― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

ふたつの旧友会の狭間に揺れて …  ― 時代おくれ ―

2011-11-19 | 人・言動 に関するお話

古馴染みから、久しぶりにお声がかかりました。
急なことでした。

元はと云えば さらに お久しぶりなことに
他の旧友(I君)から 集会のお誘い があったことが発端でした。

その際 連絡が取れない友人(K君)がいるというので
私のほうが親 しいこともあり 知らせておいてあげると 引き受けたんですが、
K君には他の友人からも連絡が行くようになっていたようでした。

そんな中、           
どうも話がかみ合わなくなってきたのは、
I君からのお誘いの集まりが 仲間内 というよりは
彼らの学校の 旧部活集会 のように思えてきたことでした。

   私と仲間達とは いわゆる 兄妹校という関係にあります。
   それが 部活交流で知り合い、少 しずつ話すようになっていったものの 卒業により分断。
   ところが どういうわけか K君とだけは連絡を取り合っていたことから
   以後 数人で 何度か遊びに出かけたことがありました。
      1人と繋がっていたお蔭で 復活は数名 に …!
      それも もうずいぶん昔のお話 になって しまいました。

   それから 時は流れ …                   
   再びの、しかも大人数の復活劇は 2年ほど前、
   久しぶりに 「みんなの顔が見たい!」 と言ってくれた仲間がいたことから
   後輩(O君)おススメの馬肉料理店(町田)で 初めての 旧友会 を開いたことによるものでした。
      この時、遊びに行ったことのあるメンバーが私を仲間に引き入れてくれたお蔭で、
      他校ながらも 同期と後輩という 素敵な仲間たちと再会することが出来ました。


   この時、卒業以来という仲間がいました。 O君を含め 久しぶりの顔ぶれもありました。
   美味 しいお料理 と 楽 しい時間。
   別れ際には、「また集まろうね!」 と別れました。

   そのため、私は 今回の集まりが その流れだと思い込んで しまっていましたが、
   彼らの多くは その前年 自校の集会 にも参加 していて、
   そちらには お世話になった 先輩 が出席 していたようでした。
      その時のことは K君から聞いていましたし、なぜか集合写真まで送られて来ていました。

よくよく話を聞けば 今回の集まりにも その先輩が顔を出すといいます。
そうなると、私にとってはもう <彼らの学校の集会> 以外の何ものでもないと思えてしまいます。
  せめて同期ばかりならいいのだけれど、まったくと云っていいほど知らない先輩がひとりいるだけで
   気分は大違い! <仲間>とは云えないから、他校から私ひとり入るのには違和感がありすぎます。
   「紅一点だからモテそう!」などと軽い考えを持てるプラス思考の人ならいいので しょうが
   真逆をゆく私ですから、かなり引いてしまって 楽 しみとは言えない状況になりました。

そのため 行くのを止めようと思い、お断りのメールを入れたんですが
それでも I君は 「そんなこと気にしないで とにかくおいでよ!」 と 何度も誘ってくれました。
  〔 でもね~、まったく接点のない先輩が出席する集まりは 3年前の<自校の集会>の流れとしか
   思えないのよね~。 だから場違いに思える会への参加は考えてしまうの! 〕

ただ、そこまで言ってくれる相手のことを思うと ムゲにも出来ず …
  〔 結局は 顔を出さなきゃ駄目なのかな~!? 〕
迷う部分がありました。
そうこうしている時、やっと K君と連絡がとれました。 
すでに他から聞いていたら しい彼の返事は、<その日は行かれない> とのことでした。
I君への連絡も 他から行くとのことだったので 私のお役目は終了!
話も 「今度飲もうね!」 で終わりました。

ところが数日後、今度は K君サイドから
 「久しぶりだから 何人かで飲もうよ!」 という連絡が入りました。


   K君は、遊びに出かける際には 車で迎えに回ってくれたり、
   娘達も参加 して出かけたこともある 実家でも馴染みの友人です。
   今でも 突然連絡が入り、
   「今 ○○で飲んでるけど出て来ない?」 などと誘ってくれることがあるんですが、
   急すぎて行かれた例(ためし)がありません!
      口癖は 「また振られちゃった!」。  そう云われてもね~!
   それでも めげるでもなく 話しにくくなるでもなく、
   時々 「元気?」 と確認 しあう関係が ずっと続いているんだから
   ある意味 腐れ縁的な仲であると云えるのかも しれません。

   若かりし頃、勤めていた会社の友人(Sちゃん)が 彼に惚れ込んで 猛アタック!
   その後は 急接近 して離れて と いろいろあったようですが
   女性不足を補うため(?)、今でも何かあれば声を掛けるようにしているので、
   彼女も来れる時には顔を出すという 他から見たら 妙な関係 となっています。
      この不思議な繋がりの3人が仲間内の集まりで普通に話をするんだから 面白いものです。

   昔から K君は彼女が出来ると よく紹介 してくれました。
   だから 一緒に飲みに行ったりも しましたし、相談を受けたこともありました。
   私が知っている彼女達(3人)の共通点は、優 しくて しっかり者で 少々気が強いこと!
   まぁ 彼が 理解に苦しむような 訳のわからないことを よく口にする人だから、
   ずっと一緒にいると強い部分も出るだろうな~と推測 し、
   少々女性側の目線で見てしまうのだけれど、
   彼のことは憎めない人間だと思っているから みんなが集まるというのも事実です。
      現在 彼はフリー。     誰かいないかしらとは思うけれど、
        心臓病を抱えた、 ビールを豪飲する、 ちょっと面倒くさい男 … となると
      胸を張ってのおススメはできない気も します!  でも、見た目も性格も若いから
      ボランティア精神のある方がいればいいんだけれどね~ なんて 勝手なことを少々!

   それでも 気心が知れた旧友は良いものです。                    

    「今度発作が起きたら助からないだろうと云われている!」 と聞かされても
   本人があまりにも元気すぎるから 誰もが疑問視 してしまっているんですが、
   実際 バイパスを通すことを拒否 したという話も聞いているので
   内心では みんな 心配 しています。
   そのため
   時々 様子見に集まろうという話にはなっていて、
   少人数で1~2度 集まったことがあったものの
   その後は 延び延びになってしまっていました。

それが 今回の連絡で弾みが付いたようで、急に集まることに …
誘ったのに来れなかった人、来なかった人、連絡がつかなかった人! 
それぞれの事情はあったようですが、行ってみたら また卒業以来という人がいて びっくり!
ほんの数人だと思っていたのに 想像以上に集まったことに驚いて
  〔 最後のつもりで集めた訳 じゃないわよね!? 〕
一瞬 そう思ってしまったくらいでした。
   I君も来れればよかったんですが、彼には連絡がつかなかったようでした。

                        
思いがけず、第2回目の旧友会 のようになった今回の集合時間は なんと2時!
喫茶店が妥当だと思うような時間からの集合には驚きましたが
まとめ人は <昼間から飲んで話 して 早めに解散> という予定だったようでした。
目星をつけていたらしいお店をスルーして 他のメンバーおススメの 安い中華屋さんに入店。
一番奥の丸テーブルに陣取って 好きなものを注文 し、再会を祝 しました。
     Sちゃんは 今回 仕事があって来られなかったため ここでも 女子は 私のみ! 
      「振られちゃったよ~!」 と また K君の口癖が出ます。
     私が 「飲みすぎないように しなくっちゃ身体に悪いわよ!」 と注意 したり
      「そんなことだから振られるのよ!」 と ちょっといじると、
     首をすくめて 「また 怒られちゃった!」 と バージョン違いの口癖も出ます。
     こんな言いかたを聞く度に
       〔 私は お母さんか!? 〕
     と思ってしまうんですが、実際 そんな気分になっているような気も しています。


集会では、学校が違う私は <聞き役> になることも多くなります。
それでも この会が楽でいられるのは
ドの付くほどの <天然君> がいてくれるからというのが ひとつの理由かも しれません。
彼のエピソードは多々あって面白く、今も続いている天然振りが場を和ませてくれました。

あまりに和気藹々ムードだったためか、気づけば お店に6時間!
驚き慌てて、次回の再会を願い 解散となりました。
   よくもまぁ 居座ったものです!
   飲み物など 随時注文は していたし、奥は空いていたので問題はなかったのかも しれませんが、
   店員さん達は 我々を放ったらか し状態に置きながらも 嫌な顔をせずにいてくれましたし、
   初めに出てきたお通 し替わりのピーナッツが美味 しくて もう少 しほしいと言いに行ったら
   「サービス しますよ!」 と快く出 してくれた あんがい良いお店でした。

この日、ビール党のK君が飲んだ 生ビール、瓶ビールの数は相当なものでした。
  〔 きっと楽 しかったんでしょうね~! 〕
でも、椅子から2回も落ちたので かなり酔っていたと思われ、
帰りに 「ね~、飲み足りないよ~!」 と云われたけれど 却下!
途中まで一緒の方向だという仲間に任せて帰宅 しました。
     酔っていなければ、まだ早い時間だったので       
     駅まで一緒だった数人で付き合ってあげてもよかったんですが、
     ロレツが回らなくなっていたので これ以上は無理と判断!
     喫茶店でお茶でも出来る人なら 酔い覚ましをさせたいところでしたが
     そんなことは考えられない!
     とにかく呑兵衛だから これ以上は猛毒にしかならないと断定 し、
      「次回、またね!」 ということで別れました。

   ※ 本人曰く、椅子から落ちたのは血糖値が下がったから、ロレツが回らないのは頭の病気のせい。
      だから <まだ飲めた> と云いたいら しいけど、それじゃ~ よけいに駄目でしょう!
      自由人は言うことを聞かないから 付き合いきれなくなってしまって困ることがあります。


帰りは、私やみんながとても可愛がっていた後輩のO君と 途中まで一緒!
前回の集会時ほどの驚きはなかったながら
話 していて 何だか少 し男らしくなったなと感 じる点があったりして
おかしくもあり 頼もしくもあるようでした。
  〔 これも 親心みたいなものかしら!? 〕
別れ際には 「また会おうね!」 と握手を して 再会を約束 しました。
   最近は言われなくなりましたが、K君だけが呼ぶ 私のあだ名は <チビさん>!  確かに少し小ぶり
   であることは認めますが、私にとっては このO君のほうが 小さくて可愛かったのよね~!

なお、家に帰ってからすぐ、K君に 大丈夫かとメールしたのに 返信なし! 
心配 していると 次の日、
 「爽やかに目覚めたけど、記憶なし!」 との返事が来て、呆れつつ ひと安心!
 「楽 しかったのはよかったと思うけど 度を越えて飲むのはよくないわよ!」 と 苦言を言いながら
いつまでもわんぱくな息子を心配する <実家の母> のような心境が おかしくなりました。


同日、
初めに集会の話を持ち込んだ I君より
 「集まりは やっぱり <自校の集会> ということになりました!」 との連絡が入りました。
 「ごめんね!」 と謝ってくれたけれど、
私としては そのほうが自然だと思えるから ホッとした感 じ!
  〔 きっと 男同士、気さくな話で花が咲くんだろうな~! 〕
いろいろと気持ちが揺れた部分があったので、
気になっていたことが解決 してスッキリし、微笑ましい光景が目に浮かびました。



知人が亡くなったなどというお話も 少しずつ多くなってきている昨今。
仲間内に病人がいることもあって、
誰もが いつまで会えるかなんて わからない状況だと気づき始めているのでしょう。
だから 今度会った時にも みんなが仲良くあり、楽 しい会話ができればいいな~ と 思います。


                             旧友は みんな仲間!
           弱い部分はカバーし、強すぎる部分は戒めて、 ずっと仲良く出来たら いいな~!


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

旧型でも 良いものはあるわよね~ … ということで
1986(昭和61)年 8月27日発売、
   河島英五 さん の  『時代おくれ』
         (作詞 = 阿久 悠 さん/作曲 = 森田公一 さん)

   「目立たぬように はしゃがぬように  似合わぬことは 無理をせず
                    人の心を見つめつづける 時代おくれの男になりたい」
「昔の友には やさしくて 変わらぬ友と信じ込み
                    あれこれ仕事もあるあるくせに 自分のことは後にする」
   「ねたまぬように あせらぬように  飾った世界に流されず
                    好きな誰かを思いつづける 時代おくれの男になりたい」

   家族や人への思いやり心があり、軽すぎず、冷めすぎず、無粋でなく …
     行動の違いが人に与える影響を考え 道理をわきまえることが出来る人間なら、
     時代おくれと云われようと、<男>でなくたって、素敵だと感 じます。
     昔は 真っ赤な顔を して お土産をぶら下げ 千鳥足で歩くお父さんがたくさんいたもので したが、
     それを懐かしいと思いながらも、お酒はやっぱり節度のある飲みかたを したいものです。
                                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

河島英五さんの代表曲といえば
なんといっても 『酒と泪と男と女』 が挙げられると思いますが、
この歌も、<おやじ> といわれる世代が お酒の席などで歌われているのを
耳にする機会は多いと思います。
なにしろ 白鶴 のコマーシャルに使われていたくらいです。
お酒を飲むと条件反射のように歌いたくなって しまうのかも しれません。
英五さんの歌は <お酒> や <男> をテーマにしたものが多く、
実際に お酒のコマーシャルも多いようです。

自分 自分 と 自己の利益になることには一生懸命になれる世の中において
この謙虚さがとても好きだと思える。
凛々しくありながら 謙虚でもある って 非常にカッコいい!
自分を良く見せようとしないところ、ひたむきさを感 じるところ、
力強さの反面、とても繊細な人だったんだろうな~と思わせる歌いかた。
英吾さんは 男臭さが 嫌味にならない方だと思います。

歌詞を見ていて思うのは、
こういうことが時代おくれというなら
時代おくれ な人は 素敵。
私も、<時代遅れの女になりたい>! ←(これは チェウニさんの歌の題名でもあります。)

この歌は
歳を重ねると その心情が よりわかるようになるからか
変わらない想いがあるからなのか、
永遠の憧れか、
男性から好まれ続けています。
同時に、
阿久悠さんの語る歌詞が 英五さんそのもののように映って見えることに感動を覚えます。
それが おふたりの凄さなのでしょう。

悲哀を感 じたり 優 しさを感 じたり
こうありたいという想いが感 じられたり …
大きな体から伝わってくる一本気な性格は 無骨ともとれるようですが
その実直さが素直に心に響いて癒 しになる。
身体に沁み渡っていくのがお酒なら、心に沁み渡っていくのが歌!
この歌には 自分はそう出来てきただろうかと問う部分や、
今もそう思っていると思わせる部分など
男性のロマン心をくすぐるようなところがあるのでしょうね。

流行に敏感で 何でも取り入れてしまう人は 頭が柔らかくて素敵なのかも しれませんが
自分を見つめて考えられる人は もっと素敵だと思います。


この歌が どんなに年代を超えても思い出し歌いたくなるように
旧友もまた どんなに年代を超えても付き合える仲間たち。

若い時から 歳を重ねた今の想いまで、
生きてきた過程は違うのに スーッと受け入れられるような気がするのは
良い歌、良いお酒と同 じだな~ と感 じます。

例え 意見の違いがあって言い合っても、認め合う部分があるから付き合える!

忘れないように、忘れられないように、
連絡を取り合い、時々は会いたいものです。

                          不器用で 純粋な仲間たち!
                   いつまでも変わらぬ友として また 美味しいお酒を飲みましょうね!



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