― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

ミニマムな吸血鬼  ― 夏の夜の夢 ―

2010-07-11 | 動物・生き物 に関するお話
本格的な夏が近づいて来ています。
我が家周辺は あまり日当たりがよくなくて湿気が多いため、小さな吸血鬼たちが 一日中 徘徊 しています。
吸血鬼なら せめて<夜だけ>にしてほしいのに、彼らは部隊を組んでいるかのように潜伏 し、
ちょっと外に出ただけで、「良い獲物が来た~!」 とばかりに 群がり攻撃 してきて、
私は 朝な夕な モスキート メス部隊)の 格好な<たんぱく源> になっています。
血を吸うのは メスだけのはずなのに 中には 同性好きのイヤラシ系も いて、 
どうやって!? と思う辺りを 無断飲食されてしまうことも しばしば!
痒くなって初めて 刺されたことに気づくことのほうが多いのも 嫌になります。
痒さが消えるまでの時間は まるで 我慢大会 のようです。
   20歳をピークに可聴域が狭まってゆき、高音域の羽音を聞き取れなくなって刺されやすくなるとか!
   蚊の中には 爬虫類・両生類・魚類から吸血する種や 血を吸わなくても繁殖できる種もいるそうです。
   しつこくて害を与えるから嫌われる!  全種が 血を吸わないように進化すればいいのに …!



                             

          蚊は普段 何を食べ、どこで生活 しているんだろう!?
      血を吸うのが メスだけなら、オスは何を食べているんだろう!?


そんなことが疑問に思えて 調べてみたら …
   幼虫は 水の中 で暮らし、
   羽化した 成虫は 木陰 などに潜み、
   メスは産卵するために吸血する。
   通常は 花の蜜、草や果物の汁、樹液 などを 主食とする。
ということがわかりました。
                       

蚊のメス は、
平均 して4~5回 タップリと血を吸い、たんぱく質を消化吸収 して卵巣を発達させ、
4~5日後に 300粒 あまりの卵を 産み落とす。
楕円形を した は、
水面に浮かんだり 周りにくっ付いたりしていて、2~5日で 幼虫(ボウフラ) となり、
そこから7~10日の間に4回脱皮 して サナギ(オニボウフラ) になり、さらに3日ほどで 成虫 になる。
   15~20度ほどで約2週間、25度以上になると10日ほどで成虫になるそうです。
   ボウフラは 定期的に水面に浮上 して空気呼吸を し、水中や水底で微生物などを摂食 しますが、
   オニボウフラになると 餌はとらないそうです。
   また、生息場所は きれいな水、水たまり、海水を好むものまで さまざまあるようです。


蚊とは、                         
節足動物門 ・ 昆虫綱 ・ ハエ目(双翅目) ・ カ亜目綱(長角亜目、糸角亜目) ・ カ下目 ・ カ上科 ・ カ科
に属する昆虫。 !??
ハマダラカ属、イエカ属、ヤブカ属、ナガハシカ属など 35属、約2500種が存在するそうです。

イエカ や ヤブカ など 家の近くにいる蚊たちは
産卵に 天敵のいない 雨水 の溜まる場所 を選び、
その卵は乾燥にも強いので、周期的に水のたまる所なら どんな小さな水源でも 確実に育ち、
成虫になる前の 卵からサナギまでの間は その場所で 水中生活を している。

我が家の庭の傍らに置いてある 雨水を溜めて水撒き用 に使用 している 発泡スチロールの容器を
よくよく見てみると ここにも 動いている物体が ありました!
   「キャ~! 吸血鬼の巣だ~!」
応急処置として 木酢液を入れ、後日 メダカでも飼えばいいかなとも思ったんですが、
溢れてしまうことが予測されるため断念し、翌日 幼虫がまだ生きていたため 結局 水を捨てました。
するとそこに 石と見まがう 黒くうごめく物体が …!
   「ウワッ!」
目を凝ら して見てみると なんとそれは カエル くん!
   「わ~! また逢えた~!」
きっと 容器の下にでも潜り込んでいたのでしょう。
容器を動かしたことで 結果的に 吸血鬼の予備軍だけでなく、
カエルくんの住み家と食料まで奪ってしまったことになるのでしょうか!?
すぐに容器を逆さにして 潜り込める場所を作ってみたんですが、
次の日 そっと見てみたら 姿は見えませんでした!
   一度は、カエルくんのネグラを守ってあげるためなら 蚊が増えても しかたないかな と思ったけれど、
   自然環境保護 の問題から しても <蚊を減らし カエルくんには優 しいと思える方法> が最良!
   とりあえず 容器を元の状態に戻し、底に小さめの穴を開けておきました。
   カエルくん、戻っておいで~!                         何か良い方法はないかな~!


蚊が 人を察知 し 好むのは                 
  ・呼吸によって排出される 二酸化炭素
  ・汗とともに皮膚表面に分泌される Lー乳酸
  ・赤血球に含まれる 5'-アデニル酸アデノシン3リン酸
  ・女性の場合は、 ホルモンの分泌周期
  ・O型 の血液。

<体温>や<臭い>にも反応するので、
  ・体温が高い人
  ・呼吸回数が多い人
  ・新陳代謝が激しい人
  ・足の臭う人 は 刺されやすく、
普段は刺されにくい人でも、
  ・運動をした後
  ・アルコールを飲んだ後
  ・熱を吸収 しやすいため、黒服着用時 は 刺されやすくなってしまうようです。
     蚊は 足の臭いが大好きなんだそうです!  汗の臭い! 息の臭い!?
     蚊って <臭いフェチ>だったんだ~!

蚊が1回に吸うことのできる血の量は、自分の体重と ほぼ同量!    
体重が約2倍になった蚊は 動きがにぶり、痒みで気づかれることも多くなることから
潰される確率も高くなると思われます。
子孫を残すためとはいえ それは 死を隣り合わせにした <決死の吸血> ということになります。
   子を産むためなら女は強 し!  そう考えたら <少しの血ぐらい分けてあげてもいいかな~!?>
   ここでもそんな気が起きますが …、 やっぱりそうもいかない!


掻かないつもりでも ついつい手が行き、指が動いてしまう!
刺されると痒いのは、
蚊が 人の毛細血管に針のような口を突き刺 して血を吸う際に 唾液を注入することが原因で、
唾液中に含まれる 痛みを感じさせない麻酔作用血液が空気にふれて固まるのを防ぐ作用 のある
成分が引き起こす アレルギー反応
また、
唾液と一緒に 病原ウイルスや病原虫なども運んでくるため 危険な伝染病に感染 してしまうことも あります。
皮膚障害の 蚊アレルギー(蚊刺症、蚊刺過敏症) というものもあり、いずれも死亡例があるそうです。
   蚊が媒介する病原体の被害には、コガタアカイエカ による日本脳炎や ハマダラカ によるマラリア感染
   などがあり、寄生虫の被害として、犬のフィラリアも よく知られています。 吸血鬼は やはり 恐ろしい!


刺された後の腫れかたは、
通常 乳児は腫れにくく、幼児から小学生くらいが大きく腫れやすい傾向にあるようです。
蚊が刺すようになるのは  
気温が 15℃以上 になった時のようですが、
近年 <チカイエカ>という寒冷に強い蚊の数が増えているらしく、
暖かい場所なら冬でも繁殖するそうで、現に 私も刺されたことがあります。

蚊が冬を越す時の形態は、種類によってさまざまあるようですが、
九州より北では 主に、
ヒトスジシマカ、キンイロヤブカ等は <卵>の形で、
ヤマトヤブカやトウゴウヤブカ、オオクロヤブカ等は <幼虫>の形で、
アカイエカ、コガタアカイエカ、シナハマダラカ等は <雌成虫>の形で 過ごすと言われています。

ボウフラ は <孑孑> と書き、その動きから <棒振り> とか <棒振り虫> とも呼ばれて、
<蚊>と共に 夏の季語 になっているそうです!

<蚊> といえば <蚊取り線香>。                    
発売会社がいくつかある中で、私が1番好きな 金鳥の蚊取り線香の匂いの素は …!?
除虫菊(シロバナムシヨケギク)の花(子房)に含まれているピレトリンという成分のひとつである「アレスリン」。
アレスリンは、蚊取り線香の燃焼部分(700~800℃) 6~8mm手前(約250℃)から揮散 し、殺虫効果を
示すそうです。  「日本の夏」 には欠かせない風情です。
・金鳥の蚊取り線香が左巻き なのは …!?     
   裏表や巻き方向の区別もなかった手作業から 機械での打ち抜きに替わった1957(昭和32)年頃、
   右巻きの多かった他社品と区別するために考案されたようです。

・渦巻き型 になったのは …!?
   1886(明治19)年に アメリカから除虫菊が伝わり、1890(明治23)年に お線香のように棒状の
   蚊取り線香が生まれましたが、細くて運搬中に折れやすい上に 20cm という長さでは 40分ほどしか
   もたず、1895(明治28)年、「金鳥」 初代社長の奥様の発案により、睡眠時間に合わせて 約7時間
   燃え続けることが出来る<渦巻き型> が誕生 しました。 渦巻きは伸ばすと約75cm あるそうです。 
   今は 9時間用の 大渦巻きも発売されています。


<蚊取りグッズ> も進化を続けています。
 ・線香式 [1890〈明治23)年~]
   線香が高温で燃えると、線香に含まれた殺虫成分が空気中に放出される。
   短所 : 火を使い、煙が出る。 臭いが付く。 毎日点ける必要がある。
 ・マット式 [1963〈昭和38)年~]
   マットを電気で温め、マットに含まれた殺虫成分を熱で蒸散させる。
   短所 : コンセントが必要。 マットを毎日取り換える必要がある。 効き目が時間とともに弱まる。
 ・リキッド式 [1984〈昭和59)年~]
   殺虫成分が溶け込んだ液体を電気で加熱し、熱で蒸散させる。
   長所 : 長期間取り換え不要。 短所 : コンセントが必要。
 ・電池式 [2000〈平成12)年~]
   電池で風を起こし、カートリッジに含まれた殺虫成分を風力や遠心力で飛ばす。
   長所 : コンセント不要で どこにでも置ける。 長期間取り換え不要。
 ・ワンプッシュ式 [2008〈平成20)年~]
   ワンプッシュするだけで細かい殺虫成分粒子が空気中に長く漂い、床や壁に付いた薬剤も再蒸散する。 
   長所 : コンセントも電池も不要。 1本で複数の部屋に使える。 効き目が長時間持続。
        長期間取り換え不要。
火を使わないという点では
犬・猫用の <虫よけ安泉香> や <薬用 蚊取り安泉香> も けっこう使えるそうです。


                              
蚊が嫌う植物 というのがあります。
葉から出る香りに 蚊が嫌いな成分が含まれているため <置いておくだけで蚊が寄り付かない>!
そんな触れ込みが気になって 数年前に購入したんですが、ただ玄関先に置いておいたくらいでは あまり
効果が感 じられませんで した。
   木を軽く揺さぶる。 葉を揉んで手足に軽くこすりつける。 香りを放出させると 少しだけいいのかも!?

・ 蚊蓮草(カレンソウ)は、       
   センテッドゼラニウムと呼ばれ、バイオテクノロジーのテクニックで 人工的に創られた植物です。
   ローズゼラニウムという南アフリカ原産のハーブの一種に、シトロネラという植物が持っている
   蚊が嫌がる匂い成分を造る遺伝子を加えたものなのだそうです。
   成分は人体に何の害もなく、それ以外はローズゼラニウムと変わらないため、
   伸びすぎた枝(葉も)を切ってお風呂に入れたり、
   葉は 紅茶に入れたり、ポプリにしたりと 利用価値があり、
   強健なため 挿し木もでき、冬場は枯れても また伸びてきて
   温暖地では地植えにすると かなり大株化もするそうです。
・ 蚊香龍(カコロン)は、
   後から作られた安価なものだそうで 効果に大差はないようです。
・ モスキートブロッカーは、
   蚊を避ける目的で生垣などに使われることもあるそうで、
   オーストラリアでは開拓時代から 葉をお茶として利用 しているそうです。

ティーツリー、ニーム、レモングラス、ゼラニウム、バジル、除虫菊、レモンマートル、ユーカリ、ミント、
ラベンダー、タンジー、モスキートショッカー、ペニーロイヤルミント、サザンウッド なども挙げられるとか。

ただし、室内用の植物でないものを 家の中に長期間置いておくのは可哀相!
そのへんは 気をつけてあげたいものです。
                              
庭には 1種類ずつを どっさり植えるより、多くの種類を少しずつ植える こと!
豊かな植物層で そこに生活できる 天敵を増す こと!
それが 生物の大発生を防ぎ、生態系を守る ことに繋がるそうです。

                      ヤブカ さん! あんまり 増えないでね!

      ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

蚊といえば 蚊取り線香 … ということで
2000(平成12)年 9月28日発売、
        石川さゆり さん の 『夏の夜の夢』
             (作詞 = たかたかし さん/作曲 = 伊藤蕉 さん)

「さりげないほほ笑みに 心 ときめき  ふりむく季節の 風がうれしい」
    「しあわせの形は 見えないけれど  あなたを感 じる 今が永遠」
  「夏の女は 恋女 愛されるより 愛 したい  しあわせの はかなさに 涙 なが しても」

   さりげなく一緒にいられる幸せ。 幸せを感 じられる幸せ。
     愛するものがあれば、心がときめいて 生きている幸せを感 じられる。
     愛されていれば、生まれ変わったように 若々しい気持ちになれる。
     それが たとえ はかないものであっても、愛する気持ちを持てたことは幸せ!
                                       (※ 詞の内容から、その時感じたままを 書いています。)
                               
サビ部分を聴けば、「あっ、聴いたことがある!」 と気づかれる方も多いのではないで しょうか!?
また、 狐のお面を被った男性がたくさん出てきて、その中のひとりが 誰なのか ということで話題になった
CF といえば 覚えていらっしゃるかたも多いのでは …!?
この曲は 2000 ・ 2001〈平成12・13)年の夏、金鳥のCMソングに使われていました。
さゆりさん起用の 1995(平成7)年から 2003〈平成15)年までの7作品のうちの 6弾目にあたり、
撮影場所は 上野や谷中から近い下町、境内に135基ほど並んだ鳥居でも有名な 根津神社だったそうです。

さゆりさんには夏の歌が何曲かあり、可愛い感 じの曲も多いように思います。
そんな中、この曲は 大人にも通 じるものがあります。
心地良さを刻むリズムとサウンド、サビに向かっての盛り上げかたも好きな曲です。

                               
♪「幸せの形は 見えないけれど …」
形のないものこそ 信頼の絆で結ばれていないと ほどけてしまうのでしょう。
どうせ ほどけるにしても、
<愛された> より <思い切り愛した> のほうが 自分としての満足度は大きいんじゃないのでしょうか!?
だから 気持ちとしては
♪「愛されるより 愛したい」

積極的な人が 羨ましい と思ったり、
積極的な人に合わせられなくて ちょっと重くなってしまったり …
同 じ <積極的>という言葉でも 関わりかた、関わられかた、相手 などによって 感情は異なりますが、
昔、私は どんなに愛されていると感 じても、
それ以上に好きだ と思っているほうが好きでした。
自分のほうが好きだと思っていると 相手に自分の都合を押し付けず、
<好きでいてくれたら嬉しい> という気持ちでいられるからです。
<相手への思いやり>を 忘れずに いたい!
表面には出せないことの多い 心の中のお話ですが …
それでも 通 じ合うものがあれば 同 じような気持ちが相手からも返ってくる。
両方が 同じように思っていれば 一番良い状態でいられます。

今でも そんな思いは 変わっていないつもりです。
それでも 歳を重ねてくると、守ってほしいという意識も 少しずつ増えてくるような気がします。
それは イコール 愛されたい!?
でもね~!
誰でも良いわけじゃないんだから、自分の中に そんな人が出来ないと無理でしょう!
あんまり切実 じゃないから、そんな人が出来た場合の <願望> ということになりますね。

           今はマーブルを全力で 愛してま~す! マーブルも それ以上に 愛 してね~!





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   「イラスト工房」 「(株)タカミコーポレーション」 「今日もわんパグ」 「イラスト市場」


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