「記念碑」は本当に記念なのか

　身も蓋もないテーマで申し訳ないのだが、怪しい場合も結構あるらしい。

　記念碑は誰が建ててもいいものらしいExicite bit

　引用すべき点を探したが、特に見あたらない。とにかく記念碑というものは誰が、いつ、どこに立ててもいい物らしい。もちろん”どこ”というのは施主（立てようとする人のこと）がどうこうできる土地に限る。

　・・・冷静に考えりゃそうだ。施主が自分の土地に看板や石碑を建ててはいけない理由はない。ちゃんと許可を取りさえすれば、自宅の庭に”夏目漱石記念碑”を立てたって文句は言われない。
　理由？別に「吾輩は猫であるというタイトルに感銘を受けたから」とかなんとかでっち上げればいい。

　つまり、記念碑を鵜呑みにすると馬鹿を見ることがあるかも知れないということだ。
　考えてみれば、「日本一」とか、「日本初」とか「～発祥の地」とか言う看板、記念碑は至る所で目にする。ダブっているものがあってもおかしくないし、多分なっているだろう。

　ブラフという可能性も捨てきれない。
　事実、日本　人口重心の地という記念碑は「岐阜県郡上市美並町」（旧郡上郡美並村）にあるが、騙されてはいけない。現在の日本人口重心の地は岐阜県武儀郡武儀町（来年２月７日に関市に編入合併予定）にある。もっともこれは、建てたときは重心だったが、人口の変化に伴い移動したというのが正しいのだが・・・。訂正文とか乗っていないのでブラフはブラフだ。

　行政が建てた記念碑さえこの有様では・・・一体何を信じればよいのだろうか。
　

黄色い悪魔 ～杉花粉地獄変～

　私、いや、今や日本人の５分の１くらいにとって死刑宣告のような記事が、相次いで発表されている。

　異常気象　植物の変東京新聞

猛暑の影響で、来春のスギ花粉の飛散量は今春の三十倍ともいわれ、ヒノキ花粉と合わせると過去最多という恐ろしい予測も。

　私たちが一体何をしたというのだ！これ以上症状がひどくなったら死ぬ、死んでしまう！
　記事では、すでに花粉は飛んでいるとのことだが、なるほど、今、この花のムズムは花粉のせいなのだな。・・・今、この時点でこんなだったら、今回の春は一体どんなことになるんだコンチクショウ！！

　さらに恐ろしいことに、来年の春はこれだけではすまないらしい。どうやら私たちだけの問題ではないようなのだ。

大量の花粉が長期間飛散することになる。これまで花粉症にならなかった人でも発症する可能性が高い

　一億人総花粉症化計画
　キャッチフレーズ：この苦しみを、あなたにも。

「来春、花粉症患者が激増して二、三千万人になったら、『国は何をやっているんだ』と革命が起きるよ。研究機関に頑張ってもらって、免疫ワクチンの完成を急がないと」

　洒落になってない・・・。この国は花粉症で滅びた最初の国になるかも知れない。

　ちなみにこんな話がある。
　日本中の杉を全部伐採した場合、かかる予算は４～５千億円らしい。
　おいおいおい、道路なんて造ってる場合じゃないじゃん。伐採だよ！根絶やしだよ！一番シンプルな解決法じゃん！
　金にもならない、生態系もはぐくめない、水をためておく機能も貧弱、世話もやってない、所詮人工林なのだから、ここは元の雑木林に戻してやるのがスジだろう！！

　次回の国会で真剣に議論されることを望みます。

　・・・なんて、花粉症で頭のネジがゆるんだ場合、本気でそういうことを言い出す人間がいないとは言い切れませんぞ。ま、割と本心からそう願ってますがね。
　政府は国策で植林をやったのだから、国策で花粉症対策に取り組むべきだ。私は患者の一人として、切にそう願っている。一刻も早くワクチンを。多分これは、みんなの願いだ。