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― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

期待度が上がると…  ― 今夜かしら明日かしら ―

2009-11-21 | ちょっと考えさせられたお話
何でもそうだと思うんですが、
美味しいとか、上手いとか、素敵とか、楽しいとか …
事前に 良すぎる情報をもらってしまうと、期待度 が上がってしまって
結果的に、自分が初めて感じる以上に 厳しい評価 になってしまうこと、
ありませんか!?
また、 まったく 逆のケース が あったりも しませんか!?
例えば 人気のラーメン屋さんには             
並びたくなる方も多いと思いますが、初めてだと 期待度も 高い!
   <並ぶくらいだから 美味しいはず> という 期待  
でも <好み> というのは人によって さまざま!
こってり系・あっさり系、 とんこつ・鶏がら・海鮮 といったスープ味、
麺の太さ、形状、茹で加減、具材 etc
いつも一貫しているものから その時によって変わるものまで
かなり複雑でもあります。
好まれている大半が若い人だったりすると、
年配者は 「こんなに並ぶほどの味!?」 と疑問に思う時があり、
当然 逆も有り得ます。
以前 私も 娘達が 「すっごく美味しいんだよ~!」 といって
連れて行ってくれたお店のラーメンが
こってりとし過ぎていて食べられず、
<嗜好の違い> に驚かされたことがありました。
    試してみないと人には勧められない けれど、           
       自分の味覚も 完全なもの、人と同じものではない ということですね!
でも もし、期待し過ぎることがなければ、
  印象は もう少し違っていたのかもしれません。

好意的にとれるのは、テレビで見た場合などに多いようです。
「美味しい~!」 なんて聞いてしまうと なんかとっても 美味しく見え、
美味しく思え、美味しいという 刷り込み・刻印付け が出来てしまって、
食べて見たいという期待度が 急上昇!
頭が勝手に 「美味しいに違いない!」 と思い込んで、
食べた時も そう思える なんてことが起きたりします。
   石ちゃんや ギャル曽根が 美味しそ~に食べていたら
   絶対美味しく思えてしまいますもんね!
   自分が食べる前に 「美味しいね~!」 なんて 好評価を聞いてしまうと
   同様なことが起きたりも します。

                          
カラオケのお店の場合を例に挙げると、
「ここの評判を聞きつけて、来週 道場破りが乗り込んで来るよ~!」
とママさんがよく云うんです。
聴くことが好きな私は どんな歌を聴かせてくれるのかと
期待してワクワクしてしまうんですが、
そういった方達が 1週間以上も前に予約を入れて
わざわざ遠くからやって来るのは
  <上手い人の歌が聴きたい>という期待 からなのか !?
  <自分の歌を聞かせてうならせたい>という期待 からなのか !?
果たして どちらの思いが強いんだろうな~ と 毎回 ちょっと気になります。
   <道場破り>って、<他流試合を申し込んで
   総なめにするくらい強い挑戦者>っていう意味でしょ!
   そうなるとやっぱり 聴かせたい人達が多いのかな~!?

                            
実際、道場破りさん達は <乗り込んで来る> と言われるだけあって
実に堂々としていら して、 パフォーマンス入りの自信作を熱唱し、
しっかりと足跡 を残していくようです。
ボックスでみっちり練習してからいらっしゃる常連さんの存在を知り、
その熱さに驚いたことがありましたが
数曲で印象付けなければならない道場破りさんの熱さは それ以上!
審査員多数> みたいな感覚で 捕らえているのかな~ なんて思うことがあると
それが 快感 なのか 内心はドキドキ なのかも ちょっと気になるところです。
  聴くほう は、どんな方どんな歌 を    ワクワク!
       どんな風聴かせて くださるのか
  歌うほう は、どんな歌 を    ワクワク!?
       どんな風歌ったら いいな と思ってもらえるのか

   意気込みの違い>はあったとしても、人それぞれの楽しみかたで
   いっぱい楽しんで、最後に 「来て良かった!」「来てくれて良かった!」
   で終われたら良いですね!

自信の見え過ぎが、好感度を下げてしまうという場合もありますが、  
熱さが一生懸命さに映れば 癒しとなり、また来てほしいと思う方が
増えるほどに 繋がりが出来てゆく。
適当な緊張感や刺激は活性にもなるので、たまになら 良いのかもしれません。
   ママさんは 常連さん達が凄いと思っているから、
   乗り込まれることが 嬉しくてしかたない様子!
   常連さん達も どんな歌が聴けるのかを期待しながらも、
   動じることは ない様子!
   <迎え撃つ?ほうの余裕> って感じなんで しょうか!?
   そんな凄いお店だからこそ、道場破りさんが 来たくなって
   しまうのかもしれません。


  期待は 道場破りさんと お店側の双方に、
   いろんな思いとしてあるのでしょうね。
                          
先日、友人が 「イケメン 連れて行くよ~! あなたも 惚れちゃうかもよ~!」
と言ってきました。
でも、<イケメン> って 個人的評価だし、基準があるわけじゃないし、
テレビを見ていても 人が騒ぐのがわからないことの多い私には
期待する気持ちも起きてこない!
それどころか 事前に言われてしまうと どこか構えた目で見てしまうのか、
イケメン好きな彼女には悪いけれど、やっぱり <趣味の違い?> を
感じてしまいました。
   体系とか 顔立ちとか、確かに 多少の好みはあるとは思いますが、
   男性に惹かれるとするならば 包容力男らしさ といった
   <人目惚れではない部分>!
   合うか合わないかは 自分をわかってくれるとか、
   話していて気持ちが通じ合うとかの 相性
   合わなかったら 自然に遠退いていくでしょうし、
   合う人なら だんだんと <自分にとってのイケメン>、<いい男> に
   見えてくるんじゃないのかな~ なんて思ってしまいます。
   今回のように、ただ <イケメン と思うか 思わないか> とだけ
   聞かれると、私の範囲は やっぱり かなり狭いようです!

最近の <イケメン> さんって        
けっこう女性寄りになってきているような気がするんです。
<美系> が持て囃され、男らしい感 じの人が 減少し、
ラフやおしゃれな格好は似合っても、
ビシッと背広を着こなす人が少なくなってしまっている!
   自分の主張を出したい ホストさんのようなお仕事の
   方になると、普通とは違った匂いがしますし、
   疲れた背広のサラリーマンからは、
   魅力ではなく 悲哀や哀愁が感じられます。

そんな折、接待の帰りに立ち寄ったという歌仲間の背広姿に、
あちこちから 「わ~ カッコい~い!」 という驚きの声が上がる
ということが起きました。
顔立ちや体系を際立たせる気負いない着こなし!
ギャップの大きさによって受ける印象の差!
実例を見せていただいて 得 した気分になりました。
   男性の背広姿には 昔から憧れのようなものがありました。
   だけど、いくら背広が上等でも 中身が付いていけなかったら
   七五三のようになってしまいます。
   以前 幼なじみに、「ごく一般的な背広やネクタイの集団の中にあっても
   決まって見えるのが本当のカッコよさなんじゃないのかな~!」
   と言ったことがありましたけど、今も 同じ! 
    <渋い> というよりは <渋め> といった感じで、
   <大人の色気> とでも言うのでしょうか
   歳相応の落ち着き のあるその人は、
   背広が似合う <超イケメン> に見えました。


事前に言われてしまうよりも 突然の方が、
  強い印象を受けるのではないでしょうか!?
                          
お笑い の場合には、
よく <ハードル> という言葉を 耳にすることがあります。
ハードルとは 期待度!
   <プロなんだから面白いはず!>という期待 
ウケようとしても ウケなかったりするのは このハードルが上がってしまって
いるからで、期待が大きくなっている時ほど、はずしてしまう確立も高くなって
いることになるのでしょうね。
   <会場を沸かせてやろう!>という期待 
ネタに夢中になりすぎて場の雰囲気をきちんと見れない場合などに 危険は起こります。
人気があることや、いつもウケるという 変な自信が 邪魔をすることもあるようです。

こういうハードルの高さには 挑戦したくないですよね!
                           
だけど、<期待感が何にもない> というのも つまらないものです。
ティータイム、食事、買物、カラオケ、映画、
コンサート、旅行 etc
出かける前からの ワクワク感も 楽しいものなのに、
「どうせ こんなだろう!」 って 予想がついてしまうのも 味気ない!
パターンが決まってしまうと ワクワクすることもなくなってしまうから
期待度の針もゼロの方向に傾いてゆき、低すぎるハードルは飛ぶ気にもならず、
それ以上 何かしたいと思う気持ちも起こらなくなってしまいます。
大好きな人となら 「一緒にいられさえすれば良い!」 なんて言えますが
そうでない場合は 出かけることや いることに 無意味感や違和感を
感じたりしないよう 期待度があがる方法を 少し模索したほうが
良いのかもしれませんね。

    期待をしたい時、しないほうが良い時、 されたい時、されたくない時、
                      考えると難しい!



 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥   ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥   ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

期待 … ということで
1974(昭和49)年 3月 1日発売、
テレサ・テン さん の  『今夜かしら明日かしら』
            (作詞 = 山上路夫 さん。作曲 = 筒美京平 さん)。

「いつもの道 あなたと回り道して 知らないところへ ゆきたい私」
     楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうから、
     帰るのがもったいなくなって よく寄り道をするという人がいます。
     すぐ近くの馴染みのお店に寄るという人。
     帰る道沿いにあるお店に飛び込みで入るという人。
     男の人はいいな~! そのうち機会があれば 短時間でも 挑戦したい!


「今夜かしら 明日かしら 今夜かしら 明日かしら 心がさわぐの」
     久しぶりにお会いする時。 好きなことをしに行く時。
     ワクワクするのは期待感!
     楽しいこと、美味しいもの、嬉しい人。
     何かと出会えたら <幸せ感>が味わえます。


「今夜はまだ 家には 帰りたくない きれいな月さえ 昇ってきたわ」
     毎回、気持ちよくみんなで飲めたり 歌えたり …!
     楽しければ楽 しいほど、電車やバスの時間が関係なかったら、
     近かったら良いのにな~って思いながらの帰り道は寂しいものです。
     これからは特に、月も冴え渡って、目に沁みる季節になってくる
     んでしょうね~!

                 (※ 詞の内容から、その時感じたままを 書いています。)
                   
台湾では大スターだった彼女ですが、1年半ほど前にデビューして
すでに人気者となっていた アグネス・チャンさんに続けとばかりに、
この曲で日本デビュー。
曲調もアグネスのように 軽快なポップス調だったのに、
残念ながらあまり伸びず、7月に少し大人っぽい歌謡曲調で発売した
『空港』 が当たって、第16回レコード大賞新人賞に輝きました。
1979(昭和54)年にパスポート問題で 一時は国外退去処分となりましたが、
1984(昭和59)年の再来日でレコード会社も変わり、
『つぐない』、『愛人』『時の流れに身をまかせ』と
立て続けにヒットを飛ばしました。
1995(平成7)年5月8日、タイ・チェンマイのホテルで不慮の事故により、
42歳の若さで死去。
新曲として発売される予定だった 『泣かないで』 は、七回忌に当たる2001年に
『忘れないで - time to say good-bye -』 として アグネス・チャンさん、
北原ミレイさんにより、同時発売されて、追悼の意が表されました。
20年ほどの間に、たくさんの歌を発売した彼女。
その声と歌には 本当に癒され続け、今でも 歌える曲は かなり多いです。

           <アジアの歌姫> と言われるにふさわしい彼女は、
                      
              今も変わらない <日本の歌姫> でもあります!






イラスト素材の一部は、下記を利用させていただいています。
   「イラスト工房」 「(株)タカミコーポレーション」 「イラストAC」

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