― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

女どうしの初デート  ― Mrs.シンデレラ ―

2012-03-04 | 嬉し、恥ずかし、おかしなお話
先日、歌仲間のSさんから、         
 「是非 (私の名前)ちゃんに食べさせたい 焼き鳥屋さん があるのよ。 行ってみない?」
とお誘いを受けました。

   Sさんは、独特な雰囲気と歌いかた、歌の上手さが魅力で いつ しか親 しくなった U氏の奥様です。
   歌好きさん特有の情報網により 評判のお店には行って見るというU氏が
   私が通うお店の 違う曜日に来て、また そこでの情報により
   今の状態に落ち着いたのが 2年半くらい前だったで しょうか。
   いいお店だと 奥さんを誘うというU氏。 それによって たまに顔を出すようになったSさん。
   今までは通いたくなるようなお店は無かったと云っていた彼女で したが、
   虜になってゆくほどに 優れなかった体調も回復 してゆき、
   今では 「来るのが楽 しみで しょうがないのよ。」 なんていうほどの 常連さんになりました。
徐々に虜になっていった状況や ここに来るようになって元気になった点などが似ていたり、 
ハスキーな声や、サバサバと した性格も好きで、
彼女とは すぐに親 しくなりましたが、
歌以外のお話 をするようになったのは
愛媛に帰られた歌仲間(U女子)との再会時に行った スナックのお話 を したあたりから
だったように思います。   (U女子との再会話 の詳細については こちら で ご覧ください。)
 「ママさんの人柄もあって 凄く和気藹々と していたし、シャレた歌が多くて とっても楽 しかったわよ。
  その上 凄く安く してもらっちゃって、感激 しちゃったわ。」
そんなお話を したら
 「いいな~。 私も行ってみたいわ。」
ホントに行きたそうだったので、後日 その時ご一緒 したA氏から
 「楽 しかったから もう1度行かない?」 とお誘いをいただいた時に声をかけてみました。
すると 二つ返事で 「是非連れて行って!」 となって、現実に …

その後、「ホントに楽 しかったわ~。 また行きたいわね。」 なんて話になり、
そんなお話をSさんから聞かされたご主人までが 「是非 行ってみたいなぁ。」 となって …
それでも <いつ> という具体的な話にまでは 発展 しないまま 時が経過 していました。
ただ、「一緒に飲みに行きたいわね~。」 というお話は その後も 出るようになり、
そのうち Sさんの頭の中では 実際に行きたいお店(焼き鳥屋さん)も見つかったようで、
 「2次会は パパと合流 して あのお店(楽 しかったスナック)に行けばいいんじゃない!?」
なんて、急に具体化!
 「えっ!? 行くのはいいけど … 1次会にパパさんを誘わないの?」 
びっくりして聞いてみると
 「いいのよ。 パパ、昼間は 歌いに行くから …」
 「それに、パパはあんまり飲めない し、<食> への拘りがないから …」 と あっさり!
そういえば Sさんからは よく お嬢さんと飲みに行く という話を聞くんですが、
二人で と言っていましたから
  〔 パパさんは普段からあまり行かないのかも しれないわね~。 〕
不思議に感 じながらも 一応納得。
   U氏は 何か作って置いて行けば 一切 文句は云わないという 寛大なご主人のようで、
   「その点が楽だ し、感謝 してるのよ!」 と Sさん。 お二人はとても良い関係のようです。


そんなお話が出た翌日、今度はメールで もっと具体的なお話になりました。
 「息子に どこか女二人で気楽に行けるスナックみたいな所ないかしら? って相談 したら、
  自分の行きつけのお店がいいんじゃないか って云うの。 私も何度か行ったことがあるんだけど、
  気楽なお店なのよ。 今回はそこに行ってみない?  息子同伴 だけど …。
  そこなら 帰りが そんなに面倒 じゃないと思う し …」 と。
  〔 え~っ!? ご主人は誘わないのに 息子さんが来るの!? 〕 
意外な展開に驚きました。
でも、彼女にとっては 普通のことのようでした。
さらには
 「息子ね、本当は 1次会も そのお店の近くの焼き鳥屋さんに誘いたいみたいだったわよ。
  でも今回は私が連れて行きたいお店に しちゃった~!」 と。
   会ったこともな母親の友人に そこまで付き合おうとする息子って あんまりいないんじゃないかしら!
   凄く社交的なんだな~ と 感心 しつつも 不思議な気分に …。

その上 更に驚いたのは
 「そのお店、パパには絶対 教えたくないんだって!」 と。
  〔 それって も しかして 親子仲が あんまり上手くいってない ってこと!? 〕 
一瞬 心配 してしまいましたが、聞けば そういう訳ではないようなので安心。
   内緒に しておきたい <隠れ家> なんだとか!  母親の友人は大丈夫なんですか!?

   通常、食べに行ったり飲みに行ったりする時に ご主人はあまり同席 しない様子。
   その分 母親のSさんとは友達のようで、娘や息子が頻繁に誘い、飲食を共に しているといいます。
     〔 そんなご主人が せっかく行く気になったというのに …、誘ってあげなくていいの!? 〕
     〔 今回は お店が違うから いいよ って云ったのかなぁ!? 〕

   夫婦仲も 親子の仲も良いようですが、なんだかとっても面白い家族関係に思えました。

当日は 5時半に駅で待ち合わせ。                     
そこから歩いて5分ほどの所にある 焼き鳥屋さんに行きました。
そこは 彼女の家からは近いら しく、以前 よくお嬢さんと来ていたそうです。
彼女のおまかせで注文 してもらうと
出て来た串は 彼女の意向に反 して かなり小さくなっていたら しく、
 「半年くらい来ない間に 凄く小さくなってて びっくり しちゃった~!」 と かなりご不満のご様子。
 「(私の名前)ちゃんに食べさせたかったのは こんなんじゃなかったのよ!」 
 「嫌だ! ホントに どう しちゃったのかしら!?」
   私が彼女を好きな理由のひとつが おっとりとした喋りかた。
   私自身は 元を知らないから 全然問題はなかったのだけれど、
   <味> と共に <大きさ> で驚かせたかったのに … という思いがあるから 拘って
   その おっとりとした喋りかたのまま 愚痴る愚痴る!
   でも、<人を誘って連れて行った時> には 私もその辺は拘るだろうなと思うので、
   その残念さには同情 し、そこまでの気持ちには 感謝!

それでも 1串を半分ずつ何種類かいただいたら お腹はいっぱいになり、
次の予定時間も気になるようなので 7時半前にはお店を出ました。
外は小雨がぱらついていました。

そこから 2次会のお店までは けっこう離れていて、乗り換え乗り換え!
駅について 息子さんに電話をすると 「仕事が終わらないから先に行ってて!」 と云われたようで、
息子さんの説明と 彼女が以前行った記憶をもとに 探 しながら向かいました。
驚いたことに、ここまでの移動中に 小雨は大粒の雪に変わっており、
激 しく降りしきって、別世界へと変貌中!
  こんな日に出かける人なんているのかしら!? 
  お店が見つからなかったら 大変!
  帰りは大丈夫なのかしら!?
ちょっと不安になりました。
それでも せっかく誘っていただいて出て来たんだし、
初めての経験が記憶に残るようにという神様の配慮に違いない なんて考えながら歩いていると
しばらくして 見覚えのある場所が見つかったら しく、
 「もしかして …  あっ、あったわ!」 の声に ホッ!
地下にあるお店は 階段が急なので 滑って落ちないように注意 しながら入りました。

   出迎えてくださったのは 若いイケメンのお兄さん。
   こんな日だし、まだ8時半頃だったので 店内にお客さんはゼロ!
   慣れていない私は 初めは硬直 しましたが、気さくな雰囲気で 徐々に解凍。
   30分ほどで息子さんも到着 し、
   彼もまた気さくな人柄だったため 再度固まることもなく過ごすことが出来ました。

途中、「いつもお世話になっているそうで …!  これからも 母をよろしく!」
なんて 改めて挨拶をされて 恐縮。
この時、「何故 パパさんを誘わないの?」 と聞いてみたら、 
「硬いから 面白くないんでね~!」 と 一刀両断! 思わず 首がすくんじゃいました。
確かに! Sさんのほうは 飲むと 非常にノリが良い人だということを知りました。
  〔 だから 一緒にいて楽 しいのね~! 〕
お店の方も 「酔うと楽 しいんですよ。」 と 〔 かなり有名!? 〕 ってことを想像させます。
  〔 だけど、 そうなると 私は ご主人寄りだと思うから バッサリ切り捨てられそう! 〕
そんな不安も過ぎります。
また、この親子の仲の良さは、 
息子さんが Sさんの歌う歌を ホントによく知っていることからもわかりました。
 「母さん、 ○○○(曲名) 歌えば?」
 「○○○(曲名)、 あの歌 いいよ!  凄く合ってる!」
本人が選ぶ前に 次々に出てきます!
自分でもどんどん選曲 して力いっぱい歌うし、いら したお客さんとも顔見知りで声を掛け合うし、
人懐こい人柄 が伝わってきます。
その上、「せっかく来たんだから 目一杯楽 しんでいって欲 しいな~!」 と
私の帰る時間を気に してくれたり 帰りかたを調べてくれたり …!
帰りには 「今度は 僕の知っている 美味 しいイタリアンのお店に行きましょう。」 と言っていただいて、
何となく受け入れてもらえたのかな~ なんて思ったら嬉 しくなりました。
   Sさんとは 11時の電車で途中まで一緒に帰って来ましたが、
   息子さんは そのまま<お残り>だったので、
   お守りが終わって、<これからが本番>といったところだったのではないで しょうか。


さらに帰りがけに Sさんから言われた言葉も嬉 しかった。
 「息子がね。 私に こう言ったのよ。 もっとおばさんかと思った って!  笑っちゃう!
  だから言ってやったの。 私が大好きな素敵な人だって言った じゃない って!」
   自分で こういうことを書くのは非常に恥ずかしいものです。 
   だけど、社交辞令でも そんな風に云ってもらえたことが こそばゆくも 嬉 しかった~!

私も彼女が大好きだから、これって 相思相愛 かな~! なんて想いながら …! 
   そんなことを さらっと言い合える 女同士 って、へたな男性といるより気楽で嬉 しいものですね~!
   今頃 目覚めちゃったかも しれない 私。 これって 妖 しい!?


彼女が云った もう一言も 笑えました。
 「帰ったら パパ、絶対 飛んで来ると思うわよ。  (私の名前)ちゃんが 楽 しめてたか って!」

そして …
次にお会い した時の 彼女の第一声が、笑いながらの 耳打ちで
 「やっぱり 思った通 り 飛んで出て来たわよ。 
  気になって仕方なかったんだと思うけど、ホントに笑っちゃうでしょ~!」 でした。
   難 しそうなところもあるけれど 可愛い人だな~ と思うパパさんです。 ホント、年齢は関係ない!

続いて その パパさん。 私の肩に軽く手を置いて身をかがめながら、
 「楽 しめた?  ちゃんと帰れた?  息子、俺似 だっただろ?
  もっと痩せてた頃は 石川遼 にそっくりだったんだよ。」
ご自慢の息子さんのようでした。
   体格のいい息子さんですが、優 しい目の辺りが ご主人に似ていました。
   それに、云われてみれば 確かに、痩せたら遼くんにも似ている~!


帰りがけ、
いつも 自転車で行き来 している歌仲間の Qさんが
 「さ~ ベンツで帰るか!」 と云ったのを聞いて、ご主人が ポツリ。
 「今度 ベンツで 3人で ドライブにでも行こうか!?」  
   この流れだと 自転車でサイクリング? と思った私。
   「本物だよ~!」 と 即 駄目出 しを されて しまいましたが、
   家族とも あまりご一緒 しない方から <3人で> と云っていただけたことが意外で、
   その場の発想でも 嬉 しいなと思いました。


マメなN氏が いつの間にか 取ってくださるようになっていた私の席。
N氏が定年で茨城に帰られてからは
まるでそれを引き継ぐかのように U氏が取っておいてくださるようになり、
今では奥さんと二人分を確保 しておいてくださるようになりました。
   私が行くのは 1時間近く遅いので助かっています。



今では このお店で一番好きな人かも しれないと思うほど
歌詞に対する思いが似ている、選曲がわかる人になっている Sさん。
今度は何を歌ってくれるかしら!? (ご主人の歌もです。)
行くのがさらに楽 しくなりました。


そして 前回、
 「楽 しい歌だと 体が動いちゃいそうになるわ~! ホントに我慢できなくなりそう!」
 「ねぇ 今度 ホントに 息子が言ってたイタリアンのお店に行ってみない?」
そんなことを言い出 し、意外にも こんなにすぐに、また 誘ってくださった Sさん。
無理なく気持ちが通 じ合う し、楽 しい し、穏やかな気分にもなれて 精神的 にも楽!
付き合うなら こういう 癒 し系の 大らかな人が良いわね~ と思う私ですが、
そのうち 私も 彼女のノリノリダンスが移っちゃうのかしら!? と思うと ちょっぴり不安も …。 
   まぁ 人前で出来るようになるには年期が必要そうですけどネ!

彼女とは なんだか とっても 楽 しいお付き合いが出来そうです。

ただし この内容、パパさんの 知らないこともありそうだから やたらと話せないのかも しれません。

そうなると、ここだけのお 話 に しておかなくっちゃ いけ ないのかな!?

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

歌いましょう! 踊りましょう? 帰りたくなくなりそう! … ということで
2008(平成20)年 8月 6日 発売、アルバム収録曲
                秋元順子 さん の  『Mrs.シンデレラ』
                            (作詞・作曲 = 花岡優平 さん)

「踊りましょう 夜更けまで ガラスの靴を脱ぎ シンデレラは まだ 帰らない
                  哀 しみも 歓びも すべてを飲み干 して もう輝きは 止められない」
「歌いましょう 夜明けまで ドレスが染みるまで シンデレラは まだ 帰らない
                  人は皆 泣きながら 生まれてくるけれど この世は捨てたものじゃないの」
    「少 しだけ乱れて誘惑  それは隙ですか  好きですか」

   縛りを解いて 飾らずに 楽 しむことが出来たら いいですね。
     いろんなことを経験 してきた今だからこそ 少 しでも 楽 しいことを …。
     ただし、乱れ過ぎには注意 しないと ネ!
                                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)
秋元さんといえば、
高年齢でのデビューが 同 じ高齢者に勇気を与え、
<団塊世代の星> と評されたことで有名でしょう。

それでも 人前に立つという歌暦は長く、
高校卒業後、働きながらハワイアンバンドで音楽活動を行い、結婚 して引退。
子育てから手が離れた40歳頃からはまた 昔のバンド仲間に誘われて 音楽活動を再開されています。
57歳の時、『マディソン郡の恋』 を徳間ジャパンからインディーズ発売。
「有線お問合せランキング」 で 1位を獲得 したことから、翌年 キングレコードからメジャーデビュー。
2008(H.20)年1月に発売 した3枚目のシングル 『愛のままで…』 の大ヒットにより
同年 第50回日本レコード大賞にノミネートされ、優秀作品賞を受賞。
第59回 NHK紅白歌合戦に 61歳6ヶ月で初出場となり、紅組 史上歴代最高齢を記録。
翌年 1月26日付オリコン週間シングルチャートで、ソロでの史上最年長1位を獲得 したそうで、
翌年にも 同曲で連続出場を果たしていらっしゃいます。
(秋元さんの 他の歌 については こちら で ご覧ください。)

この曲は 秋元さんの2枚目のアルバム 『セカンド・ストーリー』 の6曲目に収録されており、
このアルバム中では 『愛のままで…』 と この曲だけ
作詞・作曲から編曲までを 花岡優平氏がひとりで手がけられています。

<プラトニック> でも 夫以外の人に心を奪われたら <不義> になる。
                          (男性なら奥さん以外に … ということになりますね。)
秋元さんが歌われる楽曲には そんな歌詞も多いようですが、
私生活では ご主人の理解を得られている とてもいい関係のようです。


同性同士でも 本気で怪 しい人は いるので しょうけれど、
私とSさんは 時々 ご主人や息子さん入りで、いい関係を続けていきたいと思っています。

           歌なら ちょっと 妖 しげで も いいけれど、 実際となると 面倒臭いのは苦手だから …
                                  サラッと いきましょうね!



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