットボトルの影響も 大きいので しょうね。
   それでも近年、日本での緑茶の消費量は 伸び悩んでいるようです。



それなら いったい、地球規模で一番飲まれているのは 何かしら!?

           答えは 紅茶  でした!
                     しかも、全体の 7割 を占めるほど 愛飲されているのだそうです。

紅茶には 普通に ミルクや 砂糖や レモンを 入れて 味の違いを楽 しみます。
お酒やジャムを入れるなんて飲み方も ありますし、フレーバーティーの豊富さ は 計り知れないほどです!
自分なりの飲み方、楽しみ方が出来るから、紅茶はこんなにも愛飲されているということなのでしょうか!?
   寒い時期や風邪をひいた時などには おろし生姜と ハチミツや黒砂糖を 入れた <ジンジャーティー>。
   リンゴやオレンジは もちろんですが、友人から いただいて庭に植えた ペパーミントの葉を摘んで
   浮かべてみるなど、何を入れようかと考えるのも楽 しいものです。


紅茶 と云えば、イギリス が有名です。  
                     世界で最も紅茶を飲む国 !
ずっと そう言われてきました。
<朝昼晩の食事時> だけでなく、<起床時>、<午前午後の休憩> など、
日に何度となく お茶を楽 しむ習慣 があるため、茶器洋菓子 なども発達 し、洗練されていった国です。
しかし 2008(平成20)年、
国民一人当たりの消費量では アイルランド が イギリスを抜いて、世界一 となったそうです。   


私は、 緑茶 も コーヒー も かなり飲みますが、紅茶 も 大好き! 
長女が イギリス土産に買ってきてくれてからは 今まで以上に その美味 しさにハマっています。

今 飲んでいるのは TEA PALACE《MIDSUMMER MANGO》
とても良い香りで、味も自然な美味しさの フレーバーティーです。 
TEA PALACE の創業は 2005(平成17)と かなり新しいんですが、 ロンドンでは 人気の紅茶専門店。
人口着色料、香料を いっさい使用 していないので安心 と評判のようです。
日本茶や中国茶まで幅広く扱っているそうで、
専門店だけに 少し お高めのようですが、味も香りも とっても気に入っています。
   日に何杯も飲んでは もったいないので、一杯を大事に、香りと味に癒されながら飲んでいます。

もうひとつは ティーパック。  WILLIAMSON & MAGOR《Earl Grey》
こちらは 手軽な感 じで 普通に飲んじゃいましたが、         
WILLIAMSON & MAGOR は 1869(昭和44)年創業 で、 61の茶園から産出 したお茶を世界に提供 して
いるブランドです。 1999(平成11)年から独自ブランドによる 一般消費者向けに直接販売する小売用の
紅茶を発売。 栽培から、パック、販売までを一貫して行う 世界でも数少ない紅茶の専門メーカーです。
象のマークが印象的なパッケージにはいろいろなバリエーションがあるようで、象を型取ったリーフ缶などは
珍しいので お土産には喜ばれるそうです。
このアールグレイは、中国茶とセイロン茶のブレンドにベルガモット油を加えているそうで、いつも飲んでいる
一般的なアールグレイとは 香りも味わいも 全く違い、特に ベルガモットの香りが 病みつきになります。
社名、今は 『WILLIAMSON』 に 変更されたのでしょうか!?
ベルガモットは ミカンと同 じ柑橘系の果物です。                
紅茶の代表のような アールグレイは、かつて、イギリスのグレイ伯爵が、中国産のお茶を飲んで、
その美味しさに感動 し、同 じものを作るように 茶商に命 じて作らせたのが 始まりと言われ、初期原料の
ネロリという果物が高いため、現在では ほとんど それに似たベルガモットが使用されているようです。
   アールグレイ の <アール> とは、英語で <伯爵> を意味 するのだそうです。
   つまり、アールグレイ とは 「グレイ伯爵」 という意味 だったんですね~! 知 りませんで した。


フレーバー (Flavor)> とは、
食品を口に入れた際に、舌の奥から喉にかけて感じられる味と香り の総称で、
日本語では<風味>と表現され、あくまで果実など天然のもの、<食品香料> であることが基本です。
お茶やワインの場合、
フレーバーが強いものほど品質が高く、ミネラル分が多くなるにつれて フレーバー強度が増すと言われ、
これに対して 口に入れなくとも 香りとして感 じる事が出来る嗅覚 を <アロマ (Aroma)> といい、
アロマが強いものほど品質的には低く、ミネラル分が少ないものほど アロマが強く感じられるのだそうです。
また、食品添加物でアロマを作り出すことは出来ますが
フレーバーは作ることが困難なため、フレーバーの強い食品は高級品として珍重されるようです。

フレーバーティーは            
紅茶や緑茶などをベースに その茶葉に香料などで香りを付加 した飲料で
基本は 果実や花びら などから抽出 した自然の香り(天然香料)、
もしくは 天然オイルを使用 しているものを 言いますが、
人工的な香料で作られた安価なものも多く市販されています。
ハーブティーも フレーバーティーの一種になりますが、
ハーブティーには 香料としてハーブを加えたものと、
茶葉の代わりにハーブのみを抽出 したもの(自然の草花を乾燥させて作ったもの)とがあります。

ライチやアップルなどの果実の香り。 チョコレートやキャラメルなどの甘い香り。
種類による好き嫌いや、フレーバーティー自体を好まない方など、好みもさまざまなことと思いますが、
種類が多様なため 私などは ほとんど試 したことがないという感 じ!
それでも、ほっと一息つきたい時に、お気に入りの香りに包まれる 癒 し感 は たまりませ~ん!
   <キャラメルティー>が砂糖から出るカラメル成分を使用 しているように、
   中には 天然というわけではない物でも フレーバーティーと呼ばれている物はあるようです。


そういえば、昔 横浜元町で フォション(FAUCHON)のアップルティーを買って 感動 したこと  
があり、それ以来 この缶を見ると買いたくなります。

以前、友人から 桜の紅茶 を いただいたことがあります。                    
八重桜とスリランカ産の茶葉をブレンドした紅茶だそうです。                  (三國屋善五郎)
お湯を注ぐと ふわ~っと 桜が(…というより 桜餅の香りが)香る、春の便りが詰まったフレーバーティー。
「もう そんなものが出回る季節になったんだな~!」 なんて感 じさせてくれる <季節限定商品> です。
思い出 して飲みたいな~と思っていたら ちょうどチョコのお返 しにいただき、早速 春を満喫!
こういう品も なかなか良いものです。
お茶というわけではありませんが、桜で思い出した お祝いの席でよく見かける 桜湯 。  
桜の花の塩漬け に 白湯を注いだだけのものですが、時々とても飲みたくなることがあります。
(がくを除いた五分咲き程度の八重桜を 茎付きのまま 梅酢と塩で漬け込んだもの。)
中国茶で一番印象に残っているのは 加工茶(工芸茶) です。                
背の高い耐熱グラスの中で、お花が咲いてゆくのを 初めて見た時は、かなり感動 してしまいました。
<鼻から香る> といったフレーバー感も しっかりしていて
熱いお湯で2~3回は楽 しむこともでき、話も弾みました。
お茶の 安らぎ効果は大きいですね。
今、一番飲んでみたいのは 玫瑰(メイクイ)のつぼみを乾燥させて作られたという
中国特製のローズティー 薔薇花茶(チャンウェイファーチャ)。
目と香りでバラを楽 しむって、どんな感 じなんでしょう!?
想像 しただけでも なんだか すご~く癒されそう!
そのうち 是非 試 してみたいと思います。
お茶ではないのに、<お茶をする>という時に欠かせないのは コーヒー です。      
<香り>で 誘われる といったら、一番なのも コーヒー で しょう。
街を歩いていても 誘惑は鼻に来て、お店に入る時も そのまま鼻から引き込まれていくような感 じです。
   絵に描いたら アニメチックになっちゃいそうですね!
時々 歌仲間がくださるコーヒーも、種類を変えて いつも ご自分が楽 しまれている専門店のもの。
入れている時に漂ってくる香りから して もう その場が 癒しの空間になっています。
私が家で楽 しむ時は 薄め にしたり、濃 く入れたり、 気分によって変えることも楽 しみのひとつです。

コーヒーの香りで アルファ波が増加することが実証されたように、香りは リラックス効果を生みます。
お茶類やコーヒーには その他にも たくさんの効能や効果があります。
リラックスしながら美味しく飲めて 健康に役立てば それこそ 一石二鳥 にも 三鳥 にも なりますね。



けっきょく、こういったものを 毎日 何杯か飲むおかげで、
家でお酒を飲む機会は ほとんどなくて済んでいます。
だから、時々 誰かと 歌をツマミに飲むお酒 が よけいに美味 しく感 じられるので しょうね。
   家でのお茶のお相手は マーブル! 外でのお酒のお相手は 気心の知れた仲間達!
   どちらも お相手が良いから 美味 しいこと! … などとゴマを擂ってみても
   マーブルは字が読めないし、知人はほとんど見ていない!
   擂る前の炒りゴマは 香りは不足気味なれど、味と効果は立証済みだから … 気にしな~い!


                  香り を 楽 しむものは、 花粉症 や 鼻づまり だ と 勿体ないわね!



      ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

フルーツの香りがしてきそう … ということで
1984(昭和59)年 3月 7日発売、
      中原めいこ さん の  『君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね』
                  (作詞 = 中原めいこ/森雪之丞 さん。作曲 = 中原めいこ さん)

「ドライなチェリー ちょっと誘われて 灼けつく恋の食前酒(アペリティフ)」
    「まどろみの夢で逢えたら されってもいいわ 気分は2秒ごとに 浪漫か愛人(アマン)なの」
  「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね 咲かせましょうか 果実大恋愛(フルーツ・スキャンダル)」

   詩を読んでしまうと 意味不明な気がしてしまうけれど、
     リズミカルな曲は雰囲気だけでも勝負できます。
     春だけど、 フレーバーティーで ゆったりと癒されたいけど …
     ウキウキしてきそうな こんな曲も いいかな!
                                       (※ 詞の内容から、その時感じたままを 書いています。)
                               
彼女のデビューは 1982(昭和57)年。
私が彼女を知ったのは カネボウ化粧品の84年 夏のファンデーションのキャンペーンソングの この曲でした。
果物をいっぱい盛った籠を 頭に乗せて踊る少女の 可愛らしさと、リズムの良さ。
水着の際どさに一瞬ハッとしながらも、まさに <夏!>だから爽やか って気分。
男性のナレーション、「君は南国の宝石! 捥ぎたてのフルーツよりもフレッシュだ!」 も良い感 じ!
夏のイメージはバッチリですし、サビ部分の繰り返しが耳について つい歌いたくなっちゃう というのは
カネボウ側も めいこさんも まさに 宣伝効果抜群! 曲の売上は 約24万枚にもなりました。

この曲を手がけるにあたっては タイトルだけが決まった状態での依頼だったようで、
真冬に部屋の中をトロピカルムードにして考えたというご苦労も あったようです。
トロピカルフルーツとしてはちょっと違和感のあった キウイ。 
やっぱり熱帯植物ではないようですが、ライチやバナナより語呂が良かったということなのでしょうか!?

            キウイ、パパイア、マンゴー。 フレーバーティーで 試してみた いな!





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   「イラスト工房」 「みさきのイラスト素材」 「(株)タカミコーポレーション」 「素材屋きらり」


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