Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

労基署は告発者を守れない

2006-06-24 23:58:36 | Thinkings
 企業の不正な労働要求から労働者を守ってくれるはずの労働基準監督署。
 しかし、その労基署が信用できなかったとしたら、一体何を頼りにすれば良いのでしょうか・・・

 労基署大ポカ、内部告発投書置き忘れ告発者バレる ZAKZAK

 三田労働基準監督署(東京都港区)が内部告発者からの投書を受けて同区内の卸売会社に調査に入った際、その投書を会社に置き忘れ、内部告発者がバレてしまうというお粗末なミスをしていたことが、24日までにわかった。

 「告発者は保護」・・・・内部告発に限らず、情報提供をされた報復を防ぐための、もっとも基本的な措置です。それが、あまりにもひどい凡ミスで反故にされてしまいました
。これでは、むしろ「奴らが嵌めた」とののしられても反論できないですよ。

 「会社にはばれないなら」と必死の思いでSOSを送った社員に対し、いかにもな仕打ち。彼の運命は、結局、会社の上層部の手の内に転がり込むことに。どういう結果になったかは知りませんが、経営者も人の子。心配ですね。

 とりあえず、事件は起きてしまいました。こんな事があっては「労基署は信用できない」と告発者が激減する可能性も十分にあります。
 労基署も、「一人の人生を扱っているのだ」という自覚を持って、今後の信用回復に努めてもらいたいものです。