― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

誕生日に小田純平さんライブのプレゼント  ― SAKURA CAFEにて ―

2013-07-29 | 歌・音楽、歌仲間 に関するお話


金曜日、今年初めて 蝉の声を聞きました。
去年も一昨年も 8月に入ってからだった と記憶 しているので
今年は少し早いようです。




歌仲間のS氏と話を している際
たまたま 小田純平さんのお話になりました。
 「一度 生歌を聞いてみたいとは思ってるんだけど、なかなか機会がなくてね~!」
話の流れで そんなことを言いました。
すると、
 「えっ、奇遇だな~!
  ちょうど 知り合いのお店で 近々 ライブの予定があって 声をかけてもらっているんだよ。
  良い機会だから一緒に行こうよ。」 なんて、
  〔 そんな偶然ってあるの! 〕 というようなお話になりました。

  〔 行きたいな~! 〕 だけど … 〔 1対1 は ホント 苦手なんだよね~! 〕
心の中で葛藤がありました。
結果、他に行きたい場所もあり、けっきょく お断り してしまいました。

けれども その後も何度か声をかけてくださって、
ライブ日間近、
 「この日って あなたの誕生日だったん じゃない! 
  そんな偶然 滅多にないからさ~。 招待 したいと思って、券 買っちゃったよ。」 と …!

まず、 〔 えっ! 〕 という驚きがありました。
けれども
  〔 そんなこと覚えててくださったんですか! 〕 という嬉 しさもありました。
     彼は以前 数人に誕生日を聞いていたことがあり、その際 手帳に書き込んでくださっていた
     ようで、昨年も きれいなお花をいただいていました。

もう返却は出来ないというので お断りすれば券が無駄になるということもあって 動揺!
この状態で 「他の方を誘っていらしてください。」 なんて とても言えません。
 「どうしても駄目ならば いいよ。」 と言ってはくださいましたが、
聞きたいと思って迷ったのは事実なので、 けっきょく 行くことにしました。


当日、
S氏とは ライブのあるお店に近い駅の改札口で待ち合わせを しました。
30分ほどの時間調整のため喫茶店に入ったら 夜はお酒も扱っているとのことで
お奨めメニューの < ワインと付け合わせのセット> が目に留まり、
ほんの少しお腹を満たしてから、タクシーで向かいました。

ライブ開始1時間前。
到着すると、店内にはパイプイスが並べられていて、座る場所の指定があり、
もう半数ほどの方々が集まって 食事をされていました。
私達は3列目。
お弁当と好きな飲み物をいただいて、
ライブが始まる前までに 飲食とトイレも済ませておく というお約束。

   午後7時ちょっと過ぎ、まずは
     ☆ まつざき幸介 さん の ライブ (40分)
       ・ 『雨のマドリード』 (2012. 6. 6 発売)
       ・ 『君すむ街』 (2008. 2. 5 発売)
       ・ 『酒よお前は』 ・ 「落葉樹」 (2013. 8. 28 発売)
       ・ 『一夜花』 (2010. 12. 1 発売)

   デビュー当時(2006(H.18)年)の本名(松崎英樹)から、
   2008(H.20)年に改名 したというまつざきさんは
   とても爽やかな 好青年。
   この日は 主が 純平さんなので、ちょっと控え気味!?のように思えました。
   もともと純平さんのファンだったという彼ですが、
   8月に発売するCDについては
    「実際 お金もかかることなので 師匠といえども妥協は出来ない!
     今回は演歌っぽい仕上がり にしてほしくて 何度も何度も注文を付けて …
     お蔭で とても良い作品に仕上がりました。」
   などと、きちんと宣伝されていました。
                                                 
   続いて メインである
     ☆ 小田純平 さん の ライブ (2時間) ※ まつざきさんはお手伝いに回られていました。 
       ・ 『あんたのバラード/世良公則&ツイスト(1977. 11. 25 発売) <弾き語り>
       ・ 『夢のてっぺん』 (来年2月頃発売予定のアルバムに収録?)
       ・ 『恋月夜』 (2010. 8. 4 発売)
       ・ 『ほかされて』 (2009. 3. 11 発売)
       ・ 『真夜中のブルー』 (2011. 4. 13 発売 アルバム 「小田純平LIVE [53] 」 収録曲)
               《 おちゃらけ コーナー 》
       ・ 『焼酎の唄/平岡千佳(2010. 12. 1 発売)
       ・ 『砂時計』 (2011. 6. 29 発売)
       ・ 『こたえは風の中』 (2011. 11. 23 発売)
       ・ 『SAKURA CAFEにて』 (2012. 5. 2 発売)
       ・ 『それなりのマイウェイ』 (2009. 6. 3 発売)
      アンコール
       ・ 『影唄』 (2012. 7. 21 & 2013. 3. 6 発売)
       ・ 『酒よ/吉幾三(1988. 9. 1 発売) <弾き語り>
       ・ 『紅い川』 (2012. 7. 21 発売)
       ・ 『どうかお元気で』 (2011. 4. 13 発売 アルバム 「小田純平LIVE [53] 」 収録曲)

   
   シンガーソングライターであり、                  
   まつざきさんを筆頭に、歌手の方々への楽曲提供もされる作曲家、
   音楽プロデューサーでもある純平さんは
    「俺の原点は 両親がやっていた劇団にある」 とおっしゃるように、
   そんな原点で自然と身に付いた? とも思える ユーモアのあるおしゃべりがお得意のご様子。
   拍手が足りないとか 応援が足りないとか、
    「お喋り過ぎるから 途中で止(と)めてくれないと いつまで経っても歌が始まらないよ!」 とか、
   歌まねを したり、サングラスを外して おどけて見せる姿などをとっても、
   雰囲気の盛り上げかたを心得ていらっしゃる という感 じ。
   彼のことをまったく知らなかった方々をも すぐに取り込んでしまわれて、
   歌を作ったエピソードなどを交え、
   観客を飽きさせることのないまま 時が流れてゆきました。
   冒頭では <11曲予定> と言っていら したのに、
    「気分が良くて歌いたくなっちゃった!」 と、 『酒よ』 を 弾き語り してくださるなど、
   和気あいあいムードのまま あっという間に2時間が終了。
     余談ですが、                  
     純平さんの左手親指には、       CDに <おめでとう!!> と入れてくださいました。
     イギリス国旗(ユニオンフラッグ)が
     描かれていて、ウィリアム王子とキャサリン妃の第1子誕生が近いことを意識 していらした
     のかな? と ちょっと気になりました。 人差し指にもブルーグリーンのマニキュアが …!

      ※ なお、イギリスでは同日、日本時間では翌 午前0時24分、男児が誕生 したと発表され、
        後日 ジョージ と命名されました。



私が純平さんを知ったのは カラオケ喫茶 という場所に行き始めたばかりの頃に
お客さんが歌ってくださった 『三年待ち屋』 という曲でした。
当時、DAM には この曲 しか入っておらず、
… というか、今思えば この歌も 発売されたばかりだったのでしょう、
私には 正体不明の歌手 という印象で しかなかったにもかかわらず
女性の一途な気持ちを歌った切ないバラードに嵌ってしまって
<小田純平> という名前は 以後、この歌と共に 深く心に刻まれました。

彼が歌う 女性の気持ちの歌(女歌) に心惹かれた私ですが
渋い声から 心に スーッ と、あるいは ジンジンと沁み込んでくる
<自分歌> <男歌> も 目を瞑ってずっと聞いていたいと思わせる。
そんな 心に響く <心の歌> の数々に魅了されています。

      ちなみに、        
      ライブの帰り、S氏からは 今年もお花をいただいてしまいました。
      また、駅に着いたら 「ちょっと歌いたくなったんじゃない?」 とおっしゃって
      返事をする間もないまま 行きつけのスナックへ …!
      時間がないので 3曲ずつ歌って帰って来ましたが、
      ここはご夫婦がお二人でやられているお店で、機種は UGAでしたが 音響は良く、
      ご夫婦も良い感 じで とても居心地の良いお店だと思いました。

Sさんのお蔭で、今年も とても良い誕生日になりました。
お心遣いありがとうございました。



演歌とフォークとポップスの融合。

ご招待いただ いた ライブのお蔭で、
<純平節> と <声> の両方に ますます 惚れ込んじゃう日となりました。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

実在 した場所で遭遇 した出来事が元になっていた … ということで
2012(平成24)年 5月 2日発売、
        小田純平 さん の  『SAKURA CAFEにて』
                 (作詞 = masaru さん/作曲 = Junpei Oda さん)

  「人は誰もが泣いて生まれて 誰かと出逢い 笑って生きて いつかは ひとりで死んで行く」
  「人は誰もが気づくのだろう 誰かと出逢い 笑って生きる幸せ きっとそこにある」
     「朝の目覚め 夜の眠り あなたの笑顔は誰かの命を輝かせるため」

    もう遅い! そんなことを感 じてから気づかされることもあります。
     それが <死>に関することなら、<時間>と言う壁も立ちはだかって、
     本当に もう遅い ということになり、嘆きや後悔になります。
     それはきっと 死に直面した誰もが感 じることなのでしょう。
       〔 もっと … しておけばよかった! 〕
     それが <もっと 相手を思いやり大切に しておけばよかった> という思いなら、
     好きであるほど 自分を責め苛(さいな)むことになるのでしょう。
     そんな時、先立つ者が
      「とっても幸せだったよ! いつか未来でまた逢おうね。
      それまであなたは 笑っていられる誰かを見つけて幸せに生きていてね。」
     そんな風に言ってあげられたなら …
     最後の思いやりで、 生き残った者の気持ちがほんの少し軽くなれるかもしれません。
     その時の後悔や嘆きは変わらなかったとしても、
     いつかまた好きな人が出来た時、
     後悔することのないよう 相手をいつも大切に思い、思いやり、
     相手が幸せだと思ってくれることで 自分も幸せになれる …
     そんな風に思えるようになるのではないか と。
                                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

1957(S.32)年4月15日生まれで 鹿児島県曽於市出身。
父親が座長を務める小さな劇団で 初舞台を踏んだのが 3歳の時。
しかし 中学の頃からは父に反発するようになっていったといいます。
高校時代にはフォークバンドでボーカルを担当 して人気を博 し、
1981(S.56)年 CBSソニーより 『海を見ていよう』 という曲でデビュー。
その後 1987(S.62)年には ビクターレコードから 『SAKE』 を発売するなど
いろいろなレコード会社を渡り歩き、
2004(H.16)年、日本クラウンから、ライブ活動で人気の高かった 『三年待ち屋』 を
発売すると、作曲家・音楽プロデューサーとしての注目度も上がり、
徐々に 彼を知る人や女性ファンが増えていったようです。
そんな女性ファンが熱望 したのが <女歌>。
<演歌> で作りたいと模索 した結果生まれたのが 『恋月夜』 で、
この曲が FM青森の ご自分の番組のエンディングとしてオンエアされると
CD化を希望する人が増え、 カラオケで歌う人が増え、知名度もさらに上がって
初めは男性ばかりだったというライブ会場が、
女性客でいっぱいになっていったといいます。

『SAKURA CAFEにて』 は、
メロディが美 しい曲です。
けれども そこには悲しい物語がありました。

   純平さんのお話で、
   「サクラカフェ」 が実在することを知りました。
   そこでの打ち合わせがあった日、時間前にタバコをふかしながらボーっとしていたら
   後ろの席に座ったアベックの男性が静かな声で 彼女に
   お医者様から あと数ヵ月の命だという余命宣告を受けたという話を告げ始めたといいます。
   彼女が泣き崩れるんじゃないかと思った純平さんの意に反 し、
    「今ある命を大事に生きよう。生きられるだけ精一杯生きよう。私は大丈夫だから …。」
   と言ったという彼女。
   それはもしかしたら 自分を気遣う男性に対しての言葉だったんじゃないか!?
   純平さんは そんな風に推測 した と おっしゃいました。
   そして、
   これは他人事ではなく <明日は我が身> であるかもしれないと思ったといいます。
     もし自分が余命宣告を受けた時、愛する者達に どうやってそれを話 してやれるのか!?
     愛する人から余命宣告を聞かされた時 なんと言ってあげられるのか!?
   そんなことを考えながら、
   これはきっと このふたりからのメッセージだったのではないかと受けとめ、
   音楽をやる身としては 伝えていかなければいけないと思ったといいます。
   そして出来上がったのが この曲。
   曲の最後に ピアノのソロがプツンと切れるという構成に したのは、
   彼の冥福を祈ると同時に、それが彼の命の灯が消えたということを示す合図。
   … 純平さんは そんなお話をされていました。

   月日が流れているので 彼はもうこの世にはいらっしゃらないので しょう。
     ふたりは 最後を どんな風に迎えたのだろうか!?
     残された彼女は 大丈夫だったのだろうか!?
     そんな彼女は、この歌を どこかで耳に しただろうか?
     純平さんの思いに気づくだろうか?
   そんなことを思いながら聞き入りました。

   こんな内容を知って
   この歌を歌う時の思いにも きっと変化があるのだろう と感 じた私でした。

そういえば
スナックで顔見知りになった美声で美形でもある壮年男性が 今年の初め頃、
 「凄く良い歌を覚えたから聞いてくれる?」 と言って歌ってくれたのが この歌で、
浸透 してきているのかな? と 驚いたことがありました。
彼も この曲を聞いて 純平さんの声とこの歌に惚れ込んだとおっしゃっていて、
今回 生歌を聞いたと言ったら とても羨ましがられてしまいました。
異性に惚れられるのも もちろん良いで しょうが、
同性に惚れられる って <本物> という気が して いいな~と思いました。
   この方が歌ってくださる 『SAKURA CAFEにて』 も とても素敵なので、
   今度 リクエストしてみたいと思っています。


     ついでながら、
     <サクラカフェ> は、世界中の旅人が集うインターナショナルな サクラホテル の一階にあり、
     24時間営業で 外国人と日本人の交流の場となっている アジアンテイストなカフェのようです。
     <池袋> <幡ヶ谷> <神保町> <浅草> と、都内だけにあるようですが、
     純平さんは 水道橋から少し歩いた所 とおっしゃっていましたから、
     場所は たぶん <神保町> だったのではないかと推測 しています。




<小田純平の世界> を堪能 した夜は、
歌に酔いしれ いっぱい笑った 素敵で短い夜 で した。

純平さ ~ん  女歌、もっと作ってくださいね~!

良い歌を たくさん聞かせてくださいね~!

(頭だけでも … と 純平スタイル を 真似てみました~!)


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2 コメント

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すてきですね (初音)
2013-08-01 09:33:01
いつも楽しみに見せてもらってますが初めてコメントします。
小田純平さんて素敵ですね。ファンになっちゃいました。うれしくてメールしました。また歌の紹介も楽しみにしてす。
それと誕生日おめでとうございます。覚えてて祝ってくれるなんていい友人を持ってるんですね。女は忘れてもたいしたことないし後からごめんでもすむけど、男はこういうことをさらっとしてくれる人がかっこいいですね。
また楽しみにしてます。頑張ってください。
返信する
ありがとうございます。 (ワ・タ・シ)
2013-08-08 12:39:31
初音さん、お返事が遅くなって ごめんなさい。
いつも見ていただいているというコメント、嬉しいです。

純平さんは ホントに素敵でした。
以前から 声には惚れ込んでいましたが、
数メートルの距離で聞く生歌は
繊細さが伝わってきて ゾクゾク!
説得力のある方だな~ と 改めて感じました。
歌の表情が違うので、機会があれば いろいろ聞いてみるといいと思います。

自分の誕生日なんて もう嬉しくもないものですが、
友人からメールが来たりするだけで、
気にかけていてくれたんだな~ と嬉 しさが込み上げてきます。
今回は たまたま誕生日の日にライブがあったという偶然が重なり、
お誘いいただいたことに感謝 しています。
共通の話題ができたり、時間の共有をすると
少しその方のこともわかるので 良かったと思います。
<歌好きさんに悪い人なし!> というところでしょうか。



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期待せずに 時々覗きに来ていただけたら嬉しいです。
ありがとうございました。

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