― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

地域弁!?  ― 冬鴎 ―

2007-11-10 | 人・言動 に関するお話
世界各国、
特に 国土の広い国には 必ずあると思われる その土地の言葉

日本では お国ことば とか、地方弁 とか、方言 とか 言われてます。
それって 凄いものが ありますよね。   すご~い!

私の父の出身は 新潟。 

下越(かえつ)、つまりは 北部 なんですが … 、

今でこそ 道も 舗装され、町まで行くのも 楽になりましたけど、

昔は 蛇行した山道を   どこまで行ったら着くのやら …

というほどの 山奥 だったんです。

だから 村から 出たことのない おばあちゃんの言葉 なんて

まったくもって わかる部分が ない !!   理解不能! お手上げ状態!  

ゆっくり 喋ってもらっても

わからないことに なんら 違いはない んです !

   いったい これは どこの国の言葉なんだ~ ?!?

… って感じです !  とても 日本語とは 思えませんでした !

人の良さが しみじみと 伝わってくるような 口調で

一生懸命 喋ってくれていることに

ただ 笑っているしかない 自分 !

質問されて いるかもしれないのに …
ホントに ただ笑っているしかないんです !!   モナリザの微笑み?
                           かたまりかけてるだけ なんです~!
理解しなくちゃ という思いから 全神経を 集中して

耳を ダンボにして 聞いているんだけど、

だんだん 顔がこわばってきてしまって

笑いが 引きつって きちゃいそうに なりました。  ハハハッ!

この状況を どうしよう … って !!

通訳してくれる人でさえ 吉 幾三さんのものまね でも やっているような

喋り方なんだから かなり 訛ってる!    吉さんは 津軽だや!

「いってぃんること まっだく わかんねーっべー?」 みたいな … ?!?

それを聞くのですら 大変でした。

今なら 子供達は 学校で きちんと 標準語を 習うから 
                            昔だって習ってたべー!
多少は訛っていても 大人にも 理解出来る範囲 なんだと思いますし、

自分が まだ子供だったなら、
子供同士で 何か通じるものはあると 思うんですが、 
                               なんとか かんとか!
ちょっと 大人になりかけてしまうと かえって難しい!

もう かなり 昔の話に なっちゃいましたし、

今では 良い思い出になっているんですけど、
当時は 余裕がありませんでしたからね。   

言葉が なんだか 面白くて、笑っちゃうような 気も しながら

理解できないことが 申し訳なくて

かなり 辛かったのを 覚えています !  夏でも 冷や汗もんだ なや!


子供の頃に聞いて ずーっと覚えているのは、

《ゲッツ》 《ゲロゴッチョ》 《ジョッコ》 という 三つの言葉 だけ。

これが 《蛙》 《おたまじゃく》 《猫》 だなんて ……
                                 わかりますか !?
子供心には かなり強烈で、       どっから どうやって付いた言葉 だっぺ!!

口に出すのが楽しかったから、今だに覚えてるんですが、

もしかしたら これって

新潟でも 市内の人 とか には

通じなかったり するんじゃないのでしょうか !?!

そうなると、もう地方弁ではなく、 地域弁 かな~!?!

                  ほよぉ~! 

     ( ※ 緑字など、私が書いている 方言らしきもの は
                      正確な方言 では ありませんので 悪しからず! )



  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



上記で、 吉 幾三さん の 名前が 出ましたので、

今回は 彼の歌 で …

好きな歌の中から選ぶ となると …    何にしようかな!

季節も近いから 1998年9月発売 の 『冬鴎』 にしてみましょうか。
               (作詞 = 里村龍一さん。作曲 = 吉幾三さん)。

「旅の寒さを背中にしょって 船の時刻を聞く女」
「想い出は置いてゆけ 流れ着くこの先に 旅を終らす 夢は無い」
      「遠い汽笛に振り向く女よ 心の凍れは 解けたろか」     

     汽車を降りたら 冬の海。 
     連絡船の 時刻を聞く女は 想い出という 重い荷物を 背負っていた。
     港の さびれた酒場のストーブで 身体を暖めながら 過ごす一夜。
     辛くても 切なくても、背負った荷物は置いて行け。
     この先に 辛い旅を終わらせるような 夢は ないぞ !     

   彼女が遠い汽笛に振り向く時の思い。
    未練なのでしょうか! 
    淋しさがストーブで燃えて 心のしばれが解ければいいのに…。
    「旅を終らす夢は無い」 という言葉が 気になります。
    想い出を置いていかないと、この先も辛いぞ!
    同じように辛い思いを経験して北へ行こうとしている男性の
    自分に対しても言っている厳しい言葉!?
    そんな中に、女性を気づかう 優しさが 感じられるような 気がします。

           辛そうだな~!厳しい 北の海に住む、冬の鴎に 例えたんだね!
    
吉さんは、ご自分の曲のほとんどを 自ら作詞作曲しているという

シンガーソングライター なんですよね。

自分で作ったものを 自分で歌うのが 一番歌いやすいのでしょうが、

そういう方って 演歌歌手としては 数えるほどでしょう!? 

さらに 他への提供 などもあり、

『DREAM』 などは 新日本ハウスの CMソング として 作られたものが、

問い合わせが殺到したことで CD化されたことで有名ですし、

千昌夫さんの 『津軽平野』 も 吉さんの作詞作曲 であることは有名です。

「田舎者」 なんて 馬鹿にはできませんよ~!

      シンガーソングライターに 見えないよね!  



冬鴎
吉幾三,里村龍一,京建輔,池多孝春,カラオケ
徳間ジャパンコミュニケーションズ

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イラスト素材の一部は、下記を利用させていただいています。
   「GTA」 「SOHOママの食卓」 「顔文字を動かそう!」 


コメント (10)
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