空の明るさ、空気感 ・・・
春 を感 じるようになりました。
道の途中にある 梅の木 。
以前は そんなに気にすることもなかったのに、
ある日 衝撃的な光景を目にして 足が留まりました。
思い切りがいい というよりは それ以上と思えるほど バッサリ切られた木。
「えっ! こんなに切っちゃっていいの!?」
「まるで 胴体 しか残っていないみたい!」
「ここまで切る必要があったの!?」
「木が可哀想すぎる!」
それほど気にしてはいなくても <異変> や <違和感> は感 じとれるものです。
自分のものじゃないから文句は云えませんが、
枯れてしまわないかが気になって その後は 通るたび 目がいくようになりました。
あれから 何年くらい経ったので しょう?
この子は それからも 毎年 一生懸命 お花を咲かせ続けてくれていて、
そんな小花たちを見るたび 「頑張ってるな~!」 と愛 しさを感 じます。
生きよう、咲かせよう、種を存続させよう とする その 生命力 の素晴らしさ。
感銘 という思いが 強く 一番わかりやすく蘇えってくるのは お花が咲く この時期 です。
樹皮が剥け、肌荒れしちゃってるような幹 からすると 若くはなさそうだし、
切りすぎた木からは 苦難を乗り越えて生きてきた感 も にじみ出ている気が して、
だから なおさら身近に感 じられ、心打たれ 愛おしく思えるんだろうなと思えています。
幹や枝にしがみ付いているかのような この 小さくて 数少ないお花たちを見ていると、
こちらも 「頑張らなくっちゃね~!」 という思いが蘇える時期 でもあります。
樹皮が剥 けた部分も見受 けられ、
切られた枝痕部分 や 樹皮の痛み加減 も 痛々しい!
それでも 頑張って
切られた枝の付け根あたりから
小枝をいっぱい伸ばし、
可愛いお花を
咲かせているんだから、
凄いなぁ!
幹の荒れ具合 と この構図。 私には 龍の横顔 のように見えちゃいました。
その姿に勇気づけられる人もいるんだから、
まだまだ頑張ってほしいな~!
寡黙に頑張っている姿は 美しく 愛おしい!
そんな風には感 じてもらえなくたって、
美しさだけは きっと 伝わっていると思うわよ~!
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人とのつながりは盲亀浮木の如く。
大海に住む盲目の亀が百年にただ一度だけ海面に浮かんでくる時に、
たまたま穴の開いた流木が浮いて、その流木の穴に首入れるという仏教の寓話があります。
言わば、めぐり合うことは非常に難しいことの例えです。
このように考えてみると、
血のつながる家族となることは、盲亀浮木のような奇跡の確率です。
生まれてくることは、両親がいます。
両親のそれぞれの両親、4人。時間軸をさかのぼっていくと、
10代を遡ったら自分と同じ血が流れている先祖は1024人。
20代前だと100万人!!
そのうちのただのひとりでも欠けたら、自分はいま存在していないです。
「命」を次につないできたから、現在の自分の「命」があります・・・
奇跡的なことのように思えます。
先祖に手を合わせて感謝の心は常に大切にしていきたいです。
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