― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

日本の風習 七草粥、今日は鏡開きです  ― 私のように ―

2014-01-11 | 飲食 に関するお話

7日の 七草 も過ぎ、
いつまでも お正月気分では いられません。
 … というか、
例年の私なら 今日あたりでも まだ <七草を探 してる> ってところのような気さえしますが、
流れが速すぎて 今年はあまりお正月気分を味わっている暇がなかったような気が します。

       それでも 7日(七草) を忘れないのは、
       スーパーの目立つ所に置かれている 七草粥セット のお蔭です。

せり (セリ科) = セリ
     ビタミン(A, B2, C)、カルシウム、鉄分、食物繊維 が豊富で、中国では精のつく食べものと
     して知られていますが、刺激が強すぎるため多食は避けたほうがいいようです。
     独特の香りを放つ精油成分には、発汗・保温作用があり、冷え症や風邪に効果があります。
     ちなみに、<セリ> という名は 一つ所に競り合って生えるところから付いたそうです。
なずな (アブラナ科) = ぺんぺん草、シャミセングサ(三味線草)。
     タンパク質、ビタミン(A, B1, B2)、カルシウム、鉄分、マンガン が豊富で、貧血に効果的。
     血圧・熱を下げ、尿の出をよくするほか、各種薬効に優れた薬草として用いられています。
ごぎょう (キク科) = ハハコグサ(母子草)、おぎょう(御形)、ホウコグサ。
     タンパク質、ミネラル が豊富。
     咳止め効果のほか、 扁桃炎や胃炎を しずめ、去痰(きょたん)作用などがあります。
はこべら (ナデシコ科) = ハコベ
     タンパク質に富み、カルシウムや鉄などのミネラルも多く含み、整腸作用があります。
     生葉の葉緑素は、口臭予防に優れ、古くは歯磨き粉として利用されていました。
ほとけのざ (キク科) = コオニタビラコ(小鬼田平子)。
     栄養はあまりないようです。
     健胃・整腸の効果があり、高血圧を予防すると言われています。
すずな (アブラナ科) = カブ(蕪)
     カブの成分は大根とよく似ていて、根の部分には ビタミンC、デンプンの消化を助ける
     ジアスターゼ、 タンパク質の消化を助けるアミラーゼ、 食物繊維 などが豊富です。
     食べ過ぎや胃もたれ、食欲不振にも効果があります。
     葉の部分にもカロチン、ビタミンC、カルシウム、鉄、カリウム などが多く含まれています。
すずしろ (アブラナ科) = ダイコン(大根)
     葉には ビタミンC、カロテン、ビタミンB1、B2、リン、鉄分、 根にはでんぷん分解酵素の
     ジアスターゼ、タンパク質分解酵素のアミラーゼ、エステラーゼなどを含みます。
     食物繊維も多く、便秘にも効果があります。

       寒さに耐え抜いて力強く芽吹いたところを いち早く摘んで食べることで 邪気を払い
       無病息災を願う。 野菜が乏 しい冬場に不足 しがちな 栄養素を補う
       エネルギーは土からもいただくのだから、口にする以上は野草といえども 栄養豊富な
       土壌で それ用に栽培された物のほうが いいことには なるんで しょうね~!
       生産者側のこだわりも多々出てきそうだけど、残念ながら 販売されている物を見ても
       そこまでの分別はつかない!
       <生産者>と<自分の目>を 信 じる しかないわね。

                                          
1月7日に これら 春の七草 を使って作る 七草粥
真っ白なお粥に 細かく刻んだ緑が なんとも美しそうに見えます。
これを口に運んだ時の ほんのりとした 塩味 も たまらない美味 しさです。
そのあとは お醤油 を1~2滴。 さらにそのあとは 七味 をプラス。
3つの味を楽しむこと。 これが私好みの食べかたです。


ただ、このパックの中身、 ちょっと気になる時があります。

       スズナ(カブ)、スズシロ(大根)が ひとつずつなのは もちろんわかるけど、
       中身のほとんどは ハコベラ(ハコベ)
       ここから 他の野草を見つけるのは 宝さがし気分です。
       少しワクワクするけれど、あまりに小さいとガッカリしてしまう!
       開けてみなければわからないから、ある意味 くじのようでもあります。
       大きなものが入っていたら 「アタリ~!」。
       まぁ <嵩(かさ)増し> と思われるような商品はどこにでもあるもの。
       あまり少ないと <パック に しようがない> とか、<見栄えが悪い> ということも
       あるので しょうね。 七草の場合は それぞれ<生産者が違う> なんてこともある
       ようなので、<価格が均等になる量> にするため ということもあるのかもしれません。
       お粥に入れる量なんて 大家族でもない限りは ちょっとでいいわけだけど、
       初めて買った時には 微妙 とも思えるその量に驚き、違和感を覚えたものでした。
       今は 年に一度の行事だから とか、育てた人達の苦労を思えば とか、 そんな思いも
       強くなり、 〔 こんなもんなのかな~!? 〕 で済むようになりましたけどね。


それでも、
 〔 少しでも良いものを … 〕 とは考えるもの!
機械で作るわけじゃないので 多少の差が生じるのは仕方のないことですが、
今年最初の 選択 は、こんなところだったり します。

       ここで 〔 何でもいいや 〕 と思うのは たぶん男性が多く、
       女性の場合は ある程度の年齢に至るまでは 上の人のほうが じっくり選ぼうとし、
       かなり高齢になるほど また 〔 どれも大差はない! 〕 と悟られるような気がします。
       気に入った物を じっくり選ぼうとするのは ケチ臭いのか しっかり者なのか!?
       その判断にも個人差があるので しょうが、私は 少なくともいくつかは手に取って
       見比べ、少しでも新鮮そうな物を選びます。
       ちなみに今年は 出先で見つけたスーパーに1種 しかなかったため 種類の選択は
       出来ませんで した。 購入した <春の七草セット> は 398 円でした。


 

近年では フリーズドライ の物も出回っている という 七草粥セット。
私はまだ こちらを使ったことがありませんが、味の違いがわかるほどの差はないようです。

それにしても、
<ハコベ>だ <ハハコグサ>だ <ぺんぺん草>だ って、
これらは普段 雑草として扱われ、
見つけたところで食べようという気になどならないどころか
厄介者扱いされるのがオチです。
それなのに、こんな時だけ 重宝がっちゃって … 人は勝手です。
それでも 雑草さんにとっては <年に一度の晴れ舞台> なのかな!?

       ハコベは 昔飼っていた セキセイインコや モモやモグ(ウサギ)の大好物
       だったけど、これらは ニワトリさんの餌のようでもあります。
       それでも かつて食料の無い時代には 貴重な資源だったので しょう し、
       日本の風習として残すにしては 探すのが大変そうな 現代!
       これが <風邪をひかないように過ごせますように> という願いになり、
       お節料理の濃い目の味や 動かずに美味しい物を食べ続けて疲れた胃への
       労(いたわ)り にもなり、そんなことに気づかせてくれるものであるならば
       一家で 何百円は 安いものとも思えます。
       昔から続いてきた日本の風習、食習慣、そして 七草に、感謝です。


今日はもう 鏡開き の日ですよね。       
こちらも 新年の恒例行事。
神様にお供えした食べ物に備わった力を、感謝 しながら食べることで 無病息災を祈願する。
今夜は お餅を割って、温か~い お汁粉を作ります。
ちなみに、私は関東生まれで、 うちのお汁粉は 粒あんの汁あり です。



知恵や工夫や 信仰心が詰まった 日本の風習。
12ヵ月あれば いろいろあるけれど、
<七草>や <鏡開き>は 美味 しさを楽 しみながら出来るからいいわね。

食べることが出来て 薬効があるんだから、

春の七草は 日本のキッチンハーブ ってことに なるのね~!


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今では育てられ売られているけれど、
     元々は 道端に生えていた 天然の(ナチュラルな)野草たち … ということで
1999(平成11)年 3月17日発売、
森高千里 さん の  『私のように』
                  (作詞 = 森高千里 さん/作曲 = 河野 伸 さん)

「自分の事を平凡だなと 時々思う事がある 小さな事に 心悩ませ いつも迷ってる気がする」
  「花が咲くように 季節が巡っていくように そして 私は私のように」
    「ナチュラル よく見れば 道端に咲く なずなのように きっと生きているはず こんな私も 」

   「♪ 曇りの日には時間がないのに傘を持って出るか悩む」 なんてのは 私の常!
     「♪ 人に流され 時間に流され …、これからの事 … 心配 してる」 のも いつもの私です。
     こういったことが平凡というなら 私は 極々平凡な人間です。
     私は、道端に咲くナズナ。 栄養豊富な土で大事に育てられているわけじゃないけれど、
     私は私らしく! 自分の味と香りで生きて行く。 美味 しいかどうかは別 として …。
                                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

森高さんは シンガーソングライターであり、ドラマーとしても知られています。
ご主人は 俳優の江口洋介さん。 美男美女のカップルとしても話題になりました。

1986 (S.61)年 17歳の夏、
大塚製薬主宰、「第1回ポカリスエット・イメージガールコンテスト」 でグランプリを受賞。
翌年の春、東宝映画 「あいつに恋して」 にヒロインとして出演。
同映画の主題歌 『NEW SEASON』 で 歌手デビューを果たしました。
当初は女優・タレント業との並行活動を行なっていましたが、腹痛で入院生活 したのを機に断念。
歌手活動に専念することになったそうです。
彼女の個性は 作詞の斬新さ や コスプレに表れ、
当時の男の子は彼女のパンチラに心迷わされたのではないかと思います。
彼女が有名になったのは 1989(H.元)年、南沙織さんのリメイク 『17才』 がきっかけ。
コンサート会場では 彼女と同じ衣装を作って入場する女性達の姿が見られるなど
男性だけでない人気を博 し、自らは 楽器演奏(ギター・ベース・ピアノ・ドラム等)をする、
生音主体のサウンドへと路線の転換を図る など、画期的な方向性を目指 していました。

1993 (H. 5)年発売の代表曲 『渡良瀬橋』。
2007 (H.19)年 には 足利市にある渡良瀬橋のそばに歌碑が立てられました。

 『私のように』 は、38枚目のシングル曲です。
1998 (H.10)年、キリンの緑茶 「ナチュラルズ」 のイメージソングに使用されており、
歌詞の中に出てくる ナチュラル という言葉を
自然成分が入った、スイスイいける、緑のうるおい茶 として 彼女を使ってコマーシャル。
なお、この緑茶は現在発売されていないようです。

2012 (H.24)年、歌手デビュー25周年を機に公式ホームページを リニューアルされた森高さん。
そのほかにも 公式チャンネルや、公式ページを立ち上げたり、
オリジナル楽曲200曲のセルフカバーや 25周年記念企画をPRするなど、
本格的歌手活動を再開されたそうです。

『渡良瀬橋』 と 『風に吹かれて』 が 好きだった 私ですが、

今は 『私がオバさんに なっても』 が 気になるワ。

歌う時は ♪「私がオバアさんに なぁっても~」 だわね!


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